一関市青葉2町目 2009年8月25日(火)
ハゴロモルコウソウ(羽衣褸紅草) 別名:モミジバルコウソウ(紅葉葉褸紅草)
2009年8月25日(火)、一関市青葉2町目~銅谷町を歩きました。青葉2町目にある 店の脇に植えられたハゴロモルコウソウ(羽衣褸紅草)が、真っ赤な花を咲かせていました。
ハゴロモルコウソウ(羽衣褸紅草)/モミジバルコウソウ(紅葉葉褸紅草)
ヒルガオ科 ルコウソウ属 Quamoclit pennata(Ipomoea×multifida)
ルコウソウは、熱帯アメリカ原産の非耐寒性蔓性の1年草。江戸時代にはカボチャアサガオの名でも栽培されたという。日除け棚や鉢植えとして仕立てられ、細く切れ込んだ葉と真っ赤な花を観賞する。茎は支柱を左上がりに巻いて登る。蔓は2~4mに伸び、葉は互生し、細く羽状に切れ込む。和名の「褸紅草」は、この葉を褸(細い糸)に見立てたもの。ハゴロモルコウソウは、マルバルコウソウとの交雑種。「羽衣」も「紅葉葉」も葉の形に因む。
夏になると、葉のつけ根から伸びた花柄の先に真っ赤な星形の花が2個ずつ咲く。花は直径2㎝ほど。白花の品種もある。開花期:7~9月。
マルバルコウソウ(丸葉褸紅草)
マルバルコウソウ(丸葉褸紅草)ヒルガオ科 ルコウソウ属 Quamoclit coccinea
熱帯アメリカ原産の蔓性の1年草。江戸時代末期に観賞用として渡来したが、今ではほとんど栽培されず、野生化したものが各地に見られる。茎は紫褐色で左巻きに伸び、ハート形の葉が互生する。夏から秋にかけて、朱紅色で5角形の小さな花が咲く。ルコウソウQuamoclit yulgaris、別名:サイプレスパインとの交雑によってつくられたハゴロモルコウソウ(モミジバルコウソウ)は葉が粗く深く切れ込み、花は大きい5角形で、明るい紅色が美しい。
[管理]風通しと日当たりのよい場所に置き、生育旺盛なので夏は毎日水やりし、花がらは摘む。