2013年8月11日(日)、一関市博物館(字沖野々215番地1)主催の館長講座の第1回が同館で行われましたので聞きに行ってきました。午後3時には終了したので、すぐ帰ってきたのですが、途中の国道342号線沿いの花壇(杭丁という所と思われる)にサルビア・スプレンデンス/ヒゴロモソウ(緋衣草)やトサカゲイトウ(鶏冠鶏頭)が、真っ赤な花を沢山咲かせていました。この花壇の花は、丈夫で花期が長く、見栄えもするので街路沿いに植栽される草花の定番だと思いますが、これだけ沢山植えられていると見事なものです。
「ケイトウ(鶏頭)」といえば、この’トサカゲイトウ’が思い浮かびますが、ケロシア(ケイトウ)属にはほかにも沢山の品種があります。
ヒユ科 ケイトウ(ケロシア)属 Celosia:アジア、アフリカ、アメリカの熱帯から亜熱帯にかけて50種が分布する一年草、低木。花は両性で、子房は2~多数の胚珠を含む。
ケイトウ(鶏頭) ヒユ科 ケイトウ(ケロシア)属 Celosia cristata
別名:トサカケイトウ(鶏冠鶏頭)。本種のほかにヤリゲイトウ(槍鶏頭)var.childsiiとフサゲイトウ(房鶏頭)var.plumosaの2つの変種がある。
草丈は60~90㎝になる。茎は直立し、条線がある。花序は短柄を有し、花茎の上端が帯化、肥大してトサカ状となり、その下方に花を密生する。花色は紅赤、橙、黄、桃と豊富。日本では育種が進み、本種に玉トサカ状の久留米ケイトウ、本種とヤリゲイトウとの交雑による槍状の八千代ケイトウの2系統がある。
そのほかに、2変種の系統の品種も数多く、ともに切花栽培されている。近年花壇用の矮性種も育成されている。
園芸品種には、久留米ケイトウに’コロナ’、ヤリゲイトウに'金峰’、フサゲイトウに’フェアリー・フェザー’、’ゴールデン・フェザー’、’キャッスル・ピンク’など。アレンジメント用に同属別種のフットニィーC.huttoniiの’シャロン’、’ピア’がある。
栽培:日当たり、排水性の良い弱酸性土壌でよく育つ。花期:播種後、40~50日で開花する。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38278148&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市千厩町「ふれあい花壇」のケイトウ(鶏頭) 2011年9月9日(金)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35357416&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のケイトウ(鶏頭)&ミンミンゼミ 2010年8月26日(木)]