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ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

両国本町商店街バナー2015

2015年03月13日 | 日記

3月13日(金)、徳島市の駅から南東方向に進んで、繁華街の秋田町に行く途中にある「両国本町商店街」のバナーの撮影をしました。両国橋は阿波踊りの中心会場の一つですが、その北側です。3年前から、この商店街のバナーを書道文化学科の学生たちに書かせていただいています。半年~1年ごとに違ったテーマで、16か所、32枚の布製のバナーに筆書きの文字や言葉を書いています。今回は、黄色の布に「おもっしょい阿波弁」と題して書きました。これはこのブログで既に報告済みですが、私のゼミ生6名がウッドアイビスで商店街の皆さんとの話し合いの中で決定しました。これは今、四国大学で取り組んでいる「地(知)の拠点」事業(COC事業)の一部でもあります。

その後、インターネットで100種類ぐらいの阿波弁を集め、それをゼミ授業の中で相談して31種類に絞りました。方言には、意外に人をけなすような言葉も多いものですが、商店街に飾るのにはふさわしくありません。また、あまり特殊な言葉は徳島の人でもわかりません。ある程度良い内容で、しかも使用頻度の高めの言葉を選定しました。ただ使用頻度は少な目ながら、ゼミ生がどうしても気に入っていて書きたい言葉も加えました。あとの1枚は6名の名前用です。書く分量が多かったので2回のゼミ授業を使って、布にアクリル絵の具で書きました。一人当たり5点ほど書いています。墨を使わないのは、雨に晒されますので落ちる怖れがあるためです。書風はあえて古典を意識せず、学生が普段書いている日常的な形の平仮名を使わせました。くだけた内容を表現するときは、あまり形が整いすぎていると雰囲気が合わないからです。

1月には既に完成して商店街に届けましたが、その後、商店街ではバナーに金具、柱につけるチェーンなどもつけて風対策を施し、今週の初めになって展示していただきました。街に行くと黄色のバナーが風に揺れて目立っていました。

いくつか拡大して紹介します。表と裏が有るので、裏向きのものは読みにくいかもしれません。

わっせてもたわ・・・忘れてしまったよ。  どないしょん・・・どうしているの?  

いんでくる・・・帰る。  どちらいか・・・どういたしまして。

かいらし子やなあ・・・可愛らしい子だなあ。  ほな、うちんくけえへん?・・・じゃあ、私の家に来ない?

しょんがつもしょんだろうか?・・・正月も営業しているんだろうか?   最後は、私が最も好きな阿波弁ですが、

ほれみーだ、ほなけんゆうたでえ・・・それみたことか、だから言ったじゃないか。

この他にもたくさんあります。意味が分からなかったら、近くのお店の方に質問してください。一つずつ声に出して読みながら商店街を一周すると、全部で15分間くらいです。けっこう楽しいと思いますので、明日の「まちなか寄席」の前にでも一度どうぞ。

 


両国本町商店街 まちなか寄席 3.14

2015年03月13日 | 日記

3月13日(金)、昼に徳島市両国本町商店街にあるウッドアイビスというプチレストランに看板を届けました。表題の「まちなか寄席」が明日実施されるためです。会場は、ウッドアイビスの2件南にある「味の城」という居酒屋さんです。詳しくは下のサイト(facebook)をご覧ください。様々な落語家や芸人さんが登場します。

https://www.facebook.com/pages/%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%81%AA%E3%81%8B%E5%AF%84%E5%B8%AD-in-%E4%B8%A1%E5%9B%BD%E6%9C%AC%E7%94%BA%E5%95%86%E5%BA%97%E8%A1%97/420224431465738

この看板を書いたのは、3年生の神農藍里(かんの あいり)さんです。彼女は、今、卒業研究の素材として、この商店街で様々な書道作品制作に取り組んでいます。これも、その一つとして商店街から依頼されたものです。商店街からは厚手のベニヤ板を縦半分に切ったものを渡されましたが、まずは同じ大きさの紙に何度も練習し、次の段階で、薄いベニヤ板に2回練習、最後に清書として本板に仕上げました。なかなか良いバランスで完成しています。

明日の午後、13:30入場、14:00開演です。私も参加予定です。その入口にこの看板が展示されていると思いますので、参加予定の方はご覧下さい。