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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

明けない夜はない(27)<キグチコヘイハ・・・>

2021年01月26日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 コロナ下で「非常事態宣言」が出され、東京五輪もどうなるかわからない。
 そうした中、本日(1月25日)の▲ 『東京新聞』に、「一同起立せよ 歌唱入りCDを再生 不起立で懲戒処分対象」という見出しの記事が出た。
 都教委が昨年12月24日に、3月の卒業式に向けて出した文書の記事である。
 そこには次のようなことが書いてある。
 式次第には「国歌斉唱」と明記。
 司会の発生を合図にして参加者に起立を促し、
 会場全体に聞こえる音量で歌唱入りCDを流す。
 ・・・今回はコロナで歌えないから、CDで代用するという理屈だ。
 これだと出席者全員を体育館に集めてやるようだ。
 「三密を避ける」どころではない。

 そして次のようにも書いてある。
 今回の「歌わない」卒業式でも職務命令が出るのか桐井氏(主任指導主事:渡部注)に聞くと、
 「斉唱は出ない。起立はいつも通り」との答えだった。
 つまり、不起立はこれまでと同様、懲戒処分の対象になる
 この都教委の方針に対して、東京大学の高橋哲哉教授(哲学)の指摘が紹介されているが、彼はその最後の所で、「昨年来、批判が続く日本学術会議の任命拒否問題とも通底している」と述べている。
 また、1月3日の「明けない夜はない」(24)で紹介した『ルポ「日の丸・君が代」強制』の著者・永尾俊彦さんの写真入りインタビュー記事も載っている。
 その中で永尾さんは、「教職員に命令し、服従を強い、『上司には何を言っても変わらない』という雰囲気をつくる。教職員も『子どもも命令に従って当然』という意識を形成する。権力側に都合のいい人間を育てる戦前の教育と似ている」と述べている。
 詳しくは記事を読んで頂きたいが、この記事を読んで頭に浮かんだのは、戦前、1902年から1945年までの小学校修身教科書に載っていた
 「キグチコヘイハ テキノタマニアタリマシタガ シンデモ ラッパヲ クチカラハナシマセンデシタ」
 という記述である。
 都教委はコロ下であくまでも「国歌斉唱」にこだわって、生徒や教職員の健康や命は二の次なのである。
 付け加えればオリパラ教育でも都教委は「観戦」はその「集大成」としている。

 これが硬直化した都教委であり、これでは生徒の命など守れるわけがない。
 どんどん抗議の声を上げましょう。

 以下に被処分者の会の近藤徹さんがFBに投稿した文章を紹介しておきます。

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 【「君が代」CDで流し起立しないと処分~突出した都教委の異常さ】
 (写真:東京新聞20・21面こちら特報部1月25日付)


 昨年(2020年3月)行なわれた卒業式では、新型コロナ感染拡大の最中にもかかわらず都教委が全都立学校一律に「君が代」斉唱を強制したことに対しマスメディア・保護者・生徒などから「命よりも『君が代』を優先」との厳しい批判が寄せられた。
 都教委は今年3月の卒業式では「飛沫拡散防止」のため、声を出しては歌わないが、式次第に「国歌斉唱」を明記し、CDで「君が代」を流し、生徒・教職員を起立させ、起立しない教職員には懲戒処分を科すとの方針だ。
 「民主主義・憲法」教えるべき学校でこんな理不尽・異常なことが強制されていいのか。
 高橋哲哉東京大学教授は「自己矛盾」と都教委を批判し、ルポライター・永尾俊彦さんは(処分された教員を取材して)「子どもと誠実に向き合ってきた人ばかり」と言う。
 卒入学式で「日の丸・君が代」を強制する東京都教委の10・23通達発出から17年3ヶ月余。
 484名もの教職員が不起立やピアノ不伴奏で処分されている。

 長期にわたり学校現場に異常な混乱をもたらした10・23通達を撤回し、卒業式・入学式が各学校の創意工夫を尊重し、自由で創造的で真に子どもたちの卒業・入学を祝福するための式になるよう強く求める。
 「『日の丸・君が代』強制は戦争への道」というのは私たちの共通の思いだ。
 「子どもたちを戦場に送らない」ために闘う私たちにこれからも絶大なご支援を!

 #日の丸君が代強制は戦争への道
 #命令と処分の東京の教育行政の抜本的転換を

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2021年「2・7総決起集会」
~国家権力による学問と教育の支配を許さない~

 <講 師> 早稲田大学・岡田正則教授(学術会議で任命拒否にあった)
 <現場からの報告>
 ・東京五輪反対の闘い
 ・義務制
 ・高校
 ・特別支援学校
 ・セアート勧告について
 ・コロナ下の地域での取り組み
 ・共同行動の仲間より
 <闘いのスローガン>
 ・「日の丸・君が代」強制・処分反対!
 ・「10・23通達」の撤回!
 ・学術会議任命拒否を撤回しろ!
 ・国家権力による学問・教育への介入・支配を許すな!
 ・コロナ感染を拡大するGO=TOキャンペンは中止しろ!
 ・東京五輪は即刻中止しろ!
 ・コロナで明らかになった給食無償化の実現!
 ・ITC教育・ギガスクールよりも30人学級の実現!
 ・敵基地攻撃能力保有・軍拡・9条改憲反対!
 ・若者を再び戦場に送るな!
 <日時>2021年2月7日(日)13:00開場 13:30開始
 <場所>文京区民センター 2階2A
     (JR水道橋駅下車10分、地下鉄春日駅すぐ)
 <資料代>500円
 <主催>都教委包囲首都圏ネットワーク


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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
 http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト

 http://hinokimi.

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