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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

◆立ち読み『藤田勝久未刊の大作?』18

2005年02月08日 | 藤田の部屋
     ★ 不起立 百五十人を超す!  

   3月23日 午前3時 「asahi.com」

 東京都立の高校の卒業式で、「君が代」斉唱時などに起立しなかった今日職員が150人以上に上ることが22日、現職教職員のネットワークの調査でわかった。

 都教育委員会は昨秋、「日の丸・君が代」の実施要領をを細かに規定し、違反者を処分する方針を示している。
 起立しなかった教職員の事情聴取はすでに始まっており、前例のない大量処分となるのは必至だ。

 都教委は都立高に対し、教職員の座席表を事前に作成させるなどした上で、式当日は「監視役」の職員を派遣、起立しなかった教職員をチェックできる態勢を取った。
 違反者には戒告などの重い処分が考えられており、何回か続けば免職になる可能性もある。

 こういた動きをめぐっては、現職の教職員らが今年1月、起立、斉唱の義務がないことを確認する訴訟を起こしている。
 都立高の卒業式は全日制では今月2日~23日の予定で順次実施されているが、原告団の教員らによると、少なくとも150人の不起立者が確認された。
 都教委の通達は都立の盲・ろう・養護学校も対象となっており、総数はさらに増える見通しだという。

 教員の一人は「組合などが組織的に不起立を呼びかけたことはなく、教職員がそれぞれの判断で行動している。 現場には考え方の押しつけに対する反発が強い」と話す。


・ 組合が不起立者を組織破壊者、はね上がりなどと誹謗するなかで個々の教員が自己の理念に基づいて行動していることに大きな意味がある。
・ 勤務評定が「人事考課」という名で完全に教育現場に実施されてしまった。
  その中での「不服従」は、異動、昇給、履歴などにおいて今後多大の不利益、差別が想定される。
  そのような状況のもとでの行動であるだけにその行為の重さは大きい。
  覚悟しての行動である。

     ★  式後、事情聴取、校長はまるで捜査官!

 「座りましたね」 「なんで座ったのですか」・・・・・校長は式後、まさに当局の捜査官となって躍起となって不起立者の取調べに入った。

 卒業式という晴れがましい日が、教職員の思想調査、踏み絵を踏んだとか踏まなかったとかの殺伐たる情景に変わったのである。

(続)
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