京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の喪明け」

2020-01-12 09:25:40 | 時計修理

1月12日日曜日。初寅。
待ちに待った皇后杯京都女子駅伝の日。
京都の女子は強いのは沿道の応援が選手の背中を押しているから?「気」の力を証明している競技でもあるのでしょう。
42番長﨑チームも応援して下さいね~!チャンポン、皿うどんチームが今年も頑張ります。

私は13か月間の喪中期間のケガレが11日命日の昨日で終わりました。
今日から「ケの日」。
晴れて神社へお参りに行けます。

ケ(普段の日)が枯れるから穢れ(けがれ)となるそうです。
私たち、人が死ぬとすぐに極楽、地獄へ行くとは限らない。
ある程度の修業期間があってそれぞれ行く道が別れる。
そこで生きている人たちが法事などで応援することで頑張って修行ができて極楽への道が開けるという。

四十九日、初盆、お彼岸、一周忌の法事をすべて無事におえたぞ~!がんばれお母さん。
普通喪中期間は一年12か月ですが13か月の説もある。
生前、親不孝だった分だけ不安なので余分に頑張りました。

生前の母親が「パチンコ・ギャンブル依存症」にかかっているとは知らず言うままに送金を繰り返していました。
一度でもゆっくり母親と一緒に生活していればと悔やむ。
 認知症も併発、グループホームでの晩年、私を借金取りと間違えたことがある。
「ごめんね~京都の息子にお金がかかるとよ~!大学にも出してやったとにね~。なさけなかぁ~。」
ボケて嘘をついてもその息子に言うか!涙が出てきた。
苦労してその都度仕送りしていた嫁さんには言えない話である。

「お金の心配はいらんとよ~!○○さん達には全部返したけんね!」
不安そうにお金のことを心配する母親に読みやすいように大きな字で紙に書いて枕元に置いた。
それを握りしめて毎日のように眺めていたという。
「ギャンブル依存症」田舎のひとり暮らしが一番危ないと実感しました。

時計修理工房は無借金経営、現実は借入金は返済できないほど外的要因のリスクが大きな職業です。
構造不況の時計業に不動産が負動産化した島原半島の一軒家の出費が痛い。

今年は家屋を何とか売却するために必需設備の駐車場を造り、来年は墓じまい。
次世代の子供たちに負担をかけないよう自分の代で金銭的なリスクを処理してあの世へ行く。
それでも厚生年金などが入る私たちはまだ恵まれていると思う。
私の世代で解決したい。地域住民の皆さんに迷惑をかけるのだけは避けたい。

今日は全国女子駅伝の開催日。
昔お世話になった岩手、石川、長崎の女子が頑張って走る。後ろ姿に声をからして応援したい日なのだ。


コメント
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