<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
本日(8月25日)東京地裁(白石哲裁判長)で、元文京七中・早川由紀子さんの「公務災害認定請求書の校長によるにぎりつぶし裁判」の勝利判決(!)がありました。
これは、1972年東京都公立中に採用された早川さんが、職場における過労とストレスから、繰り返し、
・「中枢神経疲労症候群」(1974年)、
・「頚腕症候群・背腰痛により勤務軽減及び通院を要する」(1975年)。
・「頚肩腕障害・腰痛症により休業療養が必要」(1976年)
・「頚肩腕障害・腰痛症により休職加療を要する」(1982年)
・「頚肩腕障害・腰痛症により勤務軽減及び時間内通院を要し、同疾患のため職場環境の変化は病状の変化をきたすため職場の変更を禁ずる」(1986年2月)
などの診断を受けてきました。
その度に彼女は、年休、病休、軽減勤務、時間内通院などを強いられてきました。
指の握力がなくなり、黒板に文字を書くのも困難だったそうです。
(頚肩腕障害は重症になると体が動かなくなるそうです)
1986年度の文京九中から荒川区の中学校への異動内示には、「職場の変更を禁ずる」という最後の診断書を提出して断りました。
そうしたところ、文京区教育委員会は、その診断書も無視して、早川さんに1986年度は文京区教育センターでの研修を命じました。
当然、彼女の病状は悪化しました。
1987年1月、早川さんは、「頚肩腕障害・腰痛症」を公務上の疾病とする公務災害認定請求をしました。
しかし、S校長は証明印を拒否し、区教委は「職場の変更は医学上禁じます」との診断書を無視し、文京九中から文京七中への強制配転を行いました。
新しい職場での過労が加わり、病状は悪化しました。
1992年、文京七中のK校長に「公務災害認定請求書を預かる」と言われました。
ところが、その請求書はそのまま鍵のかかった校長室のロッカーに15年以上も保管されていたのです。(裁判を進める過程で明らかになりました)
また都教委は、裁判が始まった2007年には請求書の所在を確認していながら彼女に知らせず、「地方公務員災害補償基金」にもすぐに送付しませんでした。
(裁判所に催促されて送付しました。まだ認定の結論は出ていません)
判決では、この校長による握りつぶしが「違法」であり、<都>と<基金>は連帯して早川さんに「50万円」を支払え、ということが示されました。
判決文には次のように述べてあります。
「公務上外の判断権者はあくまで被告基金(「地方公務員災害補償基金」)であるにもかかわらず、文京七中校長が、『原告が公務災害認定請求をしても通るはずがない』と考えて、原告に返却することも都教委に送付することもせずに公務災害認定手続きを止めていたことは、所属部局長である同校長が自ら実質的な公務上外認定の判断権者となるに等しい運用をしたことに他ならず、公務災害補償制度の趣旨に反し、申請者が被告基金の判断を受ける機会を阻害していたものであって、本件公務災害認定請求書が原告の主張する発症時期から18年余りが経過した後に提出されるという極めて稀というべき事実であるなどの被告東京都が主張する諸般の事情を踏まえてもなお、違法と言わざるを得ない。」
今回の判決は、<公務災害認定において所属長の勝手な判断・握りつぶしは違法である>、
ことを明確に認めた点で、大きな意味のある勝訴判決だったと思います。
困難な状況の中でまた一つ、小さくとも大事な一歩前進がありました。
「公務災害認定」で苦しんでいる全国の多くの仲間の皆さん!
是非この判決を大いに活用して下さい。
また、本日配布された、「意見陳述書」(彼女が5月12日に行った)は感動的なものでした。
以下に、「早川さんを支援する会」の連絡先を紹介しておきます。詳しいことは直接早川さんにお問い合わせ下さい。
東京都文京区小石川 5-11-15-1104
「早川さんを支援する会」
TEL 090-9803-0768
メール hayakawa_yukiko@yahoo.co.jp
↑
ここに_(アンダーバー)が入ります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下は<東京「君が代」裁判上告審対策チーム>の取り組みです。
<各界共同アピール> 現在進行中
<最高裁あて署名活動> 10万筆目標
<学校に自由を!10・23集会>
10月23日18:15~ 全国集会 (星陵会館)
「・・・全国の多くの皆さんの賛同と参加を訴えます」(チラシより)
<100万円カンパ活動>
=======================
『8・28都教委包囲行動』
(主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)
<8月28日(土)>
・14:00~新宿駅周辺(西口とアルタ前)での街頭宣伝と署名活動
・15:00~新宿繁華街デモ
・16:00~都庁第二庁舎前抗議行動(都庁は休みですがやります)
<8月30日(月)>
・15:00~都教委への要請行動(8月28日にも集約します)
(都庁第二庁舎一階ロビー集合です)
(スローガン)
・10・23通達撤回! ・「君が代」処分撤回 ・裁判闘争に勝利しよう!
・分限免職を許すな! ・業績評価・成果主義反対!
・主幹・主任教諭制反対! ・石原は即刻辞任しろ!
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
本日(8月25日)東京地裁(白石哲裁判長)で、元文京七中・早川由紀子さんの「公務災害認定請求書の校長によるにぎりつぶし裁判」の勝利判決(!)がありました。
これは、1972年東京都公立中に採用された早川さんが、職場における過労とストレスから、繰り返し、
・「中枢神経疲労症候群」(1974年)、
・「頚腕症候群・背腰痛により勤務軽減及び通院を要する」(1975年)。
・「頚肩腕障害・腰痛症により休業療養が必要」(1976年)
・「頚肩腕障害・腰痛症により休職加療を要する」(1982年)
・「頚肩腕障害・腰痛症により勤務軽減及び時間内通院を要し、同疾患のため職場環境の変化は病状の変化をきたすため職場の変更を禁ずる」(1986年2月)
などの診断を受けてきました。
その度に彼女は、年休、病休、軽減勤務、時間内通院などを強いられてきました。
指の握力がなくなり、黒板に文字を書くのも困難だったそうです。
(頚肩腕障害は重症になると体が動かなくなるそうです)
1986年度の文京九中から荒川区の中学校への異動内示には、「職場の変更を禁ずる」という最後の診断書を提出して断りました。
そうしたところ、文京区教育委員会は、その診断書も無視して、早川さんに1986年度は文京区教育センターでの研修を命じました。
当然、彼女の病状は悪化しました。
1987年1月、早川さんは、「頚肩腕障害・腰痛症」を公務上の疾病とする公務災害認定請求をしました。
しかし、S校長は証明印を拒否し、区教委は「職場の変更は医学上禁じます」との診断書を無視し、文京九中から文京七中への強制配転を行いました。
新しい職場での過労が加わり、病状は悪化しました。
1992年、文京七中のK校長に「公務災害認定請求書を預かる」と言われました。
ところが、その請求書はそのまま鍵のかかった校長室のロッカーに15年以上も保管されていたのです。(裁判を進める過程で明らかになりました)
また都教委は、裁判が始まった2007年には請求書の所在を確認していながら彼女に知らせず、「地方公務員災害補償基金」にもすぐに送付しませんでした。
(裁判所に催促されて送付しました。まだ認定の結論は出ていません)
判決では、この校長による握りつぶしが「違法」であり、<都>と<基金>は連帯して早川さんに「50万円」を支払え、ということが示されました。
判決文には次のように述べてあります。
「公務上外の判断権者はあくまで被告基金(「地方公務員災害補償基金」)であるにもかかわらず、文京七中校長が、『原告が公務災害認定請求をしても通るはずがない』と考えて、原告に返却することも都教委に送付することもせずに公務災害認定手続きを止めていたことは、所属部局長である同校長が自ら実質的な公務上外認定の判断権者となるに等しい運用をしたことに他ならず、公務災害補償制度の趣旨に反し、申請者が被告基金の判断を受ける機会を阻害していたものであって、本件公務災害認定請求書が原告の主張する発症時期から18年余りが経過した後に提出されるという極めて稀というべき事実であるなどの被告東京都が主張する諸般の事情を踏まえてもなお、違法と言わざるを得ない。」
今回の判決は、<公務災害認定において所属長の勝手な判断・握りつぶしは違法である>、
ことを明確に認めた点で、大きな意味のある勝訴判決だったと思います。
困難な状況の中でまた一つ、小さくとも大事な一歩前進がありました。
「公務災害認定」で苦しんでいる全国の多くの仲間の皆さん!
是非この判決を大いに活用して下さい。
また、本日配布された、「意見陳述書」(彼女が5月12日に行った)は感動的なものでした。
以下に、「早川さんを支援する会」の連絡先を紹介しておきます。詳しいことは直接早川さんにお問い合わせ下さい。
東京都文京区小石川 5-11-15-1104
「早川さんを支援する会」
TEL 090-9803-0768
メール hayakawa_yukiko@yahoo.co.jp
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ここに_(アンダーバー)が入ります。
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以下は<東京「君が代」裁判上告審対策チーム>の取り組みです。
<各界共同アピール> 現在進行中
<最高裁あて署名活動> 10万筆目標
<学校に自由を!10・23集会>
10月23日18:15~ 全国集会 (星陵会館)
「・・・全国の多くの皆さんの賛同と参加を訴えます」(チラシより)
<100万円カンパ活動>
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『8・28都教委包囲行動』
(主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)
<8月28日(土)>
・14:00~新宿駅周辺(西口とアルタ前)での街頭宣伝と署名活動
・15:00~新宿繁華街デモ
・16:00~都庁第二庁舎前抗議行動(都庁は休みですがやります)
<8月30日(月)>
・15:00~都教委への要請行動(8月28日にも集約します)
(都庁第二庁舎一階ロビー集合です)
(スローガン)
・10・23通達撤回! ・「君が代」処分撤回 ・裁判闘争に勝利しよう!
・分限免職を許すな! ・業績評価・成果主義反対!
・主幹・主任教諭制反対! ・石原は即刻辞任しろ!
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