京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のタイムラグ」

2019-06-14 09:28:53 | 時計修理

6月14日金曜日。今にも一雨来そうなお天気です。
明日は百万遍「手作り市」の日。雨になりそうですね~。

雨の日の6月は京のタイム・ラグ。
6月1日の本能寺の変から昨日13日の秀吉の大山崎の戦いまでの流れがあります。
タイムマシン・デロリアンに乗ってこの戦を見に行くとまだ信長は生きています。季節外れ、期待外れの京都の旅になるのだ。
旧暦の出来事なので7月祇園祭宵山のころがちょうど旧暦6月の1日。新月の日になる。
梅雨末期の集中豪雨のころの出来事でした。
祇園祭り宵山の日、突然大雨が降るのは信長の涙なのだと思う。

今の時刻は9時半。今日の仕事が終わったところです。あとはのんびり一般客を待つのみ。
朝10時にはくたびれています。一般のお仕事とはタイムラグがある。
以前、瀬戸内の時計師は一仕事終えて疲れた目を休めに海を見に行く映像を見た。実にうらやましい環境です。
私も賀茂川沿いを信長親子が仲良く上賀茂神社参拝の道を歩いて工房へ向かっています。こちらも贅沢だと思う。
信長親子「鴨川の水、双六の賽、山法師」白河院も悩んだ山法師を退治した自慢話で盛り上がりながら歩いたでしょう。その道をたどります。

「鴨の水、双六の賽、阪神の大山」
「鴨の水、双六の賽、高齢者ドライバー」
「鴨の水、双六の賽、アベの海外旅行」
白河院も信長もどうしようもない悩みの京都の時計師。ぼちぼち工房を開ける時間でおじゃ~。

工房の営業時間は三段階あります。5時までは普通の修理受付、5時以降はチェロの練習の合間にご近所の皆様の電池交換、6時30分で受付終了。
7時までサンサンス「白鳥」、カザルス「鳥の歌」を弾いて一日の終わり。
阪神タイガース守旧うち大山を肴に苦いエビスビールが待っています。


コメント
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