2013年8月31日(土)、我が家のほとんど陽の当らない西側の細長い所に植えられているニラ(韮)が、白い花を沢山咲かせていました。市販のニラ(韮)の葉は、幅広いものがほとんどなので、昔からある細い葉のものがほしいと妻が育てているものです。
ニラ(韮) ユリ科 ネギ属 Allium tuberosum
インドや中国西部原産といわれ、古くわが国に渡来し、野生化しているものも見られる。多年草で、基部は鱗茎と呼ぶほどではないが、わずかに肥大し、外側は葉鞘の枯れた繊維で包まれている。 葉は扁平で幅4mmほど、左右に開き、束になって伸びる。独特のネギ臭がある。夏から初秋(8~9月)にかけて、葉の間から20~30cmほどの長い花茎を伸ばして、先端に白い小さな花を多数半球状につける。乾燥や高温に強く、育て易いので家庭菜園にも向く。葉を利用する野菜だが、庭に植えておくと花も楽しめる。庭がなくてもプランターなどに作っておいても間に合う。もっとも、何度も葉を刈って利用すれば花は咲かない。
[栽培]普通、種子を播いて作るが、次々と分糵(ぶんけつ)して株が大きくなるので、3~5年ごとに株分けしてやる必要がある。播き時:4月および9月。株分け、植付期:3月および9月。
ニラをはじめネギの仲間は普通ユリ科とされているが、この花のつき
方はスイセンの花序と似ているので、ヒガンバナ科とする分類学者もいる。ニラの古名を「ミラ」といい、また、ラッキョウを「オオミラ」といったのに対し、「コミラ」ともいい、ニラというのは俗称である。またこれを「フタモジ」というのは、ネギ(古名を「キ」という)を「ヒトモジ」というのに対して、ニラは2字だからである。
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/cabe989260a57f07faffad1a5fc33fb9 [peaの植物図鑑:一関市街地のニラ(韮)の花 2008年8月30日]