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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

在宅起訴を報じる新聞記事

2004年12月03日 | 板橋高校卒業式
元教諭を在宅起訴
都立高卒業式で『君が代斉唱に反対し混乱』

 東京地検は三日、東京都立板橋高校(東京都板橋区)の卒業式で、「君が代」斉唱に反対して保護者に着席を呼びかけるなど混乱を招いたとして、威力業務妨害の罪で埼玉県騎西町、藤田勝久元教諭(63)を在宅起訴した。

 起訴状によると、藤田被告は今年三月、同校体育館で行われた卒業式で、保護者席に向かって「国歌斉唱の時、教職員が立って歌わないと処分されます。国歌斉唱の時は着席をお願いします」と呼びかけた。同校の校長や教頭が止めに入ったが、藤田被告は「触るんじゃない」と大声を上げて騒ぎ、卒業式の進行を妨害したとされる。

 その後、藤田被告は退場し、式は五分ほど進行が遅れただけだったが、同校と都教委は警視庁板橋署に被害届を提出、同署が十月に書類送検した。藤田被告が会場で週刊誌のコピーを配布したことも容疑に含まれていたが、起訴事実からは除かれた。

 藤田被告は同校に一九九五年四月から〇二年三月まで勤務し退職。来賓として招かれていた。

■藤田元教諭が会見

 藤田勝久元教諭は三日夕、都内の弁護士事務所で記者会見し「混乱させた事実はない。事実をねじ曲げた不当な起訴だ」と憤った。弁護団も「日の丸・君が代問題に異議を唱えた者に対する制裁で、教育現場への不当な介入だ」と強く批判した。

 藤田元教諭は、「この卒業式は異常だ」と訴えたのは、君が代斉唱の際に起立しない教員を処分するとの都教委の方針が「度を超したことをしていると保護者に知ってほしかったから」と説明。

 退去を命じた校長に抗議したが式開始の約十五分前には会場外に出ており「会場内を喧噪(けんそう)状態にして妨害した事実はない。出席した保護者に聞いていただければ分かる」と話した。

 式では君が代斉唱時に卒業生の大半が着席した。藤田元教諭は「私があおったわけではない。思うようにいかなかったので見せしめに起訴したのではないか」とした。

 藤田元教諭は検察側の事情聴取を受けず起訴されており、加藤文也弁護士は「一回は本人から聴取するのが通常だ」と手続き面でも批判した。
(2004年12月04日 00時00分 東京新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20041204/mng_____sya_____006.shtml

共同通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041203-00000137-kyodo-soci

毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041203-00000159-mai-soci

朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/1203/039.html

『東京新聞』以外の、記事の内容は、「コメント」をクリックして下さい。
そういえば、日頃熱心な『産経新聞』は、今回の起訴については記事にしていない。なぜ?

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3 コメント

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Unknown (管理人見習)
2004-12-04 20:16:15
『共同通信』
君が代反対の元教諭起訴 威力業務妨害、在宅のまま

 東京地検は3日、東京都立板橋高校(東京都板橋区)の卒業式で君が代斉唱の際の起立義務づけに反対を呼び掛け、式場を混乱させたとして威力業務妨害罪で元同校勤務の藤田勝久元教諭(63)を在宅起訴した。
 起訴状によると、藤田被告は今年3月、同校の体育館で開かれた卒業式で保護者席に向かい「この卒業式は異常です。国歌斉唱の時、教職員が立って歌わないと処分されます。ご理解願って、できたら着席をお願いします」と呼び掛けた。校長らに退場を求められると「触るんじゃない。おれは社会科の教師だ」などと大声を上げて騒いだ。
(共同通信) - 12月3日14時18分更新
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Unknown (管理人見習)
2004-12-04 20:17:27
『毎日新聞』
<君が代>起立に反対発言の教師、在宅起訴 東京地検

 今春の東京都立板橋高校の卒業式で、君が代斉唱の際の起立に反対する発言をして式の開始を遅らせたとして、東京地検は3日、藤田勝久元教諭(63)を威力業務妨害罪で在宅起訴した。起訴状によると、藤田被告は3月11日、卒業式開始前、父母らに「できたら斉唱の時は着席をお願いします」などと大声で呼び掛けた。
(毎日新聞) - 12月3日21時35分更新
返信する
Unknown (管理人見習)
2004-12-04 20:18:40
『朝日新聞』
卒業式を妨害、元教諭を威力業務妨害罪で在宅起訴 東京
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 東京都立板橋高校の卒業式で「国歌斉唱の時には着席を」と大声で発言するなどして式の円滑な進行を妨げたとして、東京地検は3日、藤田勝久・同校元教諭(63)を威力業務妨害の罪で在宅起訴した。地検は「式を妨害した行為をとらえて起訴した。国歌斉唱の是非とは無関係だ」と説明している。藤田元教諭は「事実をねじ曲げた起訴で不当だ。都教育委員会が度をこしていることを知ってほしかっただけで、卒業式に何の影響も与えていない」と話している。

 起訴状によると、藤田元教諭は3月11日、2年前まで勤めた同校の卒業式に来賓として出席した際、式直前に保護者らに向かって「この卒業式は異常です。国歌斉唱の時、教職員が立って歌わないと処分されます。国歌斉唱の時はできたら着席をお願いします」と大声で発言した。

 さらに、校長や教頭が元教諭を退場させた際、「おい、さわるんじゃない。何でおれが出るんだ」などと怒鳴り、式の開始を数分間遅らせて、進行を妨げたとされる。

 藤田元教諭は95年4月から社会科教諭として同校に勤務し、02年3月に定年退職した。

 同校と都教委が被害届を出し、警視庁が元教諭を書類送検。地検によると、元教諭は警視庁の5度の出頭要請を拒み、その後、任意で出頭した際に黙秘したことや、地検の出頭要請にも応じなかったことなどから起訴に踏み切ったという。

 都内で記者会見した弁護団は、元教諭は開式予定時間の約10分前に退場しており、開式は遅らせていないとしている。地検からの出頭要請については当初、弁護団が「現時点では応じられない」と伝えたという。

 弁護団は「最終判断の前には聴取のための出頭要請があると思っていた。それには応じる準備があった。本人聴取がないまま起訴するのは手続き上、問題がある。藤田さんは全く威力を用いていないし、卒業式を妨害してもいない。司法の場で藤田さんの無実を明らかにしていきたい」としている。
(12/03 22:05)
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