京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の浦島現象」

2019-06-22 09:28:16 | 時計修理

6月22日土曜日。
賀茂川を北上中、私と同じ世代の女性がベンチにぽつんと座って手紙を書いていました。
横には「バーソロミュー」の本。この人も色々と悩みが多いのですね~?
泣きながらこの世に生まれてきた「覚醒」めざめの後、老いた後には痛い痛いと泣きながら死んでいくのが人の定めじゃ~!
「諸行無常」を思う賀茂川べりは最高の場所でしょう。

昨日はシンデレラ時間の話をした。それにしても作家のグリムは女性に厳しいと思う。
真っ赤に焼いた鉄の靴を履かせて死ぬまで躍らせるのだ。

ちなみにグリム版、最下位阪神タイガース連敗要因の矢野、大山コンビなら三条河原で五右衛門風呂・釜茹で刑相当の処分になるか?
お湯がぬるいころは大山をかばって高く持ち上げていた矢野監督。
熱くなるとたまらず大山を踏み台にするか?5分が限界やろうな~ハラハラ見ているとなぜか平気のようだ。
よく見るとなんと木波を下に踏んでいたとさ~。
「木波にへたくそバントをさせない会」結成!
めでたしめでたし。

昔、日常の五右衛門風呂経験者の私。
風呂に丸い板を踏みながらバランスをとって入る。板を踏みそこなったら板が顔めがけて浮いてくるのであごを強打することがしばしば起きる。
五右衛門風呂で育った子供は世のなかの大波を乗り越えることを学ぶ。

「浦島太郎」現象。
キーワードは玉手箱から出る煙。
昨日ネット修理先を探しているとなんとセイコーが一般の人から修理を受け入れているのだ。
受け入れ手法はロレックスと同じで自宅までパッケージを送付してくれる。
以前は時計店を通していないとガンと受けなかった。びっくり!
楽しかった時計業界の仕事も一発で灰になった気分。ネット受付の時代。全国の時計店が消えてしまったのだ。
いきなり風呂の板からあごを強打された感覚でした。

はっと気が付くと私も64歳だ。自覚症状はない浦島太郎。
隣の廃業した自転車屋から出た宝の山はゴミになって捨てられていました。これもショック!
炭鉱町の広場で車輪だった輪を回しながら走って遊んだ記憶が残っていた。あの車輪やスポーク1本1本が宝物でした。
スポークは魚を捕るモリに替わるのだ。

新幹線京都駅に降り立ついい香りがします。なんとこれが玉手箱と同じ香りだと思う。
浦島現象。
フランス語圏ではジュルジュル~とややこしい性格に、ドイツ語圏では主食はひよこ豆とジャガイモで貯金するけち臭いオヤジに、イタリア語圏では昼休み2時間のさぼり癖が身につく。
英語圏では不良品を出しても絶対に謝罪しない頑固な性格に変わり果てた。
京都駅に着いたとたん元の穏やかで優しい人に戻る。
ところが在来線に乗り換えて45分、新大阪から御堂筋線に乗ったとたんややこしく、けち臭い、さぼり癖のある、絶対に謝らない人に替わってしまいます。

まもなくG20が始まります。
明治維新のころの日本人好感度イメージは薩摩藩の武士のイメージが染みついたという。
2019年からは大阪人がそれにとって替わるのが怖いですね~。

今日は土曜日。吉本の元座長木村進さんが亡くなってひと月。
大阪も寂しくなってきたものだと思う。
今日も明日もしつこく営業。お待ちしております。








コメント
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