パーフェクトワールド

現在はゆっくりの更新ですがよろしくお願いします。

JW親子問題 (結論)

2008-02-26 08:12:19 | ●2世問題
追記あります。

JW親子問題、母子問題は、いわゆる「鞭」問題、JWの体罰奨励から生まれた隠れた虐待、その弊害、こんな問題につながると思います。


私はまず、エホバの証人になった人が精神的に弱い人だとは全然思いません。

逆に正義感や、神の喜ばれることを知りたい、人間として正しく生きたいという、高尚な考えを持った人だと思います。多くの女性は家族生活を幸福にしたいと思って始めているわけですし。

だって、JWって要求や犠牲が多いし、伝道という「心が弱い」人にとっては、とても難しいような活動が必須だし、あえて、自分から、こういう障害を「何かにすがりたいから」という理由で行えるかというと、違うような気がします。


不幸な人がエホバの証人になりやすいのか、というと、これも人それぞれかもしれませんが、、私はそれもどうなのかな、と思います。

何か、基準になるもの、特に家庭の導きになるものを求めていた人が多いとして、

まあ、子育てに悩みはつき物だし、子育てで悩んでいる人を「不幸な人」というかというと、、、それはある意味、幸せな人ですよね。


不幸、というより、世の中に「不満」を持っている人がJWに惹かれやすいというのはあると思います。恵まれた環境でも不満は感じる事ができるわけだし。



でも、一般的に生活、人生に不満を感じない人はいないと思うのです。


幸せで恵まれているからこそ、「もっと」とか、自分に何か出来ることがあるのでは、と考えたりする、というケースもあると思います。

つまり、エホバの証人に惹かれる人は、そういう意味では大体、普通の人なのでは、と思うんです。



ではJWで起こった体罰という名の虐待はなんだったのか、となると思いますが、私の結論として、


JWの組織は人を不幸にする要因、または傾向を持っている。そして、そのひずみが一番弱い存在である子供に注がれる、という事じゃないかなと思います。

(例外はあると思いますが)実際エホバの証人になると「幸福な家庭生活」は絵に描いたもちになる、(と気づく人は少ない)それどころか、神の命令優先で、
集会奉仕、家庭は二の次、さんの次になり、

あげく「キリストは家族がまず敵対すると言われました」なんて、「この世の体制」では家族が分裂してもしょうがない。と逆のことを後で教えられます。


幸福な家庭生活をおくれますと言って、勉強しだしたのに、行き着く先は、家庭の崩壊する方法。だった。というわけです。


週の2回の晩をあけ、働いているご主人にとっては唯一のお休みである、土日も集会奉仕。これで、家庭に愛が満ち溢れるなんてはずがない。ある家庭はほかの女性に走り、ある家庭は離婚、ある家庭は迫害という名の家庭暴力が始まる。


これが、エホバの証人の持ち込む「家庭の幸福」だと、現状だと、最初に戸口で聞いたら、誰もがぞっとするのではないでしょうか。


夫と妻が真に同意してエホバの証人になるなら、それはラッキーですが、少なくとも日本では「親権家族」は少ないです。

欧米ではいまだ(とはいえ、年配の夫婦に限定されますが)キリスト教信仰を持つことは三度の食事と同じくらい自然なこと、カトリックのような巨大教会に属するなら、JWがよい、という理由で、夫婦ともJWになる「親権家族」があります。

フリータイムがたくさんあり、休暇もすきなときにとれる、いわゆる欧米のホワイトカラーのある程度裕福な家族などは、さらに何の障害もなくJWスケジュールに従えるということで、親権家族である、という事もあると思います。


親権家族が多いか、少ないか、
それがJW体罰の起こっている率に関係するのではないでしょうか。


児童虐待も、ものみの塔組織が作り出したゆがみ、弊害のひとつといえると思います。

追記です。

昨日、急いでアップしてしまったので、忘れた部分追記します。


こういう体罰を含む虐待みたいなものは、エホバの証人か、そうじゃないかに関係ないといわれる方もいるんですが、私は「エホバの証人だから」起こっていると思います。

「JWの道徳教育が心に影響を及ぼさない理由」でも書きましたが、エホバの証人の楽園思想が体罰、虐待に大きい影響を及ぼしているんじゃないかな、と思うんです。


親というのは、時に「親」でいられない、間違いも犯す、嫉妬もする、独占もしたい。でも普通の家庭は結局「子供の人生だから」とどこかで親が引く場面があると思うのですが、

エホバの証人の場合、この世での人生なんて、楽園での命を考えると、ほんの、プレビュー部分でしかない。だからけちけちすんな、

みたいな感じでしょうか。


婚期が遅れても、子供が家庭をもてなくても、いいじゃない、この世での人生は楽園への助走にすぎないんだから。楽園で思いっきり自分のしたい事をすれば。だからJW親は子供が成人しても、いつまでも口を出すし、干渉するし、子供がいつまでも自分の人生を始められなくっても、全然平気!

だって、今の人生なんて取るにたりないものなんだから。トラウマを与えたかもしれないけど、楽園で癒されるし、すべてオッケー。


と。


こっちとしては、今ある命がすべてだし、そんなむちゃくちゃ言われても冗談じゃない。って感じですが、そこはJW特有の「話が全然通じない」例のループに突入するから、話し合いは不可。

結果、多くの脱JW2世がしているように、親から避難、みたいな道しかない。


どうでしょうか。。



組織の体罰奨励については次の記事で書きたいと思います。



JW親子問題(続き)

2008-02-23 06:47:04 | ●2世問題
先日の記事の続き。

自然消滅から熱心なJWである母から攻撃、泣き落としが続いていて、最近、かなり精神的に参っていたので、ちょっとネットで気になるキーワードで探してみた結果の報告の続きです。


キャロリーヌ・エリアシェフ、ナタリー・エニックの「だから母と娘はむずかしい」という本を前回紹介しましたが、

その本関連でこんな文章を見つけたので、引用、転載OKと明記されていたので、ちょっと引用させてもらいたいと思います。

不安神経症(不安障害・ノイローゼ)と憂鬱(うつ病)を解消する心理療法のこちらのページです。(記事直リンクが出来なかったので、全文は「母と娘の確執」の項目までスクロールしてください。)

以下引用

「困った母親は、娘にたいして、いつまでも指示・教育しようとします。

いわく、「私は(あなたの)母親よ。人生の先輩なんだから、
娘(のあなた)なんかより、何でも正確にすべてを知り尽くしているのよ」

「私の言うことを聞いていれば問題はないのよ」

と言い張って、時代錯誤のことでも正当化しようと頑張り、受け入れられないと
ごねたりすねたり、親の言うことをきかないなんて、世も末だと嘆いてみせたりする、まるで幼児のような精神年齢の持ち主です。

その精神構造は、子供のもつ、全能感と同じです。」

引用終わり


幼児のような精神年齢、精神構造は子供のもつ全能感と同じ。

どれだけ、、、。


いや~、親って一歩間違えると怖いですね。


以前コメディーで新しくママになった女性が子供がかわいいので、寝付いたところを起こそうとするシーンがあったんですが、周りに止められると、「なんで~。あたしが作ったんだよ。」と言うんですよ。

もちろんコメディーなので、ここは笑いどころなんだけど、実生活で、子供が大人になっても「あたしが作ったんだよ」的な扱いはほんと困りますね。


さらにこのページにはこんな事が書いてあります。

以下引用

「そういう親の心根というものは、年を取って幼児返りしたりのではなく、
妊娠したり、子供が誕生したときにはすでに、その気持ちだったのです。

(この子は自分のモノ! 私が好きにできるモノ!)

だから、娘が思春期になったりしたぐらいで、
親元から離れていくのは理解できないのです。

情緒的に未熟な母親は、娘は、親の自分の<接待>をして、
ご機嫌を取ることを、当然の務めだと思っているのです。。。。

中略

我執の強い親にとって、子供が自分のための人生を贈ることは罪。
親不孝な行いであり、なんとしても妨害しなければならないのです。」

引用終わり~


同じページより、訳者の夏目幸子さんの巻末のコメント

以下引用

「父と母のカップルを見て育った娘は、自分も大人になって男性とカップルを形
成し、子供を産んで<母>となることができる。

 逆に、夫とカップルをなすことに失敗した母親が、娘を取り込んで<プラトニックな近親相姦>的カップルをなすと、障害が生まれる。


(中略)母親を振り切らなければ、娘に「生」はない。今日、娘にはよ
り強い意志が必要とされている。」


引用終わり

なんか、引用ばっかりですが、私が注目したのは、このメルマガの著者の実体験部分です。

以下引用↓

「私の母親も、私が娘盛り?だったときは、特に目の敵にして、
容姿をボロクソにけなしました。(;^_^A 

また、私の身体をすでに穢(けが)れきったものとして扱いました。

私のツヤツヤした長い髪の毛が、たったいっぽん、畳に落ちていたのを見て、
あたかも大便でも差し出されたかのように「きゃ~っ、汚い~ッ!」と
1メートルぐらい、さっと後ろに飛びのいたものです

「髪は、女性の命だから」と母は言いましたが、同時に、「女の髪の毛は、
男の体毛よりも、ものすごく汚いものなんだよ」と教えてくれました。


(じゃあ、私は、そのものすごく汚いものをたくさん、自分の頭に
はやしているんだ……でもまさか剃るわけにもいかないし……)
子供だった私はそう思いました。(>_<)  」


引用終わり


はいはい、家も同じだったわ~!!!私の髪が一本でも落ちているとヒステリーを起こす母。ロングにしていると髪を切れ、切らないなら寝ている間に切ってやるといわれる、

あげく、ロングにしてると、「世の霊を反映している。」と聖書に結びつける。


以前にも書きましたが、特にエホバの証人の教理、環境というのは、こうした家庭の問題、ベーシックな人間の弱さ(たとえば支配欲、自己顕示欲など)を克服する、ベターにするどころか、悪化させていると思います。


統計にとったわけではないけれど、こうした本のレビューや体験HPなどを見ると、ここまでひどい家庭はやはり稀のようだけれど、一方で、JWの場合、「よくある体験」である、という事がひっかかりました。

JWという神の導きを受けた民の中だから、こういう不幸な、原始的な、問題が減るというのならわかります。でも、実際は一般に輪をかけて問題がある。「世」と同じどころか、「世」よりもひどい。

こうしたHP、体験談、本の要約をすると、こういう困った事を繰り返す親になる原因は親自体が不幸。なんだそうです。


なぜでしょうね~。JWの親はみんな幸せ、幸福の民なはずなんですけどね~。



そのほかに参考にしたページ:「娘ならわかってくれる」という思いに隠れたエゴ 母と娘の関係に潜む危機










JW親子問題

2008-02-22 00:54:53 | ●2世問題
ものみの塔が神の用いられている唯一の組織か、のトピックの続きを書くつもりだったのですが、ちょっと親子問題で資料が見つかったので、速めにアップしておきたいと思います。


最近、母の攻撃(笑)で、かなり「人間としてどうか」と思う事などを言われ(そういう事は珍しいことではないのですが)いろいろ考えていたんですが、ちょうど、ほかのブログのほうでも、JW親子の経験を取り上げた記事が二つほどあり、これはやっぱり、自分の家だけ特別という事じゃなくって、JW全般にある問題みたいだけれど、なぜ??

と思ってちょっと調べてみました。


これってまるで、自分の親との体験だ、、と思ったブログの記事はこちらです。

ブログ環境設定変更、スィートセントさんのところの、お人形という記事と、


ブログ心の整理のキティーさんの会話という記事です。


ここお二人に共通しているのは、成長を何かみだらな事、と親から言われる事。

これっていじめですよね。成長を止める事はできないんですから。これはうちも同じでした。


ところで、スティーブンキングの「キャリー」という小説の中で、主人公が初潮を迎えたとき、熱心なキリスト教徒である主人公の母親が、その事をなじったり、攻めたりして、結構暴れるのですが~、これを読んだとき、こういう問題はエホバの証人以外でも起こってるんだろうか、

それとも、熱心なキリスト教徒ってエホバの証人


などと疑問を持ちました。



で、こんな本の存在をみつけました。


●キャロリーヌ・エリアシェフ、ナタリー・エニック著/夏目 幸子 訳
「だから母と娘はむずかしい」


内容抜粋

「精神分析と社会学を専門とする本書の二人の女性著者は、この〈母〉と〈女〉を軸に母親のタイプを分類し、それぞれが娘とどのような関係を結んでいくのかを、童話や小説、映画など100作以上のフィクションを通して鮮やかに分析してみせる。

『白雪姫』『ボヴァリー夫人』『ピアノレッスン』など、物語のなかの母娘の心理を追っていくうちに、読者は両者の間の微妙な心理メカニズムを理解し、やがては自らのケースを相対化し、自分でも不可解だった言動も驚くほど納得できるようになるはずである。


母と娘のあり方にまったく新しい展望を切り拓き、また母と娘が共に幸福に生きるためのヒントを随所に散りばめた本書は、フランスで発表されるや雑誌で特集が組まれ、テレビ番組も制作される(DVD化もされた)など反響を呼び、20万部を超えるベストセラーとなった。」


以上転載終わり


ふ~ん、なかなか面白そうな本ですね。


白雪姫というと、こんな分析があります。

●幸せが怖い子どもたち……親の七がけ幸福論(幸せ恐怖症) ― 岩月 謙司 香川大学教授・理学博士


これはエホバの証人の母親にそのまま当てはめても、なるほど~と思える分析です。

白雪姫の「継母」は原文では本当の親だった。母親は自分の娘に嫉妬して娘を殺すまでになる、

というものです。要約してみると、美しさ、若さというものは「愛される象徴」であり、娘に嫉妬する母親は概して愛されていない。それで無意識に娘に嫉妬してしまう。

そして娘には自分よりは幸せになって欲しくないと思っている。

しかし自分の子だから、最高に不幸になって欲しいとは思えないので、「7掛けの幸福」を願う(100%の幸福に対して、そこそこ問題のある、70%くらいの幸福)


娘は母親に嫉妬されるのが怖くて、自分が幸せになるのを無意識に避けるようになる。



ちょっと本文を引用させていただきます。


「だが、子どもの幸福度が70を越え始めると黄色信号が点滅し始め、100を超えると赤信号になる。300とか500になったら、嫉妬の鬼となる。白雪姫の母が猟師に、白雪姫を森で殺し、その証拠に肝を持ってこい、と命令する様はまさに鬼である。

 しかし、当の親は、自分が子どもの幸せに嫉妬しているなんて夢にも思っていない。しかも、皮肉なことに、嫉妬している親ほど嫉妬している自覚がない。また記憶もない。だから、白雪姫の母親は反省しない。反省しないから、白雪姫を何度も殺そうとするのである。たとえ誰かに批判されてもやめることはない。なぜなら、人は身に覚えのないことを反省することは不可能だからである。ここに親の7がけ幸福論の恐ろしさがある」


引用終わり。


な~るほど~。

エホバの証人は親子問題がすごく濃いと思うのですが、親、特に母親と娘にはこんな心理があるのかもしれませんね。

そこを、エホバの証人は「神のご意思」として大義名分を持たせてくれるから、親は放たれた野獣のようになるのかもしれませんね。

世間一般なら、自分で少しは抑えるとか、罪悪感を感じるとか、周りからおかしいよ、と指摘されるとか、抑制があるだろうけど、JW社会では、しつけ、淫行から守る親の愛とかっていろいろ言い訳が出来るので、とまる事を知らない。

みたいな。


それでもって、JWの母親は未信者の夫に愛されているどころか、時に迫害と言う名の家庭内暴力を受けている場合がある。

娘にその怒りの矛先が向かうのは当然の成り行き、みたいなものでしょうか。

JW家庭が母親と息子だけ、なら、母親の怒り、不満は息子にいくでしょう(奨励されている体罰などを利用する)。周りのJWを見ていると、息子と娘がいる家庭だったら、やはり、矛先は娘のほうにいくような気がします。

一般の、親子心理をさらっと調べてみたら、母親が自分と娘との境界線がつかないため、(同性だから、特に)自分がなりたかった姿、夢、幻想をいっきに「自分の分身」である娘にぶつけるという傾向があるようです。


これが子供(娘)の人格無視につながるようですね。エホバの証人だと、何度も言うようですが、子供は親に従え、反抗したものは石うち、親を通して救われる、淫行、他の人を躓かせない、といくらでも親の「欲望」を正当化してくれる教理がでてきますので、

たがが外れたようになってしまうのでしょう。

どうでしょう。


脱JWした2世とエホバの証人の関係

2008-01-08 06:22:06 | ●2世問題
みなさん、こんにちは。色々あり、ちょっと更新があいてしまいました。

ある掲示板で脱JWした方が、JWとのかかわりは昔の彼とのかかわりににていると思う、と書いていたことがありました。

悔やむこともあるけど、昔のこと、として割り切るようにしている、というような趣旨だったと思います。

もちろん、その方も長い期間JWをひきずってきて、最近やっとそんな風に思えるようになったのかもしれません。

それもあえて踏まえて、言いたいのですが、2世にとってJWの世界とはやはり、そういう風に割り切れるものだろうか、、と思うのです。

2世にとってJWとは別れた恋人というより、誘拐犯と被害者のような関係だと思います。JWという世界にとらわれたことには自分の意思が全くなかったわけですし、長い間「監禁」されてきた弊害とか失われた時間とかは、戻りません。しかも大切な親をいまだ人質にとられているわけですから、

自分だけ逃れられてラッキーというわけにはいかない。

さらに、犯罪者のことを糾弾しないではおけない。


こんな状況と似ていると思います。なので、「いつまでもひきずっている」と思わずに、正常な反応だと思ってほしいのです。

エホバの証人の子供と祝日

2007-12-24 06:40:09 | ●2世問題
クリスマスにせっせとブログ更新!!!

でも悲しくない!

だってあたし、エホバの証人だったも~ん

ってことで、いってみよう~


みなさん、ある時目覚めよ!でエホバの証人の子供たちという(ような)題の特集があったのを覚えておいでですか~????

残念ながらタイトルとか年数とか覚えていないんですが、そんな最近でもないし、そんな大昔でもない()なあ、、

そこではJW2世の子供たちの顔写真とコメントが載ってたんですよ。

JW2世は祝日を祝えなくてかわいそう、という意見への意見、みたいなものだったんですが、


こんなような事がかいてありました。


「祝日を祝えないからといって損をしているとは思いません。僕のうちでは普通の日にパーティーをしたりしています。」

ウソつけ!

いや~、この子の答えが模範解答でかなしい。私もよく集会とかで、「他の日に楽しみを設けて子供に損をしているという気持ちを起こさせないようにする」といわれていたのを聞いていたけど、

実際には平日にパーティーしようたって、出来ないのが現状ですよね。

クリスマスとか、正月とか、世の中全体でおしてくるイベントでさえあたふたしたり、緊張がたかまったりして、やっと24日に家が片付いて、ぎりぎりでゲストを迎えたり、、

そんなのが現状じゃないでしょうか。

それを、

9月23日

とか、とってもなんでもない日にパーティーをする予定を立てても、まあ、何の盛り上がりもないというのもあるけれど、絶対普通の家ならお流れになっちゃうんですよ!


とうわけで、エホバの証人の子は結局一年中パーティーなし。


あと、この発言は忘れられません。

「学校のパーティーには出席できませんが僕はJWで損をしてるとは思いません。だいいちカップケーキと歌くらいでパーティとはいえません


うっあ~~嫌な子だな~~~


もし自分に子供が出来たら、こんなことをいう子だけにはなってほしくない!!!


いや、、多いですよね、こういう発言をするJWの子供たちって。


それにしても、この雑誌を読んだとき思ったことは、
「損をしていない」「JWでも同じくらい楽しいことがある」「決まった日に贈りものをもらうより、一年中ギフトをもらえるほうがいい」とか、、

損特、誰が誰より幸福か、

とっても自分勝手な発言の連続なんですよ。

前にも書きましたが、エホバの証人というのはよく「別に誕生日を祝ってもらいたくない」とかは言うんですが、
「誰々の誕生日を祝ってあげられなくて心苦しい」とはは

絶対言わないんですよね。


例えばおじいちゃん、おばあちゃん、
孫が自分の誕生日を覚えていてくれて、わけの分からない手作りのギフトを用意していてくれた、なんて事、うれしいですよね。

それが出来ないのは悲しいという代わり、

誕生日やクリスマスの贈り物は「良心的に受け取れる」とか他の日に贈り物をもらってるから悲しくないとか

そういう事ばっかり言ってるんですよね。


こういう環境で子供は利他的に育つでしょうか。

親の厳しさが生むもの、、

2007-10-22 08:11:51 | ●2世問題
最近身近でこんな話がありました。


知人Bさんに遠い親戚であるスミス氏(仮名)から職のオファーがありました。

スミス氏は名の知れた弁護士で町の名士です。Bさんとはあまり交友がなかったので、不思議に思ったBさんが話しを聞いてみると、、、、。

実はスミス氏の実の母親が病気になり入院したらしいのです。病気の種類のため、多分これからずっと入院生活になるかも、ということでした。


話を聞いていると、スミスさんがこう切り出しました。

「この会社はQ市というところにあって、自分の母親はそのQ市にいるので、出勤がてら自分の代わりに毎日顔だして欲しい。自分は忙しくていけないから。」


(実話)


ふ~。


ちなみに、スミス氏は病院から20分ほどのところに住んでます。



せっかく育てた子供が見舞いを下請けにだすとは!


後でBさんから聞いた話では、スミス氏の母親は今でこそ、まくるなったけど、若い頃はとても厳しくスミス氏を育てた、というのです。彼女はパーフェクトなガーデンを持っていて、雑誌社が取材にくるくらい家も庭も完璧にきれいに保っていたそうなんですが、、

子供が部屋を汚さないように、ロープをつけていたそうです。


結局彼女のスパルタの成果でスミス氏は良い学校を出て、良い職について、出世もしたんだけど、お母さんには自然の愛情を持っていないようなのです。「親から愛情を感じなかったのでやはり親に愛情を感じてないように思える。「とBさんは言っていました。「とっても成功してリッチになったけど、あたたかい感情というものをもってない人。」とも。

やはり愛、も教えられるものだから。


お母さんは子供の将来のため、良かれと思っておこなった厳しい教育だけど、今、息子が病院にも顔を出さない、、。


この人たちはエホバの証人ではないけど、エホバの証人の親子関係に良く似てると思いました。


世間一般(または宗教的に)良かれと思っての体罰や厳しさや原則、、その結果子供に愛されないとしたら、、人間の暖かさや弱さをいたわる気持ちを示してこなかったから、子供がそういう感情がなく大人になってしまったら?


やっぱり何のための教育?と改めて思いました。


エホバの証人は「聖書の原則に従っているので家庭に極端に問題が少ない」などといいますが、家庭に問題が少ないと、少なくなるとそれが良い教育だとは限りませんよね。

問題がいっぱいあってこそ、親子が深く分かり合えるのではないかな、、と思いました。



原則教育のもろさ

2007-10-22 07:55:50 | ●2世問題
やれやれさんのブログのリンクから動画を見終わりました。

エホバの証人-カルト

なかなか良かったです。フランツ兄弟などもでてまして、今までネットで読んできた情報の動画、と言う感じです。「あ、この人、こんな顔してたんだ。」などと色々思うところもありました。(笑)

後で簡単な日本語訳でも紹介したいと思います。



さて~、その中でものみ代表の兄弟が「JWは原則に従って家族生活をおくっているから、問題が極端にすくない。」といっていました。大問題発言ですねっ。


そんな折、テレビで最近ポール・バーホーベン監督の「ロボコップ」を始めて見る機会がありまして、と~っても考えされられました。


今までうわさには聞いていたんですが、見る機会がなかったので、、だいぶ昔の作品ですが、良かったです。ちなみにバーホーベン監督といえば、アメリカではゲテモノ扱いされていますが、ヨーロッパではすでにアート系監督として堂々たる名をもっている人で、ルトガーハウアーと組んで、いろんな名作を撮っています。


殉職した警官のボディーを使ってある会社がロボット警官をつくるんですが~、このロボはいくつかの「原則」に反して行動できないようにセットされてるんですね。その原則に逆らうと回路が切れて機能しなくなる。

その原則ってのは無実の人を殺さないとか、法を守るとか、なるほどよい原則なんです。

が、そのうちの一つだけ、「会社の決定に逆らえない」って言う隠し原則があるんですヮ。どこも企業は同じだね~。も○みの塔みたい。



この会社ってのが、また、ものみの塔みたいで、表向きは病院や警察のようなノンプロフィット事業をやっていて、世のため人のためというイメージを持ってるんだけど、

裏では軍事製品の生産をしている。

どこもおなじね~。


さてっ。ロボの中の死んだはずの殉職警官が自我を持ち始めると、はやり悩むわけなんですが、原則に支配されてるので思うようにいかない。


でも、最後にはその「原則」が簡単なトリックで解除できちゃうんですね。原則だから、心が入る余地がありませんから、

「親会社の社員さんは親のようなもんだから、傷つけちゃいけない」、なんて心で考えるのと違いますから、言葉のあやのような簡単な事で解除されちゃえばそれまで。さっさと殺せちゃったりして、良心や呵責や躊躇のかけらもない。


いや~!これぞ原則教育の落とし穴だよなあ~と思ってしまいました。

法は破るためにある、っていうけど、原則も破るためにあるよね。


ついでにいうとアシモフの I Robot (こちらもウィルスミスで映画化されてます。)がこの原則トリックものの原点ですが、

こちらも原則に支配されてるはずのロボットがその抜け道をみつけてしまうお話。


これって、必然ですよね?


なので、原則教育をされておられるJW親御さんへ。原則教育は簡単ですが、お子さんにとって、言葉のあやや、心理面で折り合いがついたとき、



あっさり裏切られます。



原則ってそういう原則だからっ。


蛇足ですが、、原則束縛を断ち切って自我を取り戻したロボの最後の笑顔が良かったです。分かるな~、この気持ち。

ものみの塔もマイコンしてるのがロボじゃなくて普通の人間たちでよかったですね。目覚めたとたん、コブラ銃ぶっぱなしいィのビル大破壊ですから。

「魅力のない2世」

2007-09-27 04:39:16 | ●2世問題
JW1世と話していると、

「会衆の若い人に魅力がない」

なんていう発言を聞くことがあります。

「若い人」というのは、2世のことだと思っていいですよね。今じき若い1世というのはあまりいないので。


JWの仲間からも魅力がない、といわれてしまう2世とは?!


これを言われた時、私はなんて失礼なことをいう人なんだろうと思って、影ですごく憤慨しました。

もちろん憤慨したわけは図星だったからなんですが、


この姉妹が主張するには、、

JWの若い人は何もかもできる、知ってると傲慢になりやすい。若くて傲慢な人には魅力がない。姉妹たちはなぜかきつく、ぎすぎすしてる。些細な事にすごく敏感に反応する、ヒステリック、人が寄り付かないような種類の人間になってる。

というんですよ。


私は憤慨しながらも、、自分がそういう種類の人間にありつつある(20代の後半でした。)事にも気づいていて、、愕然としました。

なんか傲慢で、間違いを指摘されると我慢できない、他の兄弟姉妹たちをバカにする態度、とかとか。

なぜ???



一つ前の記事でPusiさんからのコメントで

●私の人生も失敗だらけ…でも順調にいってたらわからない事もいっぱいあったし、傲慢で、いやな人間になってたと思います。(JWのように失敗しないので…)いろいろ経験する事が大事なのでは。


といわれて、


あ、そうか~

と思いました。

2世が傲慢になるのは、失敗や自分での決定がない人生を送ってるからなんですね~。


はあ。なるほど。

そう考えると合点がいきます。

若いのに失敗がない。

だって組織の言う事を行ってれば失敗はない、ということになるので、ある程度決まりを守っていれば自尊心も保てる、JW世界からはそれだけでえらいと言われる。
(ある程度というのは大体において姦淫をしない。ってこと、全時間の仕事に就かないで奉仕してる。大学に進まず会衆の模範になってる。くらい。)

失敗がない人なんて普通いないんですが、JW世界では原則を守ってる限り、失敗は経験しませんよね。。。

だから必然的に若さの傲慢さと結びついて、鼻持ちならない人間を作ってしまうんでしょう。(若さがなくとも特権がある長老も同じ作用あり。鼻持ちならない人間をつくるシステム。笑)

JW教育の弊害のひとつです。


間違いなく私もそのうちの一人でした。傲慢で鼻持ちならない嫌な人間だったと思う。。。

それを指摘されてもどうしようもなかったんです。あそこにいる限り。


JW世界はとかく2世をちやほやする傾向があります。

それは。


エフタの娘



の法則ですね。


なんか、、、本人の意思によらずして若いのに禁欲生活を強いられ、、それが一生続くんだよね、、

と世から出てきた1世は不憫に思うのかもしれません。実際不憫ですが。
童貞の人か、一生処女とか。

(別にセックスが大切とは思いません。が、JWゆえに結婚できない、愛し合ってるのに泣く泣く我慢とかは問題だと思います。)

それで、

結構何かにつけ2世をほめる傾向にあるんでしょう。


それも2世を思い上がらせる原因かもしれません。エフタの娘が「憂さ晴らしにパーティさせてよ」といったように、
2世もある程度わがままでも見過ごしてもらえますから。


ついで、何度も同じことを言うようですが、

2世は大学で思想を切磋琢磨されることもなく、

全時間の仕事で苦労することもなく、

JW親からの生活保護があるので、生きる上でも言い訳や逃げ道がたくさんあり、

開拓してると暇な時間がいっぱいあるので、口だけ、机上だけの理想論が発達し、

長年JWやってるので、テクニカルなことも、教理も、裏テクも知り尽くして



結果自分はひとかどの人間である。と思うようになってしまう。


姉妹の場合、周りが結婚してゆくとか、自分が取り残される、オールドミス(今、こういう言葉あるんですか。)になる、という不安や周りの指摘から自分自身を守るために女を捨てた、きつい性格で防御、

みたいな図が出来上がるのです。

ダメ人間を作るエホバの証人組織。

とほほにもほどがある。。。

あ、記事の最後になってしまいましたが、JW解約サイトでエフタの娘についての解釈が出てましたね~~~~皆さん、もうごらんになられましたか。(新しくアップされたPDFの中にあります。

怖かったです。

どきどきです。

ご自身で見てください。












決定が出来ない2世

2007-09-25 19:31:49 | ●2世問題
エホバの証人問題で親から「真理」(エホバの証人用語で、ものみの塔が掲げる教理のことを指します。)を「事実」として教えられてきた子供たちを「2世」と呼びますが、


往々にして「エホバの証人問題」と「エホバの証人2世問題」が似ているようで全く異なるので、JW問題にかかわっている一般の人はちょっと戸惑うところだと思います。なので、JW問題でも特に2世にだけ当てはまるトピックは新しいカテゴリー「2世問題」に入れることにしました~。


さて~。

JWから離れるにあたって、色んな決定をしなくてはいけないようになったんですが、

それが!!!

ふと気づいたら、、、決定が出来ない。


普通の人からみたら馬鹿か、と思われるかもしれません。

でも、決定する→決定に伴う結果を受け入れる。これがいまだ信じられません。

30代ですよ、私。


思えば今までJWだった私はものみの塔の教理を「原則」として、その原則でOKか、NOか決めてきたわけです。っていうか、自分で何かを決めることはなかった。

たとえば付き合ってる人と別れる。という決定ですが、普通の人の場合、「この人と別れたら後で後悔するかも。」ということを踏まえて結論を出すわけだけど、

JWの場合は

世の人と付き合ったらダメ。→別れるべきと決まっている。→別れたらエホバや組織から喜ばれ、神の前で正しいことをした→終わり
原則に従った結論はどんなものでも正しく、原則から外れてる場合は本人がいかに幸せでも間違った決定。

こんなふうになってます。


今までそれが嫌だ嫌だと思っていたけれど、今思えばなんてシンプルで楽な人生だったんだろうな、、

JWの場合、いくら後悔しすることがあっても、最後にはかならず「いや、エホバの前で正しい決定をしたんだ。楽園という祝福がある」って神からのOKだし(?)があるん

です。

これからは原則がなく、自分の決定は自分で、そしてその結果を負って生きてゆく。

当たり前ながら、人生のほとんどをこういう原則判断してきた私にとって、それが出来るのかどうか、、

正直いって分かりません。