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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

【都議会】古賀質問への答弁(04.6.8)

2004年12月03日 | 暴走する都教委
横山教育長が、生徒を起立させるよう指導する職務命令を出すと明言。
○議長(内田茂君) 傍聴人の方にお願いします。
 ご静粛にお願いします。
   〔知事石原慎太郎君登壇〕
○知事(石原慎太郎君) もう一回やったら退場だぞ。
 古賀俊昭議員の代表質問にお答えいたします。
(略)
 次いで、学校における名簿の作成についてでありますが、この間、あるところで質問を受けまして、私もその前後の事情といいましょうか、事例のかかわり合いを深く認識しないままに、男と女の生徒の同じクラスで、一々男と女の名簿を分けることもないんじゃないか、あいうえお順でやることは、私は便利なんじゃないですかと申しましたが、しかし、それをもって、それを踏まえて──いわゆるジェンダーフリーもいろいろ解釈があるでしょうけれども、ジェンダーフリーというのは、これは怪しげな英語でありまして、こんなものは外国にないわけですが、いずれにしろ、ジェンダーフリーというのは、私は基本的に男女の同格の実現だと思いますけど、決してこれは同質の実現ではない。
 男と女がある限り、男と女が同質であるわけはありませんで、例えば、いわゆるジェンダーフリーと称している怪しげな性教育の教育の中で、例えば思春期、中学生、高校生という育ち盛りの子どもたちのスポーツのための更衣室を一緒にする。男性が女性の裸をそこで見て性的な興奮を覚えるということは、これは教育が間違っているから、それをなくする。なくなるわけがない、これは、なくなったら人類破滅しますよ。子どもいなくなっちゃいますよ。
 こういうばかな、要するに試み、信念というものが、もしクラスにおける名簿の男女混合名簿というものを起点にして行われるなら、これはやはりこの問題も深刻にとらえて考え直す必要があるんではないかという気がいたします
   〔傍聴席にて発言する者あり〕
○議長(内田茂君) 傍聴人に申し上げます。
 ご静粛に願います。
 命令に従えないときは、退場を命じます。
   〔傍聴席にて発言する者あり〕
○知事(石原慎太郎君) 議長、これ以上傍聴席から違法な雑音が入るなら、私は暫時発言を控えます。よろしくお取り計らいください。
 いわゆる怪しげな英語で構成されておりますジェンダーフリーなるものが、男女の質の差までを否定するというならば、これは文化的にも歴史的にも間違っておりまして、歴史的に通用しないものであり、非常に非人間的、非文化的なものでありまして、このことは四都県知事会談においても共通認識として確認しているところであります。

   〔教育長横山洋吉君登壇〕
○教育長(横山洋吉君) 教育に関します十七点の質問にお答え申し上げます。
(略)
 次に、国旗・国歌に関しまして、国歌斉唱時に起立をしない教員への指導についてですが、これは法令や学習指導要領に基づいて指導をする立場にある教員が、国歌斉唱時に不起立することを公言をしましたことは、都民の信頼を著しく損ねるものでございまして、極めて遺憾でございます。
 都教育委員会としましては、校長に対しまして、当該教員に適正な職務の遂行を命じるよう指導しましたが、当該教員は、校長の再三の指導にも従わず、卒業式で起立しなかったため、職務命令違反で処分を行いました。
 今後、同様の事例の教職員に対しましては、学校を離れての長期の研修を行うことを含め、より一層指導を徹底していくことを、全教職員に周知をしてまいります。
 次に、重要な学校行事における休暇取得に際して、時季変更権を行使することについてですが、これは労働基準法におきまして、年次有給休暇は職員の請求する時季に与えなければならないと規定はされておりますが、事業の正常な運営を妨げる場合には、他の時季にこれを与えることができることとされております。
 卒業式、入学式は、学校の重要な儀式的行事でございまして、所属教職員には、当然のことながら行事運営上、それぞれ果たすべき役割がございます。年次有給休暇申請につきましては、校長が不適切と判断した場合には、時季変更権を行使するよう指導してまいります
 次に、処分を受けた教員の研修についてですが、卒業式、入学式等におきまして、校長の職務命令に違反し、処分を受けた教員に対しまして、再発防止の徹底を図っていくことは重要でございます。これらの教員等に対しまして、服務事故再発防止研修を命令研修として受講させ、適正な教育課程の実施及び教育公務員としての服務の厳守などについて、自覚を促してまいります。
 なお、受講に際し、指導に従わない場合や成果が不十分の場合には、研修修了とはなりませんので、再度研修を命ずることになりますし、また、研修を受講しても反省の色が見られず、同様の服務違反を繰り返すことがあった場合には、より厳しい処分を行うことは当然のことであると考えております。
 次に、卒業式、入学式の適正実施についてですが、教員は、教育公務員として、法令や学習指導要領に基づき、児童生徒に我が国の国旗・国歌の意義を理解させ、これを尊重する態度を育成する責務がございます。
 都教育委員会は、昨年十月に通達を出し、都立学校の卒業式、入学式の適正化に努めたところ、大幅に改善が図られました。今後、校長の権限に基づいて学習指導要領や通達に基づいて児童生徒を指導することを盛り込んだ職務命令を出し、厳正に対処すべきものと考えております。
 次に、個別的職務命令を全教職員に出すことについてですが、教職員は、地方公務員法の定めによりまして、上司の職務上の命令に従う義務がございます。
 この春の都立学校の卒業式、入学式は、通達後初めて行われたものでございまして、学習指導要領や通達に基づいて適正に実施するよう、都教育委員会は全校全教職員に対して、包括的職務命令に加え、個別的職務命令を発出するよう指導したところでございます。
 ご指摘の校長の例が、反対勢力による攻撃の材料として現実に使われることは当然予想されることでございまして、遺憾といわざるを得ません。
 都立高校におきましては、なお適正化への途上にあるという現状にかんがみまして、来春の卒業式、入学式におきまして、個別的職務命令を発出するよう指導してまいります
 小中学校におきましても、校長の指導に従わない教職員には、個別に職務命令を出すことも含めまして、卒業式、入学式が適正に実施されるよう、区市町村教育委員会に対して指導を徹底をしてまいります。

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