peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

アゲラタム/カッコウアザミ(郭公薊)

2009年08月14日 | Weblog
一関市幸町のアゲラタム
/カッコウアザミ(郭公薊) 2009年7月21日





2009年7月21日(火)、一関市立山目公民館(一関市青葉2丁目4-5)のすぐ
近くの地域花壇に植えられたアゲラタム/カッコウアザミ(郭公薊)が花を
咲かせていました。青葉2丁目と銅谷町と幸町の境界につくられた花壇で
すが、それぞれの季節に何らかの花が咲いています。






アゲラタム/カッコウアザミ(郭公薊)
キク科 アゲラタム(カッコウアザミ)属 Ageratum
熱帯アメリカに43種ほど分布する一年草または多年草、低木。属名は
「古くならない」の意で、花色が長く褪せないことに因むとのこと。

アゲラタム Ageratum houstonianum
メキシコ原産の多年草。原産地では多年草だが、日本では春播きの一年
草として育て、花壇や鉢植えにして観賞する。草丈15~25㎝ほどの矮性種
が育成されて花壇の縁どり用や鉢物に、高性種は切花用として広く栽培さ
れている。現在、園芸用に多く栽培されているのは、1822年に原産地のメ
キシコからイギリスに紹介されたヒューストニアヌム種に改良
を加えたものとのこと。

葉は下部では対生、上部では互生し、基部が広めの卵形で、皺と毛が多い。
花は日が短くなると咲き、9~10月に盛りになるが、早春に種子播きしたも
のは、5月頃から開花する。頭花は直径1.5~2㎝ほどの筒状花だけでできて
いる。花色は桃、青紫、青、白など。長い雌しべが突き出て、ふわふわした
感じになる。切花用品種は夏は開花せず、秋にまた開花する。
和名は、アザミ(薊)に似た小さな花を株いっぱいにつけることによる。

古くから日本でカッコウアザミ(郭公薊)の名で、花壇や切花用に栽培され
てきたのは、同属のコニゾイデス A.conyzoidesである。

園芸品種F1たかね cv.F1Takaneババリア cv.Bavaria、ブルー・
ハワイ cv.Blue Hawaii
などがある。
[栽培]早春に播種すると4~6月に開花する。

ハルシャギク(春車菊)/コレオプシス・ティンクトリア

2009年08月14日 | Weblog
一関市大東町のハルシャギク(春車菊)
/コレオプシス・ティンクトリア 2009年7月9日






2009年7月9日(木)、一関市立大東図書館(大東町摺沢字新右エ門
土手12-2)のすぐ傍にある民家の庭でハルシャギク(春車菊)/コレオプシス・
ティンクトリア
が花を咲かせていました。





ハルシャギク(春車菊)/コレオプシス・ティンクトリア
キク科 ハルシャギク(コレオプシス)属
Coreopsis tinctoria 
北アメリカ中西部、ミネソタ、ワシントン、カリフォルニア州にかけ
て分布する一年草。種子が自然にこぼれて、日当たりのよい庭や空き地
などに毎年生える。日本には明治初年に渡来したとのこと。

秋に芽生えた苗はロゼット状になって越冬し、春になると高さ30~60㎝
の細い茎を多数立てる。全株無毛で、葉は羽状複葉。よく分枝し、6~8
月、長く伸びた茎の先端に径3~5㎝の頭花を多数咲かせる。舌状花は鮮
黄色で7~8枚、先端が浅裂し基部に褐色の蛇の目がある。別名:ジャノメ
ソウ(蛇の目草)


園芸種には矮性種、蛇の目のないもの、八重咲き、褐色や赤紫色のもの
などがある。
[栽培]暑さに強く日光を好むので、日当たりと風通しのよい戸外に置き、
鉢土を乾燥させないように表面が乾き始めたらたっぷり水やりする。
秋播きで初夏に開花。