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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

河原井・根津08年処分取消裁判次回傍聴案内

2016年10月15日 | 日の丸・君が代関連ニュース
  =河原井さん・根津さん 08年事件裁判=
 ☆ 次回10月17日(月)は、本人尋問・証人尋問
   傍聴をお願いします。


 08年事件(河原井・根津ともに停職6月処分)地裁裁判では、これまでに20本の準備書面を提出し、主張・立証してきました。意見書では新たに、中川律・埼玉大准教授に「教育の自由及び『不当な支配』の禁止から見た『日の丸・君が代』訴訟の分析」について、阪口正二郎・一橋大大学院法学研究科教授に「トレーナー着用と表現の自由、服装の自由」について書いていただきました。
 まだ、もう少し準備書面を提出する予定ですが、次回裁判(10月17日(月)13:10~17:00 地裁527法廷)は尋問となりました。
 証人尋問は鈴木明人事部教職員服務担当副参事(当時)に対して、本人尋問は原告の河原井、根津に行います。鈴木氏は処分案の検討等、2人の処分にかかわった人物です。
 当日の予定は、
 13:10から鈴木氏に対して、被告主尋問が45分、原告反対尋問が20分、
 14:15から根津に対して、原告主尋問が60分、被告反対尋問が45分、
 16:00から河原井さんに対して原告主尋問が30分、被告反対尋問が30分の予定です。
 今年5月に07年事件根津・停職6月処分取り消しが決定しましたから、同一の「過去の処分歴等」を理由にした根津処分適法の道は断たれました。
 しかし、新たな「処分歴」や「不起立前後の態度等」、「学校の規律や秩序を害する具体的事情」が生じた場合は、それと「受けた不利益」とを天秤にかけ、06年に受けた停職3月処分を加重していいか否かを判断することになります。
 08年事件では、都教委は根津の処分理由を「君が代」不起立だけでなく、「強制反対 日の丸・君が代OBJECTION HINOMARU KIMIGAYO 」とロゴの入ったトレーナーを着用したことが職務専念義務違反、職務命令違反だと記述し、裁判ではトレーナー着用を「不起立前後の態度が悪かった」として、停職6月処分は適法だと主張しています。
 本人尋問ではなぜ、河原井・根津は「君が代」起立の職務命令に従わなかったのか、とともに、根津はなぜ、トレーナー着用をやめなかったのかについても証言します。
 用途の異なるパジャマやドレス等を着用したというならともかくも、汚れてもよく作業がしやすい仕事着として、根津は手持ちのトレーナーを着用したに過ぎません。
 都教委の意向を汲んだ校長が、理由も説明できずに着用を禁止したことの不当性、それに従ってしまったら、指示命令がさらに職場を支配することになるので従ってはいけないと思ったことを述べたいと思います。
 いま、石原元都知事が始めた都中央卸売市場(築地市場)の豊洲移転が問題になっています。
 これまでも、危険性の指摘や反対運動がずっとあったにもかかわらずマスメディアは知らんふりしてきて、ここにきて小池都知事を持ち上げるかのような報道姿勢には実に腹が立ちますが、石原元都知事が豊洲移転を含め悪の限りを尽くし、その石原元都知事が任命した、お友だちである横山教育長が発出した10・23通達、その通達に沿って「君が代」不起立・不伴奏処分がされ続けてきたこと、こういった構図を裁判所には見てほしい。
 時間が許せば、証言の中で一言でも触れたいと思っています。
 皆さん、できましたら傍聴をお願いします。

 『河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会ニュース no.58』(2016年10月5日)
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