課長も校長もロボットだ。
澤藤統一郎の憲法日記
本日(1/31)の午後1時10分から5時まで。東京地裁722号法廷。傍聴席満員で、緊張の証人調べが行われた。
裁判所は民事第19部(中西裁判長)。事件は、君が代不起立ゆえに嘱託再雇用を不合格となった原告の損害賠償請求事件。
本日のメインの証人は都教育庁の人事部選考課長、そして都立高校の校長。
都の嘱託再雇用制度は、定年制の導入の際に労使の協議に基づいて創設された。65歳までの無年金の5年間の生計の手段であり、教員としての生き甲斐としても大切なもの。慣行上、嘱託として再雇用されることは当然の権利であった。
石原教育行政は、「日の丸・君が代」強制の手段として、不起立者全員について嘱託採用を取り消し、また不合格とした。
その実務を担当させられた一人が、石原教育行政のロボットに過ぎない選考課長。運用の齟齬・矛盾を撞かれてしどろもどろ。
おやおや、9・21判決の衝撃で、都も都教委も訴訟対策を本格化すると仄聞していたのだが、なんとも相変わらず。たいした本気さは感じられない。
それに比して、原告側は気合いが違う。とりわけ、若手弁護士諸君の追求はみごとだった。既に勝負は見えた。
課長も校長も実に情けない。信念に基づいてやっているわけはないのだから。上に迎合する証言を、あたかも自分の意思のごとくにしゃべらせられる気の毒な人たち。
とは言え、教職員や生徒の犠牲で保身をはかる人々でもある。
遠慮してはおられない。
2007年01月31日(水)22:39 この記事のURL 日記 澤藤統一郎
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/sawafuji/
「被処分者の会」 星野です
★昨日(1・31) 不採用撤回裁判第8回口頭弁論報告☆
心配していた傍聴者も皆さんが早くから、法廷前に駆けつけてくださり有難うございます。相手側は姿を見せず、肩透かしでした。かなりの人が法廷に入れず申し訳ございませんでした。
須藤勝(元深沢校長)尋問担当の水口弁護士は、綿密な尋問は実に見事で、「須藤勝陳述書」のウソとゴマカシを次々と事実で明らかにしていく。傍聴者だけでなく、裁判官に対しても説得あるものでした。この劇(?)を無料で見られただけでも、もうけものです。
松堂人事部選考課長 尋問担当の穂積・秋山若手弁護士も実に堂々として、追及も鋭く、選考課長のしどろもどろの答弁を聞いていて、「須藤勝」同様都側の審理にのやる気のなさを感じたのは私の甘さだろうか。
菅家原告への尋問担当の川口弁護士はすっかり貫禄がついてきて、にこやかに.さわやかな尋問は、聞いていて心地よく、上手に原告の心をほぐし、聞き出していました。
原告席には、若手の女性弁護士がずらりと並び、(勿論 澤藤・加藤・彦坂弁護士も後方支援でガッチリと)不憫な「不採用」原告の娘たちが、親のあだ討ちの助っ人に、駆けつけているようでした。実に心強い。感謝。
澤藤統一郎の憲法日記
本日(1/31)の午後1時10分から5時まで。東京地裁722号法廷。傍聴席満員で、緊張の証人調べが行われた。
裁判所は民事第19部(中西裁判長)。事件は、君が代不起立ゆえに嘱託再雇用を不合格となった原告の損害賠償請求事件。
本日のメインの証人は都教育庁の人事部選考課長、そして都立高校の校長。
都の嘱託再雇用制度は、定年制の導入の際に労使の協議に基づいて創設された。65歳までの無年金の5年間の生計の手段であり、教員としての生き甲斐としても大切なもの。慣行上、嘱託として再雇用されることは当然の権利であった。
石原教育行政は、「日の丸・君が代」強制の手段として、不起立者全員について嘱託採用を取り消し、また不合格とした。
その実務を担当させられた一人が、石原教育行政のロボットに過ぎない選考課長。運用の齟齬・矛盾を撞かれてしどろもどろ。
おやおや、9・21判決の衝撃で、都も都教委も訴訟対策を本格化すると仄聞していたのだが、なんとも相変わらず。たいした本気さは感じられない。
それに比して、原告側は気合いが違う。とりわけ、若手弁護士諸君の追求はみごとだった。既に勝負は見えた。
課長も校長も実に情けない。信念に基づいてやっているわけはないのだから。上に迎合する証言を、あたかも自分の意思のごとくにしゃべらせられる気の毒な人たち。
とは言え、教職員や生徒の犠牲で保身をはかる人々でもある。
遠慮してはおられない。
2007年01月31日(水)22:39 この記事のURL 日記 澤藤統一郎
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/sawafuji/
「被処分者の会」 星野です
★昨日(1・31) 不採用撤回裁判第8回口頭弁論報告☆
心配していた傍聴者も皆さんが早くから、法廷前に駆けつけてくださり有難うございます。相手側は姿を見せず、肩透かしでした。かなりの人が法廷に入れず申し訳ございませんでした。
須藤勝(元深沢校長)尋問担当の水口弁護士は、綿密な尋問は実に見事で、「須藤勝陳述書」のウソとゴマカシを次々と事実で明らかにしていく。傍聴者だけでなく、裁判官に対しても説得あるものでした。この劇(?)を無料で見られただけでも、もうけものです。
松堂人事部選考課長 尋問担当の穂積・秋山若手弁護士も実に堂々として、追及も鋭く、選考課長のしどろもどろの答弁を聞いていて、「須藤勝」同様都側の審理にのやる気のなさを感じたのは私の甘さだろうか。
菅家原告への尋問担当の川口弁護士はすっかり貫禄がついてきて、にこやかに.さわやかな尋問は、聞いていて心地よく、上手に原告の心をほぐし、聞き出していました。
原告席には、若手の女性弁護士がずらりと並び、(勿論 澤藤・加藤・彦坂弁護士も後方支援でガッチリと)不憫な「不採用」原告の娘たちが、親のあだ討ちの助っ人に、駆けつけているようでした。実に心強い。感謝。
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