一関市東山町のクサギ(臭木) 2009年8月2日
一関市東山町長坂字西本町の一関市役所東山支所(旧東山町役場)前の
道路を田河津(たこうず)字高金(たかがね)方面に向けて進むと、長坂
字北山谷(やまや)の山谷川のそばに大きな巌が見えてきます。巌には穴
が開いていて、そばに「史跡 川底洞穴 時代 縄文期」と書かれた
白い標柱が建っています。中に入れるようにはなっていないようですが、
自然にできた石灰岩の鍾乳洞のようです。
落石防止用の金網が張られている内側に生えているクサギ(臭木)が、
花を沢山咲かせていました。
クサギ(臭木)
クマツヅラ科 クサギ(クレロデンドルム)属
Clerodndron trchtomum 「クロデンドロン」とも呼ばれる。
山野の林縁や川岸などの日当たりのよい所に普通に生える落葉小高木。
高さは3~5m、時に9mになる。樹皮は灰色で丸い皮目が多く、老木で
は縦に浅い割れ目ができる。
葉は対生し、長さ8~20㎝の三角状心形または広卵形で、先は尖り、基
部は円形。縁にはまばらに浅い鋸歯があるか、ほとんど全縁。脈上に軟
毛が散生することがある。葉柄は2~10㎝と長い。枝や葉には独特の臭気
があり、これが和名の由来だという。若葉は食べられる。
8~9月、枝先の葉腋から長い柄のある集散花序を出して、直径2~2.5㎝
の白い花をつける。花は芳香があり、白色で袋のような萼は赤みを帯び、
長さ約2㎝。花冠は長さ2~2.5㎝の細長い筒状で、先は5裂して平開する。
雄しべ4本と雌しべ1本は長く花冠の外に突き出て、先端は上向きに曲がる。
葯は黒紫色で丁字形につき、花粉は花の匂いに誘われて集まる蛾や蝶の体
に付いて運ばれる。
果実は直径6~7㎜の球形で、光沢のある藍色に熟す。萼片は長さ約1㎝の
卵形で、果期には美しい紅色になって、大きく開き、果実とのコントラス
トが美しい。果実を藁の灰汁で煮出した液で布を染めるとあさぎ色になる
とのこと。根は薬用にする。用途:下駄、薪炭。
分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾。
アマクサギ var.yakusimenseは全体にほとんど無毛で悪臭がない。葉は
厚くて光沢がある。南九州、沖縄、朝鮮、台湾、中国などに分布する。
一関市東山町長坂字西本町の一関市役所東山支所(旧東山町役場)前の
道路を田河津(たこうず)字高金(たかがね)方面に向けて進むと、長坂
字北山谷(やまや)の山谷川のそばに大きな巌が見えてきます。巌には穴
が開いていて、そばに「史跡 川底洞穴 時代 縄文期」と書かれた
白い標柱が建っています。中に入れるようにはなっていないようですが、
自然にできた石灰岩の鍾乳洞のようです。
落石防止用の金網が張られている内側に生えているクサギ(臭木)が、
花を沢山咲かせていました。
クサギ(臭木)
クマツヅラ科 クサギ(クレロデンドルム)属
Clerodndron trchtomum 「クロデンドロン」とも呼ばれる。
山野の林縁や川岸などの日当たりのよい所に普通に生える落葉小高木。
高さは3~5m、時に9mになる。樹皮は灰色で丸い皮目が多く、老木で
は縦に浅い割れ目ができる。
葉は対生し、長さ8~20㎝の三角状心形または広卵形で、先は尖り、基
部は円形。縁にはまばらに浅い鋸歯があるか、ほとんど全縁。脈上に軟
毛が散生することがある。葉柄は2~10㎝と長い。枝や葉には独特の臭気
があり、これが和名の由来だという。若葉は食べられる。
8~9月、枝先の葉腋から長い柄のある集散花序を出して、直径2~2.5㎝
の白い花をつける。花は芳香があり、白色で袋のような萼は赤みを帯び、
長さ約2㎝。花冠は長さ2~2.5㎝の細長い筒状で、先は5裂して平開する。
雄しべ4本と雌しべ1本は長く花冠の外に突き出て、先端は上向きに曲がる。
葯は黒紫色で丁字形につき、花粉は花の匂いに誘われて集まる蛾や蝶の体
に付いて運ばれる。
果実は直径6~7㎜の球形で、光沢のある藍色に熟す。萼片は長さ約1㎝の
卵形で、果期には美しい紅色になって、大きく開き、果実とのコントラス
トが美しい。果実を藁の灰汁で煮出した液で布を染めるとあさぎ色になる
とのこと。根は薬用にする。用途:下駄、薪炭。
分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾。
アマクサギ var.yakusimenseは全体にほとんど無毛で悪臭がない。葉は
厚くて光沢がある。南九州、沖縄、朝鮮、台湾、中国などに分布する。
よくこっち方面を走ってたので懐かしいです!
中はどうなってるんだろう?と怖々入ってみたら
コウモリいっぱいいて逃げ帰ったりしましたけど、
今はもう入れないようになったのかしら?
そうだとしたら意外と貴重な体験だったのかも!?