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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 3-II:Book Five Begun and Abandoned (2)

2006-08-22 23:40:30 | Tolkien・HoME
今日は,次に読むべく,HoME9巻を発掘しました。(笑)大汗です。(爆)
さて,8巻続き行きましょう。

次に続くのは,1944年の夏頃に書かれた下書きです。何故その時期とわかるかと言えば,当時南アフリカに飛行訓練に行っていたクリストファーさんへ手紙を出す為に使っていたのと同じタイプライターを使っていたからとの事。この頃には,もう7つの烽火の地名も正式版と同じになったのだそうです。この下書きでピピンがフロドを想っている様子は以下のように描かれます。

<下書き>
彼は今フロドは今どこか,もうモルドールなのかと考えていました。フロドが同じ月の下の白い雪を見ているとは殆ど考えていませんでした。でも大河の霧が濃く,彼(フロド)からは烽火は見えませんでした。
</下書き>

そこに続く,ミナス・ティリスの記述は,殆ど出来上がりの状態だったそうです。

ところが,ここでクリストファーさんは,お父さんの残した「パズル」に悩む事になります。お父さんは一旦1942年に,アノリアンの烽火からゴンドールへの到着で話を止めておりますが,今のこの下書きがまさにそれのようなのです。しかし,これは先ほどの2つの下書きから発展したもののようでもある,と。でも,最初の下書きには,ファラミアについて書いてあるので,1944年の物。そして最後の下書きも,使われたタイプライターから,1944年に書かれたとしか思えません。そこで,‥1942年に書かれたものは,実はなくなったんだな,と,クリストファーさん。

ところが,それは間違いだった事がわかりました。実は,お父さんがROTKを描き始めたのは1942年ではなく,1944年だったのです。(なんだ~) 長い間筆が止まったというのは,1942年~1944年だと思われていたのですが,1944年~1946年の間違いだった,との事。(クリストファーさんの勘違い!)

(ii) The Muster of Rohan
‥という事で気を取り直して,次,行きましょう。(ブツブツ)
アイゼンガルドから長い事かかってようやく霧の中の馬鍬谷に到着したセオデン,アラゴルンの一行です。
<下書き>
夕暮れ時,彼らは川にかかる古い橋にやってきます。そこで角笛を鳴らすと,上から嬉しそうな角笛が。彼らは曲がりくねった道を上がって行きます。山は木で覆われ,滝が落ちています。岩の後ろにはたくさんの洞穴。言い伝えによれば,ここはゴンドールに船が来る前,暗闇の時代の忘れ去れた人々の住処だったとか。彼らはどうなったのか? 褐色人の国あるいはLenenninの人達と交わったか。ここにEolingasは強固な砦を建築しました。しかし彼らは山の民ではなかったので,北側にエドラスを建設しました。しかしここは避難場所として取っておきました。ここにはRohirの末裔と思われる人達が住んでいましたが,色黒で灰色の目をしていましたので,忘れられた人達と交わったのかもしれません。

(ここからメモ風に)
‥トランペットが鳴り,セオデンを歓迎する。エオウィンがセオデンとアラゴルンを迎える。ガンダルフからのメッセージにより,彼女は軍を整えていた。

ここはエオルの家ではないが,勝利を祝い,ハマと倒れた者達に別れのビール(ale)を。

(続く)
</下書き>


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