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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 2-VIII:Kirith Ungol (4)

2006-07-27 01:10:43 | Tolkien・HoME
<下書き>
そこから何かおかしな臭いが‥,腐った臭いでなく,何かホビットが認識できない臭いでした。そこは完全に光のない世界でした。サムはゴラムにつまずきます。「何だ?我々を死の淵に連れてきたな!?」「死の淵,それはいいな。。すぐわかるよ。」「何考えてるだ!?この悪党めが!」ゴラム,答えず。

サムはゴラムを押しやって先へ行こうとしますが,何か見えない柔らかい物が行く手を遮っています。「何かがいる,何しやがったんだ? あの悪党め,何故黙ってるだ!」

「知らないからだよ。考えてるんだ。わしらはこうなるとは知らなかったよ。もちろん。わしらは外に出たい,もちろんだ,そうだ。」

「下がって!」とフロド。そして彼は懐からガラドリエルの玻璃瓶を取り出します。少しの間,それは霧の中を照らす星のように光り,恐れが去り,まるでエアレンディル自身がシルマリルを付けて来たかのように銀色に輝きました。ゴラムはそれを見て恐れて縮こまってしまいました。

フロドはつらぬき丸を抜きました。星の瓶は輝きを増しましたが,剣の先は不吉な青い光を発しました。。
</下書き>

次は,他のキリス・ウンゴルの下書きとは違う所に保管されていた物を紹介します。次の下書きは,裏にキリス・ウンゴルへの登りの絵付きの文章,表は文章のみが書かれてあるものだそうで,HoME8巻の1ページ目にその絵が載っているそうです,が,‥(^^;)(^^;)(^^;) ペーパーバックだとかなり汚くて(汗)ほとんど見えませんねえ。。でも,え~と,去年のトールキンカレンダーの10月がその絵ですよ。お持ちの方は要チェックです。

まず,表(絵のない方)から。
<下書き>
彼らの前は光を通さない灰色の空間です。トンネルの床から床,壁から壁は,蜘蛛の巣に覆われています。蜘蛛の巣のように規則正しく張り巡らされていますが,それぞれの糸はコードのように太いです。

サムは笑って「蜘蛛の巣だ。何故そう言わねえだ,ゴラム。大きな奴だ。何とかしねえと。」彼は剣を取って切ろうとしますが,壊す事はできず,跳ね返って剣に当たり,彼の腕を返してしまいます。3回やってようやく切れましたが,鞭のように跳ね返り,サムの手を傷付けます。彼は悲鳴を上げて下がりました。「ここを通るのに何週間もかかるだ。」フロドは「ビルボの剣を試そう。」と言い,サムに玻璃瓶を持たせ,跳ね返ってきた糸を避けながら,切り始めます。

(途中ですが,時間切れで。。。)
</下書き>

私はもちろん全部は訳していませんが,蜘蛛の糸が跳ね返ってくる事を表現する記述がとても細かいですよ~。


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