peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町長坂のボタンヅル(牡丹蔓) 2013年8月9日(金)

2013年08月10日 | 植物図鑑

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2013年8月9日(金)、一関市東山町の安養寺(長坂字東本町164番地)にあるお墓の掃除に行きました。檀家の人たちがみんなで草刈りなどをしたため綺麗になっていました。町営墓地(安養寺本堂裏に造成された墓地)と安養寺墓地の間にある斜面にキツネノカミソリ(狐の剃刀)が花を咲かせていました(上と下)。

また、辺りをよく見たら安養寺の墓地から幽玄洞の入口付近まで続く斜面などにも沢山群生して花を咲かせていました。また、「唐梅食堂」の裏側のフェンスに絡まって生長したボタンヅル(牡丹蔓)が、白い花を沢山咲かせていました。

http://www6.ocn.ne.jp/~yuugen/ [自然洞窟博物館・幽玄洞:一関市東山町長坂]

http://www.e-tera.jp/oterasan/iwate/02-itinoseki/12-higasiyama-anyouji.html [城高山安養寺:一 関市東山町長坂字東本町164番地]

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ボタンヅル(牡丹蔓) キンポウゲ科 センニンソウ(クレマチス)属 Clematis apiifolia

日当たりの良い山野に生える木質のつる植物。葉は小葉が3個ある複葉で対生する。小葉は長さ3~6㎝で、先は尖り、縁には不揃いの鋸歯がある。8~9月、直径2㎝ほどの白い花が群がってつく。花には花弁はなく、花弁状の萼片が4個ある。萼片の外側には白くて長い毛がある。果実はそう果で、先端に花の後伸びて羽毛状になった花柱が残り、風に乗って散布される。和名は、葉がボタン(牡丹)の葉に似ているので「牡丹蔓」の名があるという。分布:本州、四国、九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40866172&blog_id=82331 [ peaの植物図鑑:一関市「蘭梅山いこいの森」のボタンヅル(牡丹蔓) 2012年8月21日(火)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38109060&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のボタンヅル(牡丹蔓)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35327806&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市川崎町&東山町のボタンヅル(牡丹蔓)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/322596b26a2a917814f7e9d3adc2f12e [peaの植物図鑑:一関市狐禅寺のボタンヅル(牡丹蔓)]


北上市の天然記念物「黒沢尻の大楢」&映画「風立ちぬ」鑑賞 2013年7月30日(火)

2013年08月10日 | 映画鑑賞

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2013年7月30日(金)、北上市の中心街にあるイオンシネマ北上(さくら野百貨店北上店5F)で7/20から上映中の映画「風立ちぬ」を観てきました。

この映画「風立ちぬ」は、宮崎駿(みやざき はやお)監督の「崖の上のポニョ」以来、5年ぶりの新作アニメで、ゼロ戦(零式艦上戦闘機)の設計者・堀越二郎の半生に堀辰雄の小説を取り込んだフィクションだという。飛行機に夢を抱く少年が関東大震災を経て、戦争に突き進む時代を生きる青春を描いています。主題歌は荒井由美(松任谷由美)の「ひこうき雲」。

「宮崎駿の企画書」によると、作者がこの作品に込めようとしたものは、「自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物」。そのため「この映画は実在した堀越二郎と同時代に生きた文学者堀辰雄をごちゃまぜにして、ひとりの主人公”二郎”に仕立て」たとのこと。

今や「世界のスタジオ・ジブリ」になっている会社のこの作品が、戦争に積極的に協力した実在の人物の半生を描いたことで、日本人以外の反響が気になるところである。

http://kazetachinu.jp/message.html [映画「風立ちぬ」企画書]

http://kazetachinu.jp/ [映画「風立ちぬ」公式サイト]

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20130809-OYT1T00032.htm [映画「風立ちぬ」人気、堀辰雄文学記念館も盛況]

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/ginterview/20130806-OYT8T00738.htm?from=popin [「ひこうき雲」は大切に封印してきた特別な曲:松任谷由実さんインタビュー]

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この映画を観た後、さくら野百貨店北上店5Fの駐車場から外に出た所(同市本通り2丁目の市道中央分離帯)にある市指定天然記念物「黒沢尻の大楢(おおなら)」が目に入りました。

http://mainichi.jp/graph/2013/08/01/20130801ddlk03040006000c/001.html [付近住民らが見守る中で行われた伐採作業:北上市で:2013/08/01付「毎日新聞」(地方版)]

この大楢は樹齢約300年のナラガシワ(楢柏)で、高さ約18m、幹の直径約1.2m。北上市は1983年、宿場町黒沢尻の名残を残し、ナラガシワの自然分布域の北限に近い数少ない巨木として天然記念物に指定したのだそうです。根元をアスファルトで固められ、高層ビルに挟まれながらも生き続けてきた「黒沢尻の大楢」も、次第に樹勢が弱まり、4月には乗用車が幹に突っ込む事故が発生したりして、腐食していた幹は大きく割れ、樹木医が倒木の恐れを指摘したため、市教委は「安全のためやむなし」と伐採を決めたのだそうです。[2013/07/31付「岩手日報」より]

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130731_9 [「黒沢尻の大楢」惜しまれ伐採、北上の天然記念物]

http://www.iwanichi.co.jp/kitakami/item_35604.html [伐採作業始まる 市天然記念物・黒沢尻の大楢:2013/08/01付「岩手日日」]

(下の3枚のポスターの図柄は少しずつ違っています。良く比べて見てかださい。)

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ナラガシワ(楢槲) ブナ科 コナラ属 Quercus aliena

山地に生え、普通高さ10~15mになる落葉高木。樹皮は灰黒褐色で、不規則な裂け目がある。葉はミズナラに似ているが、長さ10~25㎝と大きく、2~3㎝の明らかな葉柄がある。革質で裏面は星状毛があり、灰白色。4~5月、本年枝の下部に長さ7~8㎝の雄花序を垂らし、雌花序は上部の葉腋につく。堅果は長さ約2㎝の楕円形で、下部に三角状披針形の総苞片を瓦状につけた殻斗がある。用途:器具材、薪炭。分布:本州、四国、九州、アジア東南部。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%AF [ナラガシワ(Wikipedia)]

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/fagaceae/naragasiwa/naragasiwa.htm [ナラカシワ]

http://www.geocities.jp/nisi175812/naragasiwa0.htm [ナラガシワ(花と実と葉、樹皮、堅果]


胆沢郡金ケ崎町のハンゲショウ(半夏生) 2013年8月4日(日)

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2013年8月4日(日)、胆沢郡金ケ崎町の白糸まちなみ交流館に行きました。妻の知人で「城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区」に関係している方に会うためでした。この交流館に近い所に居住する妻の知人の所に立ち寄ったら、庭に植裁されているハンゲショウ(半夏生)が白い花を沢山咲かせていました。また、花の近くの葉が白く色づいていました。花が終わると再び淡緑色になるそうです。

http://www.town.kanegasaki.iwate.jp/01town/04denken/frame.html [金ケ崎町ホームページ:城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区]

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(上)金ケ崎町観光協会&金ケ崎町商工観光課発行「岩手県金ケ崎町観光ガイド」より

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ハンゲショウ(半夏生) ドクダミ科 ハンゲショウ属 Saururus chinensis

水辺や湿地に生える多年草で、高さは60~100㎝。全体に臭気がある。 和名は、夏至から11日目の半夏生(7月初旬)の頃に白い花を咲かせる ことによる。 また、長卵形の葉が、上部のものは基部から半分ほど白くなるため、「半化粧」の意味もあるとされる。別名:カタシログサ(片白草)、サンパクソウ(三白草)

葉は互生し、長さ5~15㎝の卵形。 花が終わると再び淡緑色になる。6~8月、枝先に細長い花穂(かすい)を伸ばし、ごく小さな花をつけ る。花色は白。いわゆる裸花で、花弁も萼片もない。花穂は初めは下 向きだが、開花期には直立する。分布:本州~沖縄。

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%CF%A5%F3%A5%B2%A5%B7%A5%E7%A5%A6 [peaの植物図鑑:一関市山目のハンゲショウ(半夏生) 2009年6月28日]