peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ムクゲ(木槿)の八重咲き品種

2009年08月03日 | Weblog
一関市東山町のムクゲ(木槿)の八重咲き品種
 2009年8月2日







2009年8月2日(日)、一関市東山町長坂字西本町212-1にある唐梅館
総合公園
の出入口付近に植えられているムクゲ(木槿)の八重咲き品種が、花を沢山咲かせていました。








ムクゲ エレガンティシムス cv.Elegntisimusではないかと思います。



ムクゲ 光花笠 cv.Hikarihanagasaではないかと思います。


ムクゲ(木槿)アオイ科 フヨウ(ハイビスカス)属
Hbiscus syriacus
中国、韓国、日本などアジア原産の落葉低木、小高木。低温に強いハイビ
スカス
として、温帯地で普通に栽培されている。庭木や生垣と
して古くから植えられ、多くの園芸品種が作出されている。

よく分枝して高さ2~4mほどになる。葉は互生し、長さ4~10㎝の楕円形、
卵形で、浅く3つに切れ込むことが多い。縁に粗い鋸歯がある。

7~10月、枝先の葉腋に直径6~10㎝ほどの花を開く。花は一重、半八重、
八重咲きがあり、花弁の広狭、花色、弁底色など変異が大きく、品種数
は江戸時代から相当数が知られている。花の色は紅紫色、ピンク、赤、紫、
白などがある。花は1日でしぼむ。

一重花の花弁は5枚、多数の雄しべは合着して筒状になる。果は直径約
2.5㎝の球形で、熟すと5裂して長い毛のある種子を多数出す。

韓国では無窮花(ムグンファ)と呼び、国花になっている。「ムクゲ」の名
は韓国名に由来するといわれる。別名:ハチス、キハチス(木はちす)

よく見られる品種には底紅色の宗旦cv.Soutan日の丸 cv.Hinomaru
青色のブルー・バード cv.Blue Bird紫盃 cv.Shihai
紅花笠 cv.Benihanagasa、葉に白覆輪が入る桃色、一重の白祇園守
'メーハニー’cv.Meehanii
ピンク・デライトcv.Pink Delight光花笠
cv.Hikarihanagasa
エレガンティシムス cv.Elegantissimusなどがある。
[栽培]繁殖は挿木が容易。

コオニユリ(小鬼百合)

2009年08月03日 | Weblog
一関市東山町のコオニユリ(小鬼百合)
 2009年8月2日




2009年8月2日(日)、一関市役所東山支所(東山町長坂字西本町)の近く
にある民家の花壇に植えられたコオニユリ(小鬼百合)が蕾を沢山つけて
花を咲かせていました。花はオニユリに良く似ているが、葉腋に珠芽
(ムカゴ)をつけないという特徴があるとのこと。






コオニユリ(小鬼百合)ユリ科 ユリ(リリウム)属
Lilium leichtlinii var.mazimpwiczii
日当たりのよい湿り気のある山地や草原に生える多年草。日本では
青森県から奄美大島、中国東北部、内蒙古、シベリア沿海州南部、朝
鮮半島に分布する。鱗茎はやや球形で白色をしており、食べられる。
観賞用よりも鱗茎を食用にするため栽培されることも多いという。
草丈は70~150㎝、茎は直立し淡緑色で紫色を帯びない。上部から蕾
にかけて白い綿毛が密生する。

葉は線状披針形から披針形で長さ8~15㎝、幅5~12㎜ほどで多数つ
く。無柄。オニユリ(鬼百合)と違って葉腋に珠芽(ムカゴ)をつけ
ない。球根から出た茎が地中を横に這った後、地上に出る性質がある。

7~8月、茎の上部に総状花序をつけ、直径6~8㎝の花を数個~10数個
咲かせる。花は下向きに咲き、花被片は6枚あり、披針形で強く反り返
る。赤橙色の花被片の内側には赤紫色から黒褐色の斑点がはいる。

その他、キヒラトユリ(平戸百合) L.leichtliniiは、花色が澄んだ黄
色のもので自生中に稀に生ずるとのこと。
[栽培]繁殖は鱗片繁殖。木子による。