京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の満月時間」

2020-01-09 09:15:50 | 時計修理

1月9日木曜日満月。西本願寺報恩講、宵えびす、初亥、友引。
今日は満月。気を引き締めて仕事を始めましょう。

特にゴーン氏を逃がした関空のボンクラ職員の皆さん、そのうちひどいことになると予測していました。言わんこっちゃない!
なぜ彼らは成田でなく関空を選んだのか?サルでもわかるがメディアは沈黙しています。

以前コピー時計の修理を私から厳しく断られたあげく捨てゼリフをかまして帰っていったおやじ。
「関空ではパチモンはノーチェック、いくらでも持ち込めるにゃでぇ~!」
コピー品をノーチェックで見逃すボンクラ職員が現実にいることが悔しくてしょうがなかった。

この大阪人独特の文化で自分が金銭など被害に遭わなかったらすべてOK!なのでしょう。
大阪心斎橋支店での指導の際に「なぜコピー品の修理を断わらないといけないのか?」
この説明にかなりくたびれたことを思い出しました。

ゴーンを逃がした職員が処分されないのが不思議です。昨年の大阪を表す漢字「逃げ放題」でしたね~。
こんな大阪と京都を一緒に混同して見ないでほしい。
京都はコピー品は絶対に取扱禁止。ええわ、ええわ~のアバウトな大阪文化とは全く違います。

伝統工芸師の街。「厳しい修行」と書いて京都と読む。

「土の上に涙を落としたら お返しに土の中からきれいな花が咲いてくる」プッチーニ・蝶々夫人。
このような日々が続きます。
昨日、大徳寺のお坊さんからきれいな九条ネギをいただきました。日々の修業が大変なのにわざわざ持ってきてくれる。
ありがたいことです。
寒い京都、足元を見ると素足にわらじが痛々しい。

写真はベンラス。珍しいビンテージ、機械式デジタル時計。
時針、分針針の代わりに丸い盤に数字が書いてある。秒針は中央の盤が動くことで時計が動いているのがわかります。
問題は修理が困難なことです。
3枚の円盤がすこしでも傾くと止まる。
作業は取付たがねを一瞬の間に垂直に押せることが条件。これができないと歯車の芯が曲がり止まる。
満月の日にベンラス。
危険な日々の工房生活なのですが大徳寺の御坊様のような人がいるだけで暖かい気分になれますね~。

コメント
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