伊坂幸太郎『終末のフール』(世界が十年後終了)は、彼の作品の中ではあまり面白いとはいえないけど・・十数年間痴呆症で寝たきりだった母を連想してしまう
いつも仕事から帰ってきてから母の介護をしながら、”神さまーぼくの寿命を削って母を長生きさせて下さい”・・と祈るのは僕の日課だった。無神論者であまりにもいいかげんだったけど、母が大好きだった。
母と仲良くなり、母を尊敬し、大好きになったのは、母が脳梗塞で倒れてからだった。
それまではあまりにも、菩薩のような母だったので敬遠していた(祖母の薬代のために数十年間働いて仕送りしてたり)が、、ユーモアと寛容さと好奇心で輝いてた母の顔を夢でみるたびに、今でもとても嬉しい
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