京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のお祝い」

2020-01-13 09:49:37 | 時計修理

1月13日成人の日。
写真はルミノックス。ハミルトンカーキに続いてアーミーウオッチの名作。
兵役期間だけはしっかりと使える。兵役後は下賜されて国を守った思い出に残るモデルです。
最近電池交換依頼が増えてきました。1000円と税、所要時間10分と10年。
ダブルパッキンを掃除して防水機能を維持させましょう。夜光塗料はトリチウム採用なので素早く処理したい。

昨日の皇后杯全国女子駅伝の京都逆転勝利!感動しましたね~。
チャンポンチーム長﨑も大健闘!美人の産地長﨑、福岡、秋田チーム。
まるでモデルさんが走っているように見えました。
牛タン宮城が二位。明日14は「仙台どんと祭」お祭りに繰り出しましょうね~!

お世話になった地域が活躍するのがうれしい。
それにしても日本の女子はきれいになりました。
特に東京代表のエース新谷さん。まるで走る江戸っ子オネエサマ。
キップのいい東京の女性がまだ存在していたと安心。昔お世話になった上野の焼き鳥屋さん、そば屋のおねえさんを思い出した。
そのまま浅草の御神輿を担いでも絵になります。

京都代表が優勝したので工房は暇な一日。
たとえ売上がゼロになってもこの大会だけは続けてほしいものです。京都マラソンは大反対!
京都女子駅伝、年末の高校生駅伝は大歓迎!複雑な時計師気分なのです。

3月8日に開催される車いす駅伝も楽しものひとつ。残念ながら長﨑代表は近年出場の機会はないのですが京都、大分の健闘が楽しみ。
また雪の多い東北、北陸の地域は冬場のトレーニングは無理。
堀川紫明通りをゆっくり上がってくる宮城チームが遠くから見てくると涙が出そうになります。

時計業界では障碍者が普通に働ける職場。工場に入ったときに障碍者が多いのに驚きますがすぐに慣れる。
人間、健常者に見えてもどこか障害があるものです。
そんな車いすを押す操作が出来て一人前。同僚の車いすを狭い場所でもぶつからないように押す技を覚えます。
時計組立作業では指で強い力を使うと手先が震えて完成度が低くなる。そこで誰かが押すのです。
この操作が結構難しい。よくぶつけて怒られました。

競技ではパドルをたたくように使うので腕周りは太くなる。
他のモデルより大きいロレックスでも3個ほどコマの追加分を用意してちょうどいい。

そんなことで時計を購入されたときにあまりゴマをいただけると店はありがたい。
私の場合3コマ程度が不要になりますので2個は寄付する。それを利用するのです。
オメガスピードマスターの駒一個4000円ほど、ロレックスは1万円と個人負担が高額になるのでさりげなくその都度あまりゴマを補充していました。
今日は成人の日。
時計を贈る際にサイズ直しを済ませて送りましょう。腕周りプラス2センチで収まります。
今日で年末年始から続いた時計の量販期は終わり。
ぼちぼち修理品が増えてくるころになりましたね~。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする