peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ルコウソウ(褸紅草/留紅草)

2009年08月26日 | 植物図鑑

一関市青葉2町目   2009年8月25日(火)

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ハゴロモルコウソウ(羽衣褸紅草) 別名:モミジバルコウソウ(紅葉葉褸紅草)

2009年8月25日(火)、一関市青葉2町目~銅谷町を歩きました。青葉2町目にある   店の脇に植えられたハゴロモルコウソウ(羽衣褸紅草)が、真っ赤な花を咲かせていました。

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ハゴロモルコウソウ(羽衣褸紅草)/モミジバルコウソウ(紅葉葉褸紅草)

ヒルガオ科 ルコウソウ属 Quamoclit pennata(Ipomoea×multifida)

ルコウソウは、熱帯アメリカ原産の非耐寒性蔓性の1年草。江戸時代にはカボチャアサガオの名でも栽培されたという。日除け棚や鉢植えとして仕立てられ、細く切れ込んだ葉と真っ赤な花を観賞する。茎は支柱を左上がりに巻いて登る。蔓は2~4mに伸び、葉は互生し、細く羽状に切れ込む。和名の「褸紅草」は、この葉を褸(細い糸)に見立てたもの。ハゴロモルコウソウは、マルバルコウソウとの交雑種。「羽衣」も「紅葉葉」も葉の形に因む。

夏になると、葉のつけ根から伸びた花柄の先に真っ赤な星形の花が2個ずつ咲く。花は直径2㎝ほど。白花の品種もある。開花期:7~9月。

マルバルコウソウ(丸葉褸紅草)

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マルバルコウソウ(丸葉褸紅草)ヒルガオ科 ルコウソウ属 Quamoclit coccinea

熱帯アメリカ原産の蔓性の1年草。江戸時代末期に観賞用として渡来したが、今ではほとんど栽培されず、野生化したものが各地に見られる。茎は紫褐色で左巻きに伸び、ハート形の葉が互生する。夏から秋にかけて、朱紅色で5角形の小さな花が咲く。ルコウソウQuamoclit yulgaris、別名:サイプレスパインとの交雑によってつくられたハゴロモルコウソウ(モミジバルコウソウ)は葉が粗く深く切れ込み、花は大きい5角形で、明るい紅色が美しい。

[管理]風通しと日当たりのよい場所に置き、生育旺盛なので夏は毎日水やりし、花がらは摘む。


アサガオ(朝顔)

2009年08月26日 | 植物図鑑

一関市青葉2丁目~銅谷町   2009年8月25日(火)P1610389

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2009年8月25日(火)、妻が一関市青葉2丁目にある山目公民館

で行われる文章の会の会合に出ている間、駐車場に車を置いて、

約3時間ほど付近を歩いてみました。民家の軒先などに様々な

サガオ(朝顔)が花を咲かせていました。

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巨大輪アサガオ 浜の空 Ipomoea nill cv.Hamanosora 

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アサガオ スカーレットオハラ?

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アサガオ 御代の月Ipomoea nill cv.Miyonoyuki

ヨウジロザキ(曜白咲き) Ipomoea nill × hybrid cv.Youjirozaki

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アサガオ(朝顔) ヒルガオ科 サツマイモ(イポメア)属

Ipomoea nill(Pharbitis nill)

熱帯アジアが原産地と考えられている蔓性の1年草だが、原産地ははっきりしていないという。日本には1200年余り前、遣唐使によって薬種として中国から入ったと見られる。(奈良時代には既に薬用植物として栽培されていた記録があるとのこと)観賞用として改良されたのは江戸時代以降で、白、淡紫、淡紅、濃青など新しい花色のものが生じてきたという。さらに形態的な変わり物を生じ、幕末の頃には多様な花形、花色、花冠の模様、葉形、葉色の基盤がつくられ、吾妻路cv.Azumaji、浜の空cv.Hamanosora、紫獅子cv.Murasakijishi(キキョウ咲き)などがある。古名はケゴシ(牽牛子)。

現在、花の色は青、紫、赤、桃、白、茶、絞りなど豊富で、大輪のものや変わり咲きもあり、様々な葉形、花形をもつ草花として有名。つるは左上がりに支柱を巻いて登る。葉は鉾(ほこ)形で互生する。茎や葉を切ると白い汁が出る。7月頃から、葉のつけ根に花が1個ずつつき、早朝に咲いて昼までにしおれる。花は直径10~20㎝の漏斗形。晩秋には果実が熟し、乾燥すると黒い種子がこぼれる。葉の大きなアメリカアサガオや、マルバアサガオI.purpureaとの種間雑種I.×hybridも園芸品種として栽培され、曜白(ようじろ)咲きの千秋cv.Chiakiなどがある。[栽培]繁殖は種子による。[花期]7~10月。