詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

  2006年 NO・9    古い女湯の記憶

2014年10月28日 | 

古い記憶ほど
嫌な思い出をこそぎ取ってくれるはずだというのに

古い記憶の中にも微妙なのがある
ぼくの場合は
祖母に連れられていった女湯の情景が今でも心に痛い

それ以降どれほど多く
女湯の夢をみたことだろうか
豊満な乳房と黒々とした陰毛の美女たちを

ぼくの恍惚とした顔に
露骨に嫌な顔をした祖母をみてから
ぼくは古い記憶のすべての放棄を決意した

今でもときどき
女湯の夢をみることはあるのが
昔のような疼くような痛みはない


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