京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の時間美学」

2020-01-05 10:04:12 | 時計修理

1月5日。日曜日。
明日は小寒。これから冬の厳しさが増す時間帯に入ります。
今年のお正月は穏かな日が続きました。
可愛そうなゴーン氏は世界中の危ない人たちの的になるような場所へ逃げ込んでしまいました。
自民党、維新の会の中国応援隊は捕まってしまあいカジノ(イタリア語では売春宿の意)はラスベガスのアメリカ派が勝利。
カジノは大阪が似合う。ヒョウ柄のおばはんの皆さんが一気に上品な雰囲気を壊してくれることでしょう。
めでたしめでたし~!

お正月では一番感動したのがNHK新年のオペラ。ソプラノ森麻季さん他日本の代表的なソリストが贅沢に出演していました。
それも会場になった音響施設・初台のオペラシティも懐かしい。
チェリストの皆さんは新宿から乗り換えの京王新線より横浜から行ったほうがいいよ!
新宿駅の乗り換えの雑踏は本当に怖かった。
この日、のんびりテレビで鑑賞しながらすぐき漬けに日本酒は八海山。最高のお正月気分を味わえました。

 私は牛肉アレルギーなのですき焼きはお豆腐係で肉は食べられません。特に今年は仕事が詰まっていた関係で健康第一。
牛肉、だし巻き卵、フォアグラ、脂がのったウズラのソテー、麦焼酎すべてアレルゲンなので食べられない。
そんな中ですぐきだけはセーフ!

牛肉で有名な三条の三嶋亭。ここのすき焼きを食べた二時間後アレルギーがしっかり出ます。
美味しいがその後は危険。まるで結婚生活だ。
明治初期、創始者のなさぬ仲のカップル。
京都から駆け落ち先で長崎を選んで修行。その後京都へ戻り店を開き成功しました。
この駆け落ち先が名古屋だったらきっと味噌煮込みうどん屋ができていたことでしょう。
牛肉がご法度の私にとっては駆け落ち先を名古屋に選ばなかった不幸。
最近名古屋へ行く機会がないので山本屋のみそ煮込みうどん欠乏症になっています。

京名物化してきた鳥の水炊き、鳥鍋も京都で有名ですが発祥地は長崎だという。
長﨑から京都へ渡ってくる間に鍋の文化が変わりました。
8:2の比率で肉が多いのが正統派。主に肉を食べに行くのですが京都に来ると逆転して野菜が多くなる。
「おい幹事!これはニワトリのコンパかぁ~!」長崎から来た当時は野菜ばかりの鍋の中を覗いて怒り狂ったことがある。

お正月、性懲りもなく烏丸松原の近江チャンポン屋に行きました。食券を買って5分ほど待たされる。微妙に長い。
ここも中身は野菜ばかりです。チャンポンというと中身が魚介類と豚肉がメインの料理のはず。
先月長﨑中華街のチャンポン1200円と税の店。なぜかここも野菜が多すぎて確実に時代とともに劣化していました。
ヘルシー文化に染まってしまったチャンポン。合掌!
本来中国留学生の栄養食がスタート。
最後の最後までエビが残るようなとんこつスープと魚肉もりもりの麺文化を取り戻してほしいものです。

やはり京のお正月は上賀茂の「すぐき」、「竜飛巻き」と相性のいい東北の日本酒がいい。
土佐のお酒は塩辛くて水っぽい。牡蠣なら加茂鶴だが京料理とは合わない。
京都のお酒はなめらかすぎて飲みすぎる。
やはり東北の高清水、刈穂、八海山のどちらかを選びます。
岩手・盛岡時代が長くてお酒は岩手川を選んでいましたが京都のすぐきとは合わない。
アイラモルト・ラフロイグ、アードペッグもダメ。
不思議なことにすぐきと会うのがコルドンブルー、レミーマルタンのブランデー。

ブレンドウイスキー最高峰のシーバスリーガル・ロイヤルサリュートと不思議に合うのが丹波の黒豆。
悪酔いしない。独特の甘味がちょうどいい。

それでもオペラ鑑賞に似合うのがすぐきとぬる燗の八海山でしたね~。
ちょっと厚めに作られたとっくりを沸騰寸前で止めたやかんに3分間。しっかりとしたぬる燗ができる。
ゆで卵を作るなら熱湯から8分間。飲み会の後のラーメン屋さんにお願いしたいゆで卵時間でした。

時計の電池交換なら10分以内1000円と税を目指しましょう。
今日は17時で閉店します。おはやめにお越しくだされ~。

コメント
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