ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

ペンシーブ

2005-12-02 21:26:47 | ハリポタ4巻
GOF映画化記念,4巻を初めて読んだ時から疑問に思っていた事です。(笑)

問:誰かがペンシーブを覗いている時,はたから見るとどう見えるのか?

解1:体をかがめてペンシーブを見ている状態で固まっている

解2:ペンシーブに頭を(あるいはもっと)突っ込んでいる(笑)

解3:ペンシーブの外で,目を回して倒れている(笑)

解4:ペンシーブの中にいる

6巻US版の表紙や,映画を見る限り,どうも正解は1のようなのですが,2,3,4,も棄てがたいですねえ。(笑)

追記:参考までに,先ほどテレビでCOSを観ていたら,トム・リドルの日記を覗いている時のハリーは,4に近い状態でしたね~。


HoME7 XIV : Farewell to Lorien (1)

2005-12-02 21:23:47 | Tolkien・HoME
前の2つの章は,比較的スムーズに話が進みましたが,ここでまた話の行末を見据えて,いろいろなアイディアが出てきたようです。まずは,3つの案が公開されております。

案(a)
旅人達は川のどちらがわを行くか選ばなくてはならない。Stone Hills(*1)以降はオスギリアスの橋まで,ボートなしでは渡れない。ケレボルンはToll-ondren,すなわち大カーロック(*2)まで送って行くと言う。Wetwang Palath Nenuiという所で,ミナス・ティリスに行くには西に行って山を越えればエント川を越える。東に行くと死者の沼地。

(*1)最近度々出て来るこの地名ですが,クリストファーさんは,アンドゥインの(Raurosの?)大滝の前身ではないかと言っています。
(*2)これはビヨルンの「小」カーロックと対になっているのではないかとの事

案(b)
(これは初期の案だそうです)
ガラドリエルが挨拶し,最初のボートにはIngoldとボロミア,次のボートはホビット達,最後にレゴラスとギムリ。エント川,ファンゴルンに関する警告。しかしガラドリエルは全部は言わない。お別れの贈り物,ガラドリエルがフロドを祝福,エルフのさよならの歌,川の流れは速い,Green RavinesとTollondren,ボロミアのシーンとフロド立ち去り

案(c)
テントでの議論。決断は大カーロックまで延ばす。ボートの人数が2,3,4,で転々,前後に射手を乗せるという話も。ガラドリエルとのお別れ。深い谷,東から矢の攻撃。エルフ達は特別の食料と灰色のマントとフードをプレゼント。Tol Ondrenでエルフ達とお別れ。Rhain Hillsという所で作戦計画中に,ボロミアが指輪を奪おうとし,フロドが消える。

‥スペルがいろいろ変わるけれど「トルオンドレン」という場所まで,エルフ達が何人かついて来るようです。しかもここでエルフが待っている間にボロミアがフロドから指輪を取ろうとしているようなので,かなり先の方ですね。大カーロックという言い方からすると,王たちの柱かもしくは,パルス・ガレン辺りの前身なのでしょうか。

それで,実は今まで気が付かなかったのですが,以前の下書きでは,そのボロミアがフロドに,という事件の起きるのは,彼らがAngleにいる間,つまりロスロリアンにいる間だったんですね。(汗) 当時の下書きでは,地理も現在知られている正式版のとはちょっと違うようですので,次の章で確認しようと思います。

で,下書きの方なのですが,実はここもまた話の構成上大きな分かれ目となる所だったようでして,何と8版もあります。これを来週ご紹介する事にしましょう。

HoME7 XIII : Galadriel (5)

2005-12-02 21:23:06 | Tolkien・HoME
この章でガラドリエルの指輪に対する態度が決まった事で,エルフの3つの指輪の話は以下のように修正されました。

その昔,サウロンはいろいろな事を企てていましたが,全て悪い事ばかりではありませんでした。彼は時々エルフに会い,エルフ達も彼からいろいろな事を学んでいました。ある時,エルフの職人が,力の指輪を作りました。サウロンはその製作現場にいて,指輪を作る技術はエルフの物でしたが,実際の力を与えたのはサウロンでした。3つ,7つ,9つのそれぞれの指輪が作られましたが,サウロンは彼らを騙しました。彼はひそかにそれら全てを支配する1つの指輪を作ったのです。そして彼は指輪を探しましたが,エルフだけは彼に指輪を差し出さず,隠し続けました。それ以来,サウロンとエルフの間の戦いが終る事はありませんでした。

‥これもまだ正式版と完全に同じではなさそうですが,裏の事情が一段とわかってきました。1つの指輪はサウロンの手によるものですが,少なくてもエルフの3つ指輪は,エルフによって作られたものとなったのですね。正式版では,もちろんそれははっきりしているのですが,トールキンさんが,1つの指輪とエルフの指輪の関係をはっきり定義してのは,この頃だったのですね。

ここでひとまず,ガラドリエルの項は終わりですが,ここで年代情報です。トールキンさんがこのロスロリアンのパート及び,旅の仲間の離散等を書いていたのは,1941年の終わり頃なのだそうです。

ハリポタ映画はそろそろLOTR映画と比べられるか?

2005-12-02 00:11:00 | 映画
ハリポタ6巻の内容に関するネタバレは入れませんが,最後の方にちょっと触れてますので,6巻についていかなる情報も見たくない方は避けた方が賢明です。

今度のGOF映画については,1回目の鑑賞から時間が経つにつれて,(私は事前に全く復習してなかったので(笑))後になってからいろいろ思い出して,結構大事な事が抜けていたりして,今頃文句が一杯出てきている(笑)のですが,それでも,やっぱり4つの中で最高だと思ってます。ブログに投稿した以外にも,友達にメールを出したり,某所に投稿したり,その他にもストックしているメモが一杯。ポタ映画でこれだけたくさん書く事が出てきたのは初めての事です。

これってLOTR映画にちょっと似た現象なんですよね。気に入らない所はあって文句をダラダラ言っていても,来週には2回目に行こうと思っているんですよね。(笑) しかし,では,いよいよついにポタ映画もLOTR映画と肩を並べる所まで来たか?かと言うと,それは結構根本的に違ってたりします。

今回のGOF映画,どうもハリー・ポッターシリーズそのものに愛着があればある人ほど,高い評価を与えているようですが,そうでない人は,‥‥‥なんですよね。わかり易く言えば,盛り上がっているのは,どうもポッタリアンと言われる人達だけみたいな感じです。(笑) 映画館も心なしかPOAまでの時代に比べて空いているような‥(汗) あまり原作に愛着を持っていない人でも,ある程度映画を楽しめたLOTRとは,そこが随分違います。(‥まあそういう事ですので,シリーズにあまり愛着のない方は,現在のこの映画に対する評価は少し眉につばをつけて見られたほうがいいかも(汗))

もう1つLOTRと大きく違うのは,LOTRは1人の監督が全部まとめて同時期に撮った物ですが,ポタは,既に監督は3人目,サントラ作曲もついに2人目です。だから,最初の2つ,3つ目,4つ目でそれぞれ全然雰囲気が違います。LOTRの時は,1人の監督がまとめて全部撮るのが正しいやり方だと思いましたが,1つ方向を間違えると結構取り返しがつかなくなるんですよね。実は,ポタファンでない方には怒られるかもしれませんが,ROTK SEEに比べたら,GOF映画の方がよっぽどいいなぁ~と感じていたりします。(いやもちろん,これは私の個人的な独断ですが(笑)) 

ポタ映画を観ていると,ホントに,LOTRも1話毎に監督替えもアリだったかなあと思ったりしますよ。(笑) 監督がしょっちゅう変わる事で,うまい具合に原作に忠実で,LOTRのような原作ファンへの裏切りは少ないんですよ。これだけは,ホントによかったなぁと思います。

ところで話は全然変わりますが,今回は,おそらく,6巻を読んでいるかどうかでも,かなり印象が違うと思います。(今この時点で6巻を読了しているのは,間違いなくポッタリアンですから!(笑)),前回の映画の時も,5巻を読了しているかどうかで,感動度が違って見えたはずですが,ただ,それは特定のキャラクタやシーンに関してだけだったと思います。しかし,今回の場合,6巻の読了効果はおそらく相当広い範囲に現れると思います。‥なので,今ここを読まれていて,6巻は翻訳版を待っているという方,是非,6巻読了後に,もう1回,観て下さい。きっと,全体の印象が変わりますよ。

Run!Run!Run!