peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉)

2009年08月07日 | Weblog
一関市大東町摺沢のアメリカフヨウ(アメリカ芙蓉)
 2009年8月6日











2009年8月6日(木)、県道19号(一関大東)線の大東町摺沢字雲南田
地区に属する道路沿いの民家の庭で、アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉)
が大輪の花を沢山咲かせていました。東山町の方から行くと大東町の
名所などを描いた壁画がある所から100m位の所です。






アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉)
アオイ科 フヨウ(ハイビスカス)属
Hibiscus moscheutos 別名:クサフヨウ(草芙蓉)、ローズマロウ
アメリカ合衆国南部(アラバマ州など)原産の低木状宿根草で、日本に
は昭和初期に渡来したとのこと。高さは1~2mほどになるが、秋になると
地上部は枯れる。葉は広卵形、卵形などで分裂は少ない。

7~9月、茎から分枝した先に直径16~25㎝ほどの大輪の花を咲かせる。
花は「一日花」で朝開いて夕方に閉じるが、毎日新しい花が初秋の頃ま
で咲いていく。草丈の高い種類のほかに鉢植え用の矮性種もあり、花色
もピンクを基本に紅、白、ぼかしの入るものなど豊富。
日本で言う「アメリカフヨウ」とは、本種と多種との交雑で育成された直径30㎝
にもなる巨大輪の品種のことだが、交雑の相手は明らかになっていない
という。
[栽培]日光を好み暑さに強いので、よく日の当たる戸外に置き、鉢土を
乾かさないよう表面が乾き始めたら水やりする。次々と咲くので、咲き
終わった花がらはこまめに摘む。植えつけは5月中~下旬。繁殖は株分け。

フヨウ(芙蓉)

2009年08月07日 | Weblog
一関市大東町摺沢のフヨウ(芙蓉) 2009年8月6日





2009年8月6日(木)、一関市立大東図書館(大東町摺沢字新右エ門
12-2)のすぐ近くにある民家の庭でフヨウ(芙蓉)が花を咲かせていました。





下の画像のフヨウは、別の民家の花壇で咲いていた白花底紅の園芸品種。
「桃園cv.Momozono」というものかもしれません。


フヨウ(芙蓉)アオイ科 フヨウ(ハイビスカス)属
Hibiscus mutabilis 別名:モクフヨウ(木芙蓉)
日本と中国が原産の落葉低木で、高さは1~3mになる。古くから庭木
として植えられているが、四国や九州の南部、沖縄などには野生のもの
も見られるとのこと。枝や葉には星状毛が多い。互生する葉は直径10~
20㎝で、掌状に浅く3~7裂する。

7~10月、直径10~15㎝の大きな淡紅色か白色の花を咲かせる。花は
一日花で、朝開いて、夕方にはしぼむ。花弁は5枚。雄しべは筒状に
なっていて、その中から雌しべが突き出ている。果実は直径2㎝前後の
球形で、熟すと5つに割れる。園芸品種に「桃園(ももぞの)」がある。
スイフヨウ(酔芙蓉)cv.Versicolorは八重咲きの園芸品種で、高さ
2~3mになる。花の色は朝開いたときは白、昼過ぎにはピンク、夕方
から夜にかけて紅色に変わり、翌朝になるとしぼんでしまうが、落ち
ない。花弁は20~25枚あり、外側のものは基部がくっつき、内側のも
のほど小さくなって、いわゆる獅子咲きになる。雄しべや雌しべは不
完全で実はできない。和名は、この花の色の変化を酒の酔いに見立て
たもの。花はフヨウ(芙蓉)より小さい。園芸品種に「薬玉」など
がある。花期は8~9月。
[栽培]耐寒性はやや弱いので、寒地では冬期保護が必要。中間地帯で
は地上部が枯れて春に発芽する。ハマキムシがつきやすい。