京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のいけず時間」

2019-06-13 09:23:32 | 時計修理

6月13日木曜日 月齢9,7。「とず」
時折「月齢」付きの時計時刻合わせが来る。京都の伝統工藝士にとって月齢は必要とのことらしい。
また今日は「気が閉じる日」なので静かに一日を送ります。複雑な暦が残っている街なのだ。

通勤途中に頭の体操しています。通り過ぎる車の4桁のナンバーを足して3で割る。割り切れると吉。
ところが今朝「6666」のナンバーを2台見てしまう。ぎょっとした。不吉じゃ~。
特に京都の一見さんはいけず事故に遭わないよう気を付けましょう。

北大路猪熊通り上るでは路地からいきなりミニバイクおばさんが飛び出す。注意すると「わたしゃ~いつもこの道や!」と堂々と右側通行しています。
文字通りイノシシ、クマさんの通り道だと思ってくだされ~。

新大宮商店街は「でこぼこの道」なのだ。ひところ流行った道路行政の失敗作。
高齢者ドライバーがジグザグ道を高速でつっ走る。皆さん「アクセルが戻らない車」に乗っているようだ。
なぜか商店主の皆様はこの「でこぼこ」道を嫌うので「いけず植木」や「いけずベンチ」を置いてさらに事故を増やしてしまう。

歩行者は車をよけて店側の足元の「いけず石」を見ながら歩くと頭上の西日除けのテントにガンと当たる。これは痛いのでご注意。
応仁の乱から西日除けはある。「わ~い!ひっかかりよった。一見さんや!」

私はマイカーを手放した。マイバイクもやめた。
高齢者の事故が頻発して起きる前から不要不急の運転はしないのが京都人です。
平成時代観光災害以来、市バスは観光客専用で市民は積み残される。地下鉄へ向かう35段の長い階段ではホームへ降りるまで転んでしまう。エレベーターはキャリーバッグの観光客優先なので乗れない。

バスや地下鉄を利用している人は「よそさん」かお年寄りの皆さん。一般の京都人はひたすら歩く。
高齢者の皆さんの場合ぼったくり京都市。
利用料金は有料なのでもったいないからバスを使うのだ。他の都府県と比べるとちょっと恥ずかしい。
長崎・佐世保市ですら無料なのに京都市はどこにお金を使っているのかね~?京都市のいけずだ。

そんなことで近所に住むおじいさんはバイクが日常の足。
時折、工房の玄関前で右折を失敗してこける。
この交差点カーブを曲がれないのでスローモーションのように縁石にぶつかってこける。あらら~と店を飛び出してバイクを起こしてあげる。
はじめのころはびっくりして救急車を呼んでしまうがこれは一見さんの失敗。
いけずではない、そっとしておくことだ。

昨日、NTTのいけずにたまらなくナンバーディスプレイを契約してしまう。
毎日のように「NTT特約店」から勧誘の電話がかかってきて仕事の手が止まる。
仕方なく「着信拒否」のために契約したが2000円工事費がかかるという。

世の中ちょっとおかしいと思う時計師なのだ。
今日も6時30分まで受け付け、7時閉店。お待ちしております。
















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