peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ガガイモ(羅藦)

2009年08月29日 | 植物図鑑

奥州市水沢区佐倉河   2009年8月23日(日)

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2009年8月23日(日)、奥州市水沢区佐倉河字東沖ノ目にある県営常盤住宅の垣根に絡みついて伸び広がったガガイモ(羅藦)が、花と実をつけていました。

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 ガガイモ(羅藦) ガガイモ科 ガガイモ属 Metaplexis japonica

東アジアの温帯、暖帯に広く分布する蔓性の多年草。日当たりのよい草地や河原に生え、ほかの木や草に絡まって長く伸びているのがよく見られる。横に這う地下茎で繁殖し、茎を切ると白い乳液が出る。茎は緑色。葉は対生し、長卵状ハート(心)形で長さ5~10㎝、幅3~6㎝あり、前縁で主脈や側脈が目立つ。裏面は白緑色を帯びる。

7~8月、葉の腋から長い花柄を出し、淡紫色の花を総状花序に多数咲かせる。花冠は直径1㎝ほどで5裂し、裂片の先は反り返る。内側には白い毛が密生している。果実は袋果(たいか)で長さ8~10㎝、幅2㎝ほどあり、表面にはイボがある。熟すと割れて、長い絹のような毛のついた種子が風に乗って飛び散る。分布:北海道、本州、四国、九州、


オクラ

2009年08月29日 | 植物図鑑

奥州市水沢区佐倉河字石橋  2009年8月23日(日)

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2009年8月23日(日)、奥州市水沢区佐倉河字石橋にある民家の庭に植えられたオクラが花を咲かせていました。

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 アオイ科 トロロアオイ(アベルモスクス)属 Abelmoschus

 アジア、アフリカの熱帯にトロロアオイA.manihot など15種が自生する低木~多年草。  

 オクラ Abelmoschus esculentus

アフリカ東北部原産の半耐寒性多年草で、日本には明治初期に渡来したとのこと。寒さに弱いので日本では1年生の夏野菜として育てられる。高さは80㎝ほどになる。葉は互生し、掌状に深く切れ込んでいる。

7~9月、葉のつけ根に直径7~8㎝ほどの白~黄色の花を咲かせる。弁基部は紅と紫色。花は1日でしぼむ。まだ緑色で柔らかい未熟な果実を食用にする。粘液があり、細かく刻んでトロロのようにして食べる。果実には5本の稜があり、切口が蓮根に似ているので、陸(おか)蓮根とも呼ばれる。莢(さや)が紅色の品種、赤峰cv.Sekihouがあり、切花用に栽培される。

[栽培]寒さに弱いので春まきの1年草として栽培される。庭植えは日当たりと水はけのよい場所を選び、春から夏に種子を播く。鉢植えも日当たりのよい戸外に置く。

 仲間に赤花ワタと呼ばれるモスカツス・ツベロススやトロロアオイ(別名:オウショッキ=黄蜀葵)がある。