ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME6-Ⅰ:A Long-Expected Party (2)

2004-11-11 23:14:34 | Tolkien・HoME
第1稿続き
ちなみに最初の草稿は,1937年12月19日にCharles Furthという人に宛てた手紙の中で,(3日前に)ホビットの話の続きを書いたよ,と言っているのがその話なのだそうです。ホントに,ホビットの冒険を出版して直後の事だったのですね。

第2稿
さて,今日は2番目の草稿
草稿集に直接には書かれていませんが,クリストファーさんによると,当時お父さんは,ビルボの両親は,彼が40才の時にボートの事故で亡くなった事にしていた(で,みなしごになった)のだそうです。おっと,もしかして,それってホビットの冒険の時の前提だったのでしょうか? (ん~,確かに,人間より長生きのホビット族にしては,50才で両親共いないようだったので,どうしたのかな,と思っていた所)
(しかしその後,いつの間にか,ボートの事故で亡くなったのはフロドの両親になったんですが。。。)

で,さすが2番目の草稿。1回目とは,文章の丁寧さが全然違います。全然読み易いです。やっぱトールキンさんはプロの小説家だったのね,とわかって安心しました???

そしてこの草稿には,ガンダルフが登場します。でも何故か,このバージョンでは小さな老人,と,書かれているんですね。彼は早くも,1人でとんがり帽子に灰色の服を着て,荷馬車に乗ってやってきます。ドラゴンの花火も登場しますよ。

面白いな~と思ったのは,お誕生日会にDale(谷間の国)からの贈り物を運んできたのは,亜麻色の髪(tow-haired)の乙女,ではなく(^^;),男達。ローハンと縁戚関係にあると言われているDale人,それを裏付けるように,金髪の人達だったのですね!

Dale製のクラッカーは,1回目の時は,
Most of them were labelled "made in Dale".
だったのですが,2回目は
Most of them bore the mark Dale on them somewhere or orher, inside or out.
となっています。このこだわり,なんとなくわかります。でも,全体が読みやすくなった事も確かですが,その分,描写が細かく長くなってしまいました。(汗)

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
待ちに待ったHoME日記 (すなみ)
2004-11-12 19:31:51
えるさん こんにちは

待ちに待ったHoME日記開催ですね。

えるさんの読解とても楽しく、勉強になるので更新がさらに楽しみです。

ウチの本棚に鎮座ましましている彼らには悪いですが......

返信する
Unknown (える)
2004-11-12 23:46:29
うわ~,すなみさんにそのように言われると,光栄すぎます。;



脚注が多いし,字は細かいし,結局正式版に戻らないといけない事もあるし,で,結構大変。時間もかかりそうですけど。。。



長い目で見てやってくださいね~。



困るのは,訳本がないので,1度間違えたらどこまでも暴走しそうな事ですが‥/hiyo_cry2/}

返信する
遅ればせながら私も・・・ (ぐら)
2004-11-13 20:54:07
おひさしぶりです! 私も「おお、ついにHoME日記が!」と喜んでます!

最初からいきなり「ビルボ結婚宣言」なんてすごい話があったんですね~(笑)今後も楽しみにしてます!
返信する
ビルボ結婚もすごいですが(笑) (える)
2004-11-14 13:53:33
ぐらさんお久しぶりです。

すごい話と言えば,キャラクタの名前なども正式版と違って,最初はミョーな名前がついていた人とかもいますので,楽しめますよ~。おいおい紹介していきますね♪

返信する

コメントを投稿