2013年8月3日(土)、(公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、昨年度から大津波による高台住宅移転事業に関連して「緊急発掘調査」をしてきた中野遺跡(大船渡市三陸町越喜来(おきらい)字仲崎浜)の現地説明会(13:00~14:00)が行われました。「縄文」大好き人間である妻と共にマイカーで見に行ってきました。
少し早く出かけて途中の陸前高田市の「奇跡の一本松」を見学しました。一本松は道の駅「陸前高田」の近くにあると思っていたのですが、もっと西側の気仙川水門の近くにありました。
http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/kategorie/fukkou/ipponmatu/ipponmatu.html [奇跡の一本松:陸前高田市]
(上と下)「奇跡の一本松」見学用の駐車場に、郵便局の臨時出張所が設置されオリジナル台紙付きのフレーム切手「陸前高田 希望の一本松」(1,500円)などが売られていました。
(下3つ)この日は天気が良くなり、暑くなりました。復旧・復興用の土砂運搬の大型ダンプトラックがひっきりなしに通行する国道45号線を横断して「奇跡の一本松」の近くまで歩かなければなりません。駐車場から100mほど東側に行き、横断歩道を渡って海側(南側)に出てから、西側の歩行者専用通路(車両通行禁止)を歩いて行きます。暑い日差しの中花壇の手入れをする人たちがいました。(ありがとう!ご苦労様です。)
(上と下)気仙川の向かい側の山から土砂を取り、気仙川に架かる気仙大橋(仮橋)を渡ってダンプトラックがひっきりなしに行き交っていました。
(下7つ)歩行者専用道路を200mほど進むと気仙川沿いの道がありました。左側に曲がって30mほどの所から「奇跡の一本松」を眺めて帰ってきました。
ノラニンジン(野良人参) セリ科 ニンジン属 Drucus carota L.
英名:wild carrot。ヨーロッパ(西アジアから地中海地域)原産の多年草(越年生または一年生草本)で、世界の温帯に広く帰化している。高さ50~200㎝になる。栽培される野菜のニンジン(人参)var.sativaのが逃げ出して野生化したもの(野生種)といわれている。(根が肥大しない点を除いて、茎葉や花の形態にはニンジンと差がない。)根は直径約1㎝で赤くはならない。
茎は有毛で稜(多くの縦筋がある。)がある。葉は2~3回3出羽状複葉で、小葉は細かく裂ける。上方の葉ほど裂片の幅が狭くなる。茎の先から複散形花序を出し、白色の小さな花を密生する。総苞片や小総苞片は大きく、羽状に裂ける。花序の基部に糸状に細裂した苞があり、花後に直立して花序を包むので、遠くからでも識別できる。花期は7~9月。花序の中心部の花は花弁が同じ大きさだが、周りの花では外側の花弁が大きい。
果実は卵状長楕円形で、木質の刺毛がある。昭和のはじめに牧野富太郎氏によって見出され、現在では全国に普通に見られる。草地、果樹園、道端などに発生し、しばしば群生する。[山と渓谷社発行「山渓ハンディ図鑑1・野に咲く花(監修:林 弥栄)」&全国農村教育協会発行「日本帰化植物写真図鑑」より]