peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

オレガノ「ケントビューティー」

2009年08月06日 | Weblog
一関市山目のオレガノ「ケント・ビューティー」
2009年7月31日





2009年7月31日(金)、一関市山目字館6の円満寺の登り口(階段)
に近い所にある民家の前でオレガノ「ケントビューティー」が花を咲かせ
ていました。手持ちの図鑑で調べましたが見つけられませんでしたので、
名前も知らない草花」としてアップロードしたところ、「通りすがり」さんが
名前を教えてくださいました。改めて御礼申し上げますとともに、早速
名前をつけて再アップロードします。ありがとうございました。







オレガノ「ケントビューティー」
シソ科 ハナハッカ(オリガヌム)属 Origanum 'Kent Beauty'
地中海沿岸、中央アジア原産の半耐寒~耐寒性多年草。草丈は10~30
㎝になる。開花時期:6~8月。約5㎜ほどのピンク色の花が咲く。花の
後、幾重にも重なった苞葉が淡紅色に染まり美しい。
ハーブのオレガノ(Oregano)の仲間。匂いは強くないが、ほのかに良い香りがする。
ハーブとして利用するものではなく花を観賞するためのものとのこと。
[栽培管理]日当たりを好むが、夏は風通しのよい明るい日蔭に置く。
水やりは、高温多湿を嫌うので、鉢土の表面が乾いてから行う。
植え替えは、3~5月、9~10月。増殖は、挿木(4~5月)、株分け(植
え替え時期)別名:ハナハッカ(花薄荷)、オリガヌム

フサフジウツギ(房藤空木)/ブッドレア

2009年08月06日 | Weblog
一関市東山町のフサフジウツギ(房藤空木)
/ブッドレア 2009年8月2日





2009年8月2日(日)、一関市東山町長坂字西本町の唐梅館総合公園内にある東山総合体育館の入口付近に植えられているフサフジウツギ(房藤空木)/ブッドレアがピンク色の花を沢山咲かせていました。






一関市山目字寺前地区のフサフジウツギ(房藤空木)
/ブッドレア(白花) 2009年7月31日




一関市山目字寺前地区のフサフジウツギ(房藤空木)
/ブッドレア(紅紫花) 2009年7月31日




フサフジウツギ(房藤空木)/ブッドレア
フジウツギ科 フジウツギ(ブッドレア)属
Buddleja davidii 別名:ニシキフジウツギ
中国原産の耐寒性落葉低木で、高さ1~5mになり、下部からよく分枝す
る。わが国には明治中期に渡来し、属名のブッドレアの名で広く栽培されて
おり、野生化しているものもある。英名はバタフライツリー、蝶を呼ぶ木で、
花の香りがよい。中国原産種をヨーロッパで改良した園芸品種が育てられ
ている。
枝は丸く、葉は長さ7~20㎝の披針形~卵状長楕円形で、裏面には普
通灰白色の毛が密生している。
7~10月、枝先から長さ10~25㎝の円錐花序を出し、芳香のある花を密
につける。花冠は長さ8~10㎜の筒状で屈曲せず、先は4裂して平開する。
花色は淡紅紫色、紅、紫、白など多くの園芸品種がある。
[栽培]日がよく当たり、水はけのよい所を好む。寒さには大変強いので、
花後に小さく刈り込んで樹勢を整える。花は新梢の先端に付くので、芽
吹き前の3月まで剪定が可能。春から秋は2カ月に1回、緩効性化成肥料を
追肥して水切れに気をつけ、開花中は開花枝を数節残して切り戻し、結
実させないようにすると花が長く楽しめるとのこと。

クサギ(臭木)

2009年08月06日 | Weblog
一関市東山町のクサギ(臭木) 2009年8月2日







一関市東山町長坂字西本町の一関市役所東山支所(旧東山町役場)前の
道路を田河津(たこうず)字高金(たかがね)方面に向けて進むと、長坂
字北山谷(やまや)の山谷川のそばに大きな巌が見えてきます。巌には穴
が開いていて、そばに「史跡 川底洞穴 時代 縄文期」と書かれた
白い標柱が建っています。中に入れるようにはなっていないようですが、
自然にできた石灰岩の鍾乳洞のようです。
落石防止用の金網が張られている内側に生えているクサギ(臭木)が、
花を沢山咲かせていました。





クサギ(臭木)
クマツヅラ科 クサギ(クレロデンドルム)属
Clerodndron trchtomum 「クロデンドロン」とも呼ばれる。
山野の林縁や川岸などの日当たりのよい所に普通に生える落葉小高木。
高さは3~5m、時に9mになる。樹皮は灰色で丸い皮目が多く、老木で
は縦に浅い割れ目ができる。

葉は対生し、長さ8~20㎝の三角状心形または広卵形で、先は尖り、基
部は円形。縁にはまばらに浅い鋸歯があるか、ほとんど全縁。脈上に軟
毛が散生することがある。葉柄は2~10㎝と長い。枝や葉には独特の臭気
があり、これが和名の由来だという。若葉は食べられる。

8~9月、枝先の葉腋から長い柄のある集散花序を出して、直径2~2.5㎝
の白い花をつける。花は芳香があり、白色で袋のような萼は赤みを帯び、
長さ約2㎝。花冠は長さ2~2.5㎝の細長い筒状で、先は5裂して平開する。
雄しべ4本と雌しべ1本は長く花冠の外に突き出て、先端は上向きに曲がる。
葯は黒紫色で丁字形につき、花粉は花の匂いに誘われて集まる蛾や蝶の体
に付いて運ばれる。

果実は直径6~7㎜の球形で、光沢のある藍色に熟す。萼片は長さ約1㎝の
卵形で、果期には美しい紅色になって、大きく開き、果実とのコントラス
トが美しい。果実を藁の灰汁で煮出した液で布を染めるとあさぎ色になる
とのこと。根は薬用にする。用途:下駄、薪炭。
 分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾。
アマクサギ var.yakusimenseは全体にほとんど無毛で悪臭がない。葉は
厚くて光沢がある。南九州、沖縄、朝鮮、台湾、中国などに分布する。