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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

三者卒・入学式対策本部速報(10)

2006年03月14日 | 日の丸・君が代関連ニュース
全国の仲間の皆さん!(転送歓迎。ホームページ転載の場合は近藤までご一報下さい。)
<一部報道関係者に送信しています。>

東京・三者(予防訴訟をすすめる会、被処分者の会、被解雇者の会)卒・入学式対策本部事務局の近藤(被処分者の会)です。

いつもお騒がせしていますが、緊急事態なのでお読み下さい。

● 重大事態!都教委生徒指導の新たな通達を発出(3月13日)
 本日(3月13日)、都教委は生徒に対する「日の丸・君が代」指導の新たな通達を発出しました。都教委が教育長名の「通達」を出すのは、03年10.23通達以来、実に2年5ヶ月ぶりです。都教委は本日17時より「臨時校長連絡会」を開催し、校長に通達を発出し(校長に口頭でどんな説明をしたかは不明)、19時「プレス発表」をしました。
 この通達は、05年12月8日の都議会での自民党古賀俊昭都魏の質問に対する中村正彦教育長の答弁「生徒多数が不起立の場合は新たな通達を発出する」に基づくものです。生徒の「思想・良心の自由」よる不起立という自主的な判断に対して、教職員の「指導」の徹底、即ち「立て・歌え」と生徒を指導せよ、ということです。教職員に生徒に対する「人権侵害」を強制するものに他なりません。まt、私たち教員の「教育の自由・裁量」を奪うものです。私たちは、都教委の走狗になることを拒否し、政府国会答弁(1999年)にすら明確に反するこのような通達の撤回を求めて運動を前進させることを誓います。
 全国から都教委の「3.13通達撤回」の抗議を都教委に集中して下さい。抗議先は「東京都教育委員会ホームページ」を開き、宛先を確認し、メール・抗議打電、電話、FAXでお願いします。

以下、通達全文です。

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17教指企第1193号
平成18年3月13日

都立口頭学校長、都立盲・ろう・養護学校長、都立中学校・中等教育学校長 殿

                          東京都教育委員会教育長 中村正彦

 東京都教育委員会は、「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について(通達)」(平成15年10月23日付15教指企第569号)により、各学校が入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱を適正に実施するように通達した。また、「入学式・卒業式の適正な実施について(通知)」(平成16年3月11日付15教指高第525号)により、生徒に対する不適正な指導を行なわないこと等を校長が教職員に指導するよう通知した。
 しかし、今般、一部の都立高等学校定時制課程卒業式において、国歌斉唱時に学級の生徒の大半が起立しないという事態が発生した。
 ついては、上記通達及び通知の趣旨をなお一層徹底するとともに、校長は自らの権限と責任において、学習指導要領に基づき適正に児童・生徒を指導することを、教職員に徹底するよう通達する。
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● Kさん(調布養護学校)に対する停職1ヶ月の処分発令抗議行動(3月13日)を展開!
 3月9日、都教育委員会は1月の30周年記念行事で「君が代」斉唱時に4回目の不起立を貫いたKさん(調布養護学校)に対して停職1ヶ月の懲戒処分の発令を強行しました。これは、今、各学校で行なわれている卒業式で教職員の抵抗を抑え込むための「みせしめ」です。新たな通達発出の日に停職1ヶ月という重い処分が発令されたのも決して偶然ではありません。教職員を通じて「きりつ・斉唱」を生徒に強制するという都教委の狙いが明白になりました。
 被処分者の会等の呼びかけに応えて、早朝より発令場所の都総合技術教育センター(水道橋)には40名以上の人が抗議・Kさん支援に駆け付けてくれました。心より御礼申し上げます。

● 明日、3月14日(火)、「都立高校の自由を取り戻す会」(都立高校元教員らで組織)による都教委要請(申し入れ)が行なわれます。(10時50分・都庁第2庁舎1Fロビー集合、11時申し入れ)

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三者卒・入学式対策本部
事務局長 近藤 徹
090-5327-8318
mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
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