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2004年12月21日(火曜日) 豹変
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「君子豹変」なる語の意味も、情けないことに最近理解した。
60過ぎて言葉が分るというのも、というよりまだまだ間違って理解してたり、知らなかったりする言葉が無数にあるというのは、何とも生きてる根拠がふわふわしているようで心もとない。簡単に再度言えば、「情けない」に尽きる。
君子は豹変する。豹の紋の如く、鮮やかに変じるのである。見定めて誤認を悟れば、さっと見解・方向を転じるのである。
対して小人は、革面である。小人の変わり方は、うわべのみということ。過ちを認めないのである。
今日ラジオを聴いていたら、豹の目がくるくると変ずると言っていた。豹皮でなく、豹目とは。いろんな説があるものだ。
組織は君子と同様、豹変するのか。昨今、過ちを認めず変じているようだ。言い訳しつつ変じている。即ち、革面であろうか。うわべだけというより、根幹もなくぐにゃぐにゃと変じている。臆面なしとは、このことを指す言葉だ。だから人々はもう、組織に魅力を持たない。一人、一党の時代である。一人であるから、次の瞬間鮮やかに認識の転換ができる。鮮やかに変ずれば、君子となれる。
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