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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME9 I:The Story of Frodo and Sam in Mordor (2)

2007-02-08 23:44:07 | Tolkien・HoME
クリストファーさんによると,HoME7巻のThe Treason of Isengardの出版後に,「The Story Forseen From Lorien」に関連した下書きのアウトライン(I)~(V)が見つかった,という事で,この章では,それを読んでいく事にします。ひょっとしてそれって,正式な下書き?(笑)より,よっぽど面白いかもしれませんね。

ただ,例によって(笑),(I)~(V)は話の順に進んでいるものではないので,物事を1つ1つ順番に進めないと気がすまないタチの方は,ご注意下さい!

<Outline>
(I)
サムは転んで足を痛め(ゴラムにつまづいた)フロドは1人で行かざるを得ない事に。(ゴラムはフロドが行ってしまうとサムに飛びかかる)

(‥ここからしばらく,前回の最後の<Outline>とほとんど一緒ですので,その部分は割愛します。)

‥その鳥は,ナズグルだった! 彼は部屋の入口でかがみ込む。何かが山道を登ってくる足音が聞こえる。

同時に,フロドは突然,「目」の力と指輪の魔力を感じる。部屋に入って指輪を棄てるのが嫌になってくる。彼はよからぬ「説得」を耳にし,あるいは感じる。長生き,平和,名誉,富,褒美,支配力,偉大な力の共有。。。。もし留まり,指輪の幽鬼と一緒にバラド=ドゥアへ行くならば。でもそれは彼を恐怖に陥れる。彼は動かず,抵抗と誘惑の狭間で苦しむ。それはとても長い時間に感じる。すると突然,今度は外からでなく,内から,指輪を自分の物にしてしまえという誘いが。。フロドはホビットの王となり,ホビットが世界を治めるのだ。(もちろん友達はコケにしない) 素晴らしい詩と歌を作るのだ。全ての世界は花で満ち,彼の祝宴に運ばれるのだ。彼は指輪をはめる! しかしナズグルが叫び,目は光線のように突き刺さり,彼は指輪を取って倒れてしまう。

またナズグルが近くに飛んでくる。仕方なく彼は部屋へ入る。煮えたぎる滅びの罅裂を確認し,なすすべもなくひざまづく。
その時ゴラムが来る。フロドと指輪を掴む。彼らは戦い,崖っぷちまで追い詰められる。ゴラムはフロドの指を折り,指輪を取る。フロドは卒倒してしまう。サムが這い上がってきて,踊っているゴラムを突き落とす。

モルドールの終焉。
(続く)
</Outline>

花で満たされる王国,のビジョンは正式版ではサムに譲りましたが,ひょっとしてフロドも実はこんな事を考えていたのかな?と思うと,ちょっと楽しいですね。1人ごとに異なるビジョンがあるなら,ボロミアとファラミアはそれぞれ何を見たのか,知りたいなあ。


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