詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

日本変革論(3)ーまず北海道で試してみるべきだ

2009年08月17日 | 政治
その前に僕が最も素晴らしいマニフェストだなと思うのは、国民新党の①郵政民営化見直し ②公共事業200兆円 ③増税ではなくむしろ減税を(食料分消費税等)だった。

とりわけ②は急務だと思う。他の野党にはない論だけれど、失業対策的な地方独自の公共事業は景気・雇用のために緊急だと思う。ポンと各地方自治体に一兆円をずつを渡すべきだと思う。「政府発行紙幣」で。さらに、下記のような事を中央でやるべきだと思う。
以前の日記で書いたように、日本が世界の3位から先進国中で最悪の19位へと一人当たりGDPが転落したのは、約150兆円とも言われる需供のアンバランス、物が有り余っているのに、貧困と格差増大のために購買力を奪われてしまったせいだ。

購買力を増大させ、景気・雇用を回復する方法は四つある。
一つ目は賃金の増大。このためには最低賃金を1000円へと引き上げ、労働者派遣法を廃止するしかない。
二つ目は税的負担増を元に戻して、実際に使えるお金を増やすしかない。小泉竹中弱肉強食新自由主義での税的負担増をすべて廃止しなければならない。
三つ目は、失業対策事業等で地方にもっとお金が回るようにしなければならない。お金は市場を回る回数が多いほど景気・雇用を良くするからだ。大金持ち・大企業・利権まみれ政官財に隠匿された膨大なお金はより一層の不景気をもたらすからだ。
四つ目の究極の策は、低額給付金の十倍以上の究極のバラマキだ。

北海道で試験的に以下を試みてどうだろうか!?
(1)国が各市区町村のすべてに以下の建物と現在よりも倍の数の高速道路出入り口を作って地方に払い下げる。
(2)建物はー
①「ピリカ銀行」(北海道地域通貨「ピリカ」(アイヌ語で”美しい”)。
ここで北海道地域通貨発行(すべての道民に10万ピリカ記帳通帳を発行する)。
この地域通貨「ピリカ」は一年毎に貨幣価値を一割ずつ減少して、10年後には貨幣価値ゼロにする。このボランティア時間一時間についてバングラディッシュの「テルミンばんク」のように、一ボランティア時間に1000円の融資を可能にする。

その代わりに通帳のピリカには、減額するたび毎に、一万円につき10「ボランティア時間」が加算されるようにする。(ボランティア活動をしたら最低賃金時給千円とともに、将来誰かに奉仕してもらえるボランティア時間が利子欄につくようにする)をつけてはどうかと思う。
地域通貨ピリカを所持している人には、一割減額の代わりに、宝くじを渡してはどうかなと思う。減額される分の半分を使って、100万がバンバン当選するようにすればいい。

このようにすれば、例えば将来僕が、事故・病気・災害等で通院等に車を使いたい場合、ここの「ピリカ銀行」へ連絡して、そこに登録しているボランティアの誰かのお世話になり、そのボランティアには時給千円とその人の通帳にはボランティア時間が加算されることになる。
そうすれば、現在乱立してその機能を十分に発揮していないNPO・NGOにもとても利益があると思う。あまりにも行政頼みで、貧弱するぎる経済的基盤と社会貢献意識ある人々の参加が少なすぎるので・・

②技能向上と起業支援と地方新産物開拓のための「職業訓練施設」ー数十のメニューから選べるようにする。例えばITや、小樽・夕張では映画制作、富良野では演劇等・・
そこでの優秀人材は、以前書いたような道産子に資格限定した「道立公営大学群」に優先入学できるようにする。
勿論貧困家庭からも進学可能にするために、十分な寮と奨学金付きで。
道教育大の一校以外は、札幌IT系校、函館外語系校、岩見沢芸術系校、釧路環境バイオ系校、旭川社会人文系校、苫小牧先端産業起業&本校的大学院系校、西日高アイヌ先住民系校等と改編し、これに隣接したアジアで唯一の国際機関の「国連大学未来分校」を誘致する。

③さらにここに隣接させて、環境保護のために「環境保護&災害救助隊」(列島国には必要がない陸上自衛隊の半分6万人とその予算で)を作ってはどうかなと思う。
普段は自然復興活動や内外の災害救助活動、缶やペットボトルを持ってきた子供・老人たちに、一つに付き一ピリカを通帳記入してはどうか・・一回に付き一時間ボランティア時間もまた利子欄に。
「物々交換所」へなんでも持ってきてもらって、展示する機能も持たせたい。その品物に例えば、「ラジオか本10冊と交換したい」とか記入して、相手の電話番号を知らせるとかして・・

自公の大嘘、「3~5才の教育無料化」のカラクリ

2009年08月17日 | 政治
このままでは日本の子供たちすべての生命が危ないと思うので、一部をアップしたい。散々学校給食で、農薬まみれの食べ物でこの国の子供達を実験材料にしたこの国の政官財が,更に子供達を食い物にするのというのか・・
その記事の一部をアップしたい。
詳しくはここをーhttp://sensouhantai.blog25.fc2.com/

《保育園をガタガタにするようなことが、すでに閣議決定されていたことを、どれだけの人が知っているだろうか。
マスコミもほとんど報じないし、保育関係の団体ですら、あまり知らないのではないか。  -中略-

ところが、問題はその1ヶ月後だ。
まだ、たった一回目の答申が出ただけなのに、3月30日には、閣議決定されてしまったのである。「規制改革推進のための3カ年計画」
しかも、その内容たるや、むちゃくちゃな審議会の答申ですら、ものすごくマトモに見えるくらい非道い。  -中略-

ここでは、目が点になったものを、いくつか。文章は、読みやすいように書き換えてるので、厳密に知りたい人は、それぞれのHPを当たられたい。

◆<審議会答申>昼間の常勤の人だけが だけが保育園を必要としているワケじゃない。早朝、深夜、休日、短時間パート、失業中、祖父祖母同居などなど。
≪閣議決定≫専業主婦(夫)世帯でも保育園を利用可能にする

→なんで?いろんな働き方をしている人に対応できる施設がほとんどないので、対応しましょう。という答申にたいして、出てきた閣議決定が、親が働いていなくても保育園に入れるようにする というもの。
逆でしょ、ぎゃく。優先順位が。
タダでさえ保育園が足りなくて、働かなくては立ちゆかない人があふれているのに、決定したのは「専業主婦世帯でも保育園を利用可能にする」 って どういう脳みそからこういう結論がでてくるんだ??!!

◆<審議会答申>市町村が入園を決定するので、保護者と保育園の関係が深くならない。市町村は保育の「必要性」と「量」だけを決めて、保護者は園に直接申し込んで契約する。保育料は市町村が利用量ではなく「必要量」に応じて決定する。
≪閣議決定≫直接契約にする
保育料は「利用量」に応じたかたちに見直す

→「直接契約」の何が大変かというと、一つは、申込みがとっても面倒になる。今までは市役所に申し込むだけだったのが、市役所に申し込んで、市から認定書のようなものをもらって、それを持って自分で保育園に行って、もう一度申込みをする。もし入れなかったら、また他の保育園に走っていって申込みをする。それでもダメだったらまた他の保育園に・・・・

それでも、答申ではかろうじて「利用量」ではなく「必要量」に応じて料金設定しなさい、と言っていた。タイムカードを押して1時間いくら、というのはさすがにマズイということ。
ところが、これまた閣議決定では、「『利用量』に応じて決めろ!」ということになっている。子どもがドロンコ遊びに熱中して、ちょっと時間オーバーしたら延長料金がかかる。キャバクラじゃあるまいし・・・

◆<審議会答申>保育料の補助金には「決まり」があるせいで、新規開業がしにくい。NPOや株式会社には施設整備の補助が出ない。
≪閣議決定≫園に補助するのではなく、利用者に補助を出す。園にとっては補助金ではないので、使い道に制約がない。株式会社などの民間業者が参入しやすいようにハードルを下げる

→直接契約になり、補助金は利用者に渡されるようになると、全額を利用者が園に払うことになる。一度利用者のサイフを経由しているので、もう公的資金ではない。
だから、園は、そのお金をどう使おうが自由なのである。
しかも、そこに営利企業を積極的に算入させるという。営利企業が全部悪いわけではないが、子どもの保育に営利企業の論理がマッチするのか?
酪農のように赤ちゃんにミルクを飲ますのをオートメーションにしたり、セコムみたいに子どもの安全管理をテレビカメラでやるなんていうことが、あっていいのか。
保育は不採算でいい。あたりまえだ。赤字でいい。赤字分は社会的な負担である。そのために税金を払っているんだ。

◆<審議会答申>現在きめられている最低基準は低すぎる。限られた空間では主体的な活動がしにくい。子ども同士の関わりも少なくなる。今の保育士の配置数は国際的にも充分ではない。保育士の資格がない人に保育を担当させるのは子どもの発達に悪影響の可能性ある。
≪閣議決定≫東京認証園では 1人当たり3.3㎡→2.5㎡ 資格者→6割でも問題ない。認定こども園では3歳以上は保育士をめざす幼稚園教諭でOK。定員超過 現行25% →超過率の設定見直し さらなる「弾力」化

→めずらしく、答申では良いことを言っている。現行の最低基準を、もっと引き上げろ と言っているのだ。基準というのは、おおざっぱに言うと、子ども1人当たりの部屋の広さと、保育士の人数だ。
今の日本の基準は、昭和22年に決められた児童福祉法に基づいている。戦後すぐの時代だ。当時の住宅事情や、戦死による母子家庭の多さを考えたら、そのままの基準で今日まで来ているというのは、ちょっとビックリだ。
だから、審議会では、さすがにもうちょっと基準を上げなさいよ、と言ったのである。

ところが、ところが!!
閣議決定では、面積で25%、資格者の数で4割も減らそうか という話になっている。その根拠は、極悪=石原都知事がつくった「認証保育園」という名前の無認可保育園である。低レベルな「認証」保育園でも何とかなっているのだから、その程度で良いじゃない、というわけだ。

実際は、何とかなっていない。
「保育園児に36円の食事をさせる石原都知事」ー
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-522.html
「待機児童ゼロ作戦」の正体」-
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-513.html

それにしても、これほどまでに、答申と正反対のことを閣議決定するなんて・・・
その挙げ句、シラッとして「不安なく子育てできる環境を充実させます」なんて選挙公約を書くのだから、やっぱり自民党と公明党は、大嘘つきで子どもの敵だ。》

◆自公と民主党との違いがわかりやすかったのはー
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/
◆植草一秀氏を守るBBSはー
http://www2.realint.com/cgi-bin/sbbs.cgi?uekusa
◆植草事件の真相掲示板はー
http://9123.teacup.com/uekusajiken/bbs