良い人の、ふりを止める

今日からちょっとだけ
生き方を変える事にした。

一つは良い人の振りを止める。
わたし良い人じゃないから、「ふり」の方。

二つ目は馬鹿正直も止める。
お互いを不幸にしない為につく嘘は罪じゃない。

自分に残された時間を考えてみた時に
人生の折り返し地点が何処か分からないけれど

旦那と私の、老いた両親の様子を見ると
自分で好きに使える時間や、ゆっくりする時間は
もしかして、自分が思っている以上に少ないかも知れない。

そうなると、物事に優先順位をつける必要がある。
何が自分にとって一番大切なのか、自分が本当に時間を使いたい事は何か。

有限であるものを無駄遣いできるほど、もう若くない。

だから人に嫌われる事を恐れず、
嫌な事はいや。出来ない事はできない。乗り気じゃない誘いは可能な限り断る。
自分の心と身体の健康や、自分の家族、自分一人の時間を最優先する生き方にしたい。

それは、もしかして我がままと紙一重かも知れない。
でも今までバカ正直に要領悪く生きて来た結果は、人から好かれるどころか軽く見られ、
いい様に利用され、心身共に擦り減っただけだ。多くの教訓を得て勉強にはなりましたけど。

そうやって生き方を変えた結果、一人も友達（らしきもの）が居なくなっても構わない。
本当の友達はお互いを尊重し合えて、緊張状態とは掛け離れた、もっと穏やかで心地よいもの、
何年会わなくても、久し振りの再開の時、まるで昨日も会ったかのように話が出来る人だと思うから。

心の平穏や大切な時間を、相手の気晴らしや時間潰し、鬱憤のはけ口の為に都合よく使われるのは止めた。

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	奥村康 (順天堂大学医学部教授)
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