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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

安倍を倒そう!(614)<悲劇は喜劇より偉大である>

2020年05月01日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 コロナ禍がさらに深刻化している。
 そうした中でこの間、▲ 安倍首相のドタバタ喜劇が展開されてきた。
 また、昭恵夫人の軽率な行動も後を絶たない。

 そんな中、たまたま夏目漱石の『虞美人草』という本を読んでいたら、終わりの方で「悲劇は喜劇より偉大である」という句にぶつかった。
 もう少し読んでいくと。そこには以下のように書いてあった。
 (読みやすいように漢字をひらがなにしたりしています)
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 万人はことごとく生死の大問題より出立する
 この問題を解決して死を捨てるという。生を好むという。
 ここにおいて万人は死に向って進んだ。
 ただ死を捨てるというにおいて、万人は一致するが故に、死を捨てるべき必要の条件たる道義を、相互に守るべく黙契した。
 されども、万人は日に日に生に向かって進むが故に、日に日に死に背いて遠ざかるが故に、
 大自在に跳梁して毫(ごう)も生中を脱するの虞(おそれ)なしと自信するが故に、
 ――道義は不必要となる

 道義に重きを置かざる万人は、
 道義を犠牲にしてあらゆる喜劇を演じて得意である
 ふざける。騒ぐ。欺く。嘲弄する。馬鹿にする。踏む。蹴る。
 ――ことごとく万人が喜劇より受くる快楽である。
 この快楽は生に向かって進むに従って分化発展するが故に
 ――この快楽は道義を犠牲にして始めて享受し得るが故に
 ――喜劇の進歩は底止する所を知らずして、道義の観念は日を追うて下る。

 道義の観念が極度に衰えて、生を欲する万人の社会を満足に維持しがたき時、悲劇は突然として起る
 ここにおいて万人の眼はことごとく自己の出立点に向う。
 始めて生の隣に死が住む事を知る。
 みだりに踊り狂うとき、人をして生の境を踏み外して、死の圏内に入らしむる事を知る
 人もわれももっとも忌み嫌える死は、ついに忘るべからざる永劫の陥穽(かんせい)なる事を知る。
 陥穽の周囲に朽ちかかる道義の縄はみだりに飛び超ゆべからざるを知る。
 縄は新たに張らねばならぬを知る。
 第二義以下の活動の無意味なる事を知る。
 しかして始めて悲劇の偉大なる悟る
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 この指摘はまさに現在にも当てはまるのではないだろうか。

 『虞美人草』はよく練られた小説で、
 心理描写としては『源氏物語』にならい、
 ストーリーとしてはシェークスピアの悲劇に学んで書かれたのではないかと思う。
 名作である。

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