ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 2-VIII:Kirith Ungol (5)

2006-07-27 20:59:19 | Tolkien・HoME
続きです。
<下書き>
フロドがつらぬき丸で道を切り開き,サムが光を掲げ,ゴラムを押しながら,その後に従います。ゴラムは体をくねらせて何とか逃げようとしていました。ようやく蜘蛛の巣のトンネルが終ると,更なる長い階段が待っていました。階段は終わりがないように見えます。。Up, up, up ...ようやく階段の頂上に着いた時,ゴラムへの疑いも頂上へ。彼はサムからすり抜け,フロドを突き飛ばして,聞いた事のない口笛のような声を上げながら走り去りました。サムは「戻って来い!恥知らず!」と言って後を追いますが,ゴラムは消えてしまいました。
</下書き>

そして右側。絵付きのページです。(カレンダーのやつです)

<下書き>
「そういう事かい! 思った通りだべ!やつの思うつぼだ。やれやれ,早く逃げましょう。裏切り物の虫けらめ。最後の口笛は,トンネルを抜けた喜びではねえです。何か悪い事を企んでの口笛です。すぐ何か起きますだ。」

「そのようだね。しかし我々は彼と一緒でなければここまで来られなかったよ。ゴラムの悪さもこの仕事を達成する為に必要な部分なんだよ。」

「ここまで,ここまで。。ここってどこですか?」
「エフェル・ドゥアスの尾根だと思う。見て! 道は開けているよ。まだ登りだが,急ではない。空は不吉で山の凸凹が浮かび上がっている。(これが絵の事か)」彼らの右側の崖が落ち込み,道はその先に伸びています。フロドにはモルグル谷の暗い谷間に何も見る事はできませんでした。左側のギザギザの山稜は塔のようにそそり立っています。暗い割れ目がたくさん見えていました。その先には塔があり,窓から赤い光が漏れていました。

「この景色は嫌いだべ。上の道も見張られているに違いねえ。やつはそれについては言わなかったではねえですか? やつは彼ら,オークとか,と呼びに言ったのでしょうか?」

「そうは思わないよ。彼は何かよくない事を考えているのだろうが,オークを捜しに言ったとは思えない。それが何であろうと冥王の遣いではない。」「そうは思わねえだ」「いや,そうだ。彼の狙いは指輪だよ。それがスメアゴルの論理だ。しかし,どうするつもりなのか,わからない。」しかしすぐに彼はそれを知る事に。。

フロドは前に進みます。彼は全ての力を使い果たしていました。彼は一度名前のない国の入口に立てば,何かが起きると感じていました。サムが従います。彼は周り中に悪意を感じていました。彼は何か罠に入ったとわかっていました。でも,何? 彼は剣を抜きます。今度は準備ができていました。彼は少し立ち止まって,左手で荷物を拾いました
</下書き>

さて次は,別の場所から出てきた続きの下書きです。

<下書き>
‥それはいい感触でした。立ち上がった時,左の割れ目から見た事もないような恐ろしい物が出てきました。‥それは想像を超えていました。蜘蛛のような形をした物,しかし巨大な獣のような物で,大変恐ろしい目を持っていました。それは小さな頭に群れのようにたくさんかたまり,それぞれが悪意に満ちた光を放っています。曲がった足からは鋼鉄のような毛が突き出て,それぞれの先には爪がついていました。首の後ろの膨れた胴体には中が白い斑点が付いています。お腹は目のようにかすかに光っています。動きは敏捷です。サムはこいつは主人を捕まえに来たと見て取り,すぐ叫びましたが,その声が終らないうちに,後ろからベトベトした手にふさがれてしまいます。
</下書き>

ぎぇ,世の中にこれ以上キモチワルイ物はないというような書き方ですねっ。


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