詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

心臓が悪い人は読まないで欲しい!

2010年09月17日 | 
ぼくのパソコンはもう十年以上使っているので、月に一回は壊れてしまって、その度にリカバリー。数万分の一の情報しか残ってしないので・・このアメンバーブログやOCNカフェやgooブログにはほんとに感謝してる。

今生きてる作家で好きなのはヤンソギル(「H」はほんとに怖かったホラーで、朴大統領暗殺犯の物語も・・)。そして詩人では、半分以上の島民が米軍や右翼暴力団に虐殺されたサイシュウ島から日本へと密航してきた彼の師匠だった金時鐘。


  夏 ー金時鐘ー

声を立てず
立てるべき声を
底ぴからせている季節。

思うほどに眼がくらみ
しずかに瞑るしかない
奥底の季節。

誰であるかは口にもせず
ひそと胸にかい抱く
追慕の季節。

願うよりは願いを秘め
待って乾いた
旱の季節。

うすれて記憶が透かされているとき
汗みどろにむれてくる
戦火の季節。

夏は季節の皮切りだ。
いかな色合いも晒してしまう
はじけて白いハレーションの季節だ。

  注:愛する女性一家が銃殺される時、それをただ見ているしかなかったのだという・・

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