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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

レイバーネット日本:あるくラジオ<自由を求める高校生たちはまぶしかった>

2019年02月27日 | こども危機
 ◆ 自由それとも従順?「あるくラジオ」で高校生が熱く語る (レイバーネット日本)

*ゲストの一人 永井栄俊さん(左)とパーソナリティの佐々木有美さん・志真秀弘さん

 → 放送アーカイブ(60分)
 → 「あるくラジオ」

 ネットラジオ「あるくラジオ」は、2月23日<高校生は自由を求める―東京の学校はいま>をテーマに放送した。ゲストは、都立新宿山吹高校の現役生徒「わたなべこう」さん(18歳)とOBの「ひらけにうす」さん(23歳)。それに元高校教員で「君が代」不起立処分とたたかっている永井栄俊さんだった。
 2人の高校生は「ヤマブキジャーナル」という学校新聞を出していたが、「ボランティアの必修化」を批判した記事などが問題にされ、検閲・削除・廃刊を余儀なくされた。いまはネットに場所を移して学校新聞「ヤマブキジャーナル電子版」として発信を続けている。
 比較的自由な学校として有名な新宿山吹高校でも生徒への締め付けは厳しくなっていた。
 永井さんによれば「東京の学校は2000年以降、競争原理が持ち込まれ、管理教育が強まった。不寛容・厳罰主義、教育労働のブラック化、そして極端な教員不足で授業ができず自習させるところもでている」という。教育の崩壊状況だが、教員組合も声を上げられない。
 「2003年の『君が代』強制からものが言えなくなり上意下達になった」と永井さん。上意下達の学校で育つ生徒は、もの言わぬ従うだけの人間に育つのだろうか。
 そんな中、声を上げる新宿山吹高校の生徒たちはまぶしかった
 「あなたたちを突き動かしているものは何?」。パーソナリティの質問に「ひらけにうす」さんはこう言う。
 「私は自由を守りたい。学校・家庭・社会では協調の名のもとに同調圧力がうまれて、個人の自由が軽視されている。他人の権利を侵害しない限り、最大限個人の自由は認められるべきだと思う」。
 これを受けて永井さんは「私も自由の人間。良心の自由を主張したら処分された。そのとき『大人になれ』と言われた。大人になれというのは従順になれという意味だ。おかしい。大人になることは従順になることではなく、自由になることではないのか。私は憲法がうたう『人権・自由・平和』の実現をめざして生きていきたい」と熱く語った。(M)
 ※ヤマブキジャーナル電子版
 ※レイバーネット関連記事http://www.labornetjp.org/news/2018/1204yamabuki
 *次回放送は3月29日(金)15時~16時。<太田昌国のぐるっと世界案内(仮)>の予定です。
『レイバーネット日本』(2019年2月25日)
http://www.labornetjp.org/news/2019/0223aruku
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