京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のAI時間」

2019-06-15 09:10:11 | 時計修理

6月15日土曜日。雨。
時計、夏ボーナス商戦の週末。この日になぜかこんな暴風雨。
また百万遍「手作り市」の日です。テントが吹き飛ばされないように祈ります。

食品スーパーでは雨の日の売り上げは通常日比較70%だという。実にうらやましい数字です。
時計業界では50%減は当たり前。人はお天気が晴れていないと時計を買わない。
わざわざ傘をさして時計を買いに行かないのだ。
お天気リスクに左右されやすい業界です。

特に交通アクセスが悪い京都市は雨の日セールをやっても効果がない。夏は暑い冬は寒い年中お天気は悪いのだからね~。
高級住宅地北区の富裕層は四条まで降りてこれない。
市バスの交通アクセスが悪いのに逆に中心部に駐車場が極端にすくない。
四条大宮のバス停では電線に留まっているスズメよりずらりと並んでいる人のほうが多い。

市内の駐車場は昭和時代から減少しているので郊外の大型商業施設に客を奪われるのは当たり前です。
京都市は「お買い物は公共交通機関をご利用ください」と呼びかけに終始しているのがむなしい。
観光客と買い物客が多い土日祝日にかぎって市バスダイヤの本数が少ないのが矛盾している。

こんな雨の日にがらんとした誰もいない広い時計売り場を見に来てくれる人は盛大に歓迎されるのだ。

先日久しぶりにコンビニで「つり銭落とし」をやられた!アルバイトの女の子はいかにも嫌そうな接客。
すぐにでもタイムカードを押して帰りたいようだ。なぜ不機嫌なの?と心配してしまう。
つり銭を渡す際に手に触れたくないので10センチ上から落とす。
私は左利きなので1円玉がこぼれ落ちることになる。
室町仏光寺のファミマは危険だ。落ちたら待っている客からドンクさいジジイ~に批難の目が集まる。

常に外人観光客が多いので忙しい。これでは客層は悪くアルバイト時間給は費用対効果が悪い関係で定着率は下がる。
逆に北区のコンビニは高級住宅地を背景にしているせいか定着率は高く「釣銭落とし」は全く起きない。
四条のコンビニではアルバイトの求人募集はこれから祇園祭にかけて大変なのだそうだ。
AI化が進みアンドロイドは下京区から始まるでしょう。ジジイたちは気持ちよく買い物ができる時代到来か?

上七軒のお茶屋さんにもアンドロイド芸舞娘がいたら面白い。
「旦那さんの話題に全部沿って接客しますどすえ~!」アマゾンの本、雑貨買い物データやら旅行履歴まで熟知した舞子さん登場!
これでジジイも安心して敷居の高いお店に繰り出せるのだ。
「最近時計をついけている人はおへん!スマホで十分どすからねぇ~」
ぼろっと帯からスマホが落ちる時代だ。ひと昔の時計屋はモテたというがこれからはアンドロイド舞子がいいかも?
「IWCのテンプ機構はきれいどすえ~!寝る前にローターの音を聞いてると落ち着きますね~。」話が合うのだ。

先日の白内障手術で若い先生から「時計が仕事の患者さんは初めてです!」
時代がアナログからAIに替わってきたのだ。
最近の時計師は網膜剥離、飛蚊症にもならないのか?ちょっと寂しいもんだ。
今日は6時30分まで受け付けとっとと帰る。お早めにお越しくだされ~。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする