詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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小沢秘書逮捕事件と「大逆事件」との類似性 

2009年09月21日 | 歴史
これは全くの僕の推理・妄想だけどー
「小沢氏や亀井氏や田中元長野県知事等を殺してはいけない!」というメッセージが中国からアメリカに伝えられたのではと思う。今や最大の米国債を持つ中国が、アメリカの最大の圧力団体だからだ。
それ以外に、何故この国の政官財とその召使の大マスコミが小沢氏の息を止めなかったという疑問に答えることが不可能だ。いくらでも抹殺するチャンスがあったのに・・

相も変わらず、この国の大マスゴミは反小沢政治家・評論家しか登場させない。このような権力の犬どもが、誰を最大の敵と思ってるかは明らかだ。それは小沢氏だ。共産党でさえ、彼らは全然恐れていない。共産党が検察批判をしただろうか?そんな自殺行為をやったのは小沢一郎氏だけだ。

財務族官僚上がり財務族藤井とか、創価学会妻の言いなりの前原とか、組合のダラ幹上がりの茶坊主官房長官平野とか仙石などという政治屋どもの顔など見ることは不愉快でしかなく、もはや耐えがたいだけだ。もはやこの国で初めての平和的な革命が始まってしまったのだから・・

「大逆事件」という近代裁判史上最悪の判決この事件が何故重要かといえば、この冤罪事件を境に、影響力を持っていたマスコミ・知識人の国家権力への迎合や沈黙が大勢を占めるようになった点ではないかと思う。

つい最近の小沢氏秘書逮捕事件、これが戦後民主主義を守る最後の砦であり、小沢氏の死を賭した検察批判と国民の支持でなんとかそれを回避できたと思う。将来の日本人の誰もが、小沢氏を恩人・・また再び戦前のような法務官僚・警察による言論弾圧独裁国家(戦前は軍部が最終勝者に)になるのを防いだ最大の恩人として感謝することだろう。でもまだまだ楽観はできないけど・・

植草教授・鈴木宗男氏等は国策冤罪事件で刑務所へとだったし、より殺しやすかった民主党議員やマスコミ人やりそな銀行やライブドア幹部や元社会保険庁長官や元農水相等は暗殺・・という膨大な死体の山、現在も刻々と死体累々だからだ。

だから、検察に尾っぽを振って、小沢氏批判を繰り広げた前原派等の民主党議員を到底許しがたいのだ。大マスコミは、「国鉄民営化」で汐留跡地のおこぼれを貰って以来完全に毒が全身に回ってしまって救いようがないが・・

「大逆事件」でも、わずかな例外はといえば、死期間近な石川啄木や反語的な詩を残した佐藤春夫や与謝野鉄幹くらいのものだった。
この後すぐの関東大震災後、日本史上最大の汚点ー約1万人もの植民地になってすぐの朝鮮半島の人々や大杉栄一家や労働運動家たちや検問で日本語が十分でなかったドモリや訛のきつい沖縄人等の虐殺の出発点は、このでっち上げの「大逆事件」にあるのではと思われる。

  友も、妻も、悲しと思ふらし
  病みても猶
  革命のこと口に絶たねば (石川啄木)

  やや遠きものに思ひし
  テロリストの悲しき心も
  近づく日あり       

明治憲法下刑法73条、天皇・皇太子等に危害を加えんとする者への罪は死刑(あるいは無罪)しかなかった。
「大逆事件」というと明治44年1月18日に24人の被告に死刑判決の下った幸徳秋水の大逆事件が有名だが・・その他にもー難波大助の虎ノ門事件、朝鮮人朴烈と金子文子が関東大震災の後予備拘束されての朴烈事件、同じく朝鮮人の李奉昌が閲兵式後の昭和天皇に爆弾を投げつけた桜田門事件がある。

幸徳秋水の「大逆事件」の真相とはー
幸徳秋水の経営する平民社の前に警察の小屋が建てられ、24時間刑事が張り付いて出入りする者の身体検査をしたり、秋水の書く新聞記事・出版物が即差し止め・没収等の迫害に憤慨した幸徳秋水の周りにいた菅野すが・宮下太吉・古川力作・新村忠雄の四人が、天皇の馬車に爆弾を投げつけようと話し合っただけの・・当時珍しくなかった大言壮語に等しいものだった。
逮捕後約半年後の明治43年12月10日から始まった公判は全て傍聴禁止、一人の証人も認められない上に、わずか一ヶ月後には被告24人の死刑判決という類い稀な暗黒裁判だった。

◆この手紙を書いた翌日、菅野すがは紫の三紋付きの羽織を着、縊られた時に髪が解けないように紐を結んでただ一人絞首台に上った(他の男たちは前日同じ絞首台で約30分毎に絞首刑)。「われ主義のために死す、万歳」と叫んだ。午前八時二十八分絶命、二十九歳だった。
「明治44年1月18日の菅野すがの手記」
 ーああ、気の毒な友よ。同志よ。
 彼等の大半は私共五、六人の為に、この不幸な巻き添えにせられたのである。
 私どもと交際して居ったが為に、この驚くべき犠牲に供せられたのである。
 無政府主義者であった為に死の淵に投げこまれたのである。
 ああ、気の毒な友よ。同志よ。
 ああ、神聖な裁判よ。公平な裁判よ。日本政府よ。東洋の文明国よ。
 行え、従ままの暴虐を。
 為せ、無法なる残虐を。


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