ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 3-II:Book Five Begun and Abandoned (9)

2006-09-01 21:35:42 | Tolkien・HoME
<下書き>
セオデン「角笛城と馬鍬砦は守らなくてはならない。私はエルケンブランドと彼の部下を角笛城に残し,エドラスの守りも固めるつもりだ。しかしここにいるのは自分の居住地を喜んで後にして避難してきた者たちだ。私は馬に乗らない部隊をここに残して行こう。食べ物がある限りは敵に取られまい。」

するとアラゴルン「翼のないヤツらにはね。」(ここは(笑)を入れるべきか?)

彼らは門を通り,背の高い中央の岩の所で馬を降り,王に付いて馬鍬砦に入っていきます。
</下書き>

以前の下書きから,馬鍬砦の広間の様子がちょっと書き換えられました。奥のプラットフォームは7段の低い石段の上という事になり,何もない場合は「2000人」集まれるという事に変更。(何か細かい変更だな(笑))

そういえば,トールキンさんは「7」という数字がお好きだったんですね。ミナス・ティリスの記述にも盛んに出てきますし。

このシーン最後の下書きは,例の,南アフリカで軍事訓練中の当時18才のクリストファーさんを心配して文通しまくってファラミア登場シーンなどを思い付いたりした1944年当時の(長!(笑)),タイプライターで書かれた物だそうです。

そういえば,余談ですが,TTT後半も当時の社会情勢(第2次大戦)の影響を大きく受けていますが,この辺りも,大きな戦争を控え,広まる不安感,それ以上に,恐れを打ち消すかのように準備をする人々の様子,誰か強力なリーダーに頼りたい気持ち,などが,現実感たっぷりに描かれています。(汗)

で,そのタイプライターで書かれた下書きですが,今までの下書きとの大きな違いが少し,なので,詳細は省略しますが,セオデン達が馬鍬谷に着いた時に見た灯りが消え,Pukel-manが置いてある山道を登ってくるまで,道はずっと暗かったとなっています。

‥という事で,「(ii) The Muster of Rohan」はここでおしまい。来週はいよいよお楽しみ?(笑)の,ROTKの初期の計画,「(iii) Sketches for Book Five」に行きたいと思います。


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