京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のリズム」

2019-06-17 09:13:25 | 時計修理

6月17日月曜日。旧暦さつき十五日満月。事故、事件多発日に注意ください。

大阪では物騒な事件が解決。次はどんなことが起きるのかと心配です。
まもなく大阪「たこ焼きサミット」が開催されます。
「マヨネーズごってりかけてたこ焼き会議」
大阪のリズムは4拍子でせわしない。歩く歩調がイラチの集団のようで早く赤信号から青に変わる時間を待てない。
講義のスピードも大阪大学と京都大学では違いがでる。
基本「3分でできるものは3分で食べる!」500円なのが大阪。京都は90分かけて造り90分かけて食べるのが常識。
「もやし」、出汁用の「小魚」も頭と尻尾は抜くのが京都。大阪人はその頭と尻尾が惜しいとクレームになる。

京都は2拍子の一とぅ~二とぅ~のゆっくりした謡リズムの町。
序破急の能が京都人に染みついています。
賀茂川べりのベンチで謡曲、吟などの練習風景につい足を止めてしまう。
それがプロ並みというかプロの人か?すごいレベルなのだからびっくりです。

以前、ヨーロッパの三拍子のワルツに苦労した。一拍目を強く2,3拍は優しくリズムを取ります。
日本人はこれが苦手な人が多い。
長崎生まれの私、京都でもリズムで苦労した。
「越天楽今様」のリズムをチェロで演奏できないとダメ!京都人チェリストの踏み絵のようなものでしょう。
ふにゃ~ふにゃ~の猫のあくびのようにのんびりと弾くのがコツらしい。
「時間はいくらでもあるでおじゃ~。」さすが千年都のゆとりを感じます。

まもなく30日には「夏越の祓」水無月を食べて残り半年の健康を祈ります。
暑い夏の京都はあわててもしょうがない。日本最古の宗教行事。
京都観光では京のリズムも体験してほしものです。

時計師のリズムは毎日エビスビールで一日が終わる。
昨日の「父の日」も何事もなく終わる。
はて~?父の日が執り行われるのは東京だけだったのか?京都は特に何も起きない。

昔、炭鉱町の小学生時代「東京ではお誕生日会というもんがあるとよ~!同級生を呼んでケーキと紅茶でお祝いしてくれるらしか!」
進学で京都上洛までお誕生日会は東京だけの行事だと信じ込んでいました。
誕生日は貴重品のロールケーキ。普通桃カステラをケーキと呼んで食べる。
お腹がすくと昨夜のオヤジたち宴会の残り物の皿うどんを食べるのが誕生日の風習なのだ。

現在も父の日ってなに?の普通のオヤジです。
京都では娘たちの親孝行賞味期限は小学校5年生までだ。それ以降はサービス期限切れ。父の日はカレンダーから削除、要求できないのが京都風なのだ。
とっととあきらめて仕事に向かいましょうね~!

工房は6時半受け付け7時閉店です。お待ちしております。







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