人生とは美しく刺激的なリッチ。

へんてこでも自分らしい生活。
美に感動、優に感謝、心に感性。

エンブリオ(下)

2008-06-11 23:32:04 | 書籍。
・エンブリオ(下) 帚木蓬生 (集英社文庫)

一年間に生まれる赤ん坊の数が120万人として、同じかそれ以上の胎児が中絶されている、少なく見積もって100万人―。望まれない妊娠の果てに堕胎される胎児が年間少なくとも100万人にのぼる反面、コウノトリに見放された夫婦が赤ん坊を求めて10年20年と放浪の旅を続ける―。堕胎に走る親は闇に姿を隠し、不妊に苦しむ夫婦も暗がりでひっそりと悲しみを抱き続けている現状―。
その架け橋となる岸川の行為は正義か不正義か?善か悪か?それに答えは出せないが、一つはっきり言えることは「ビジネス」と結びつけば悪に向かう可能性が大きいということ。先端医療を市場の舞台に放り出せば技術進歩が加速することは間違いない。しかし、生命倫理として守らなければならない領域があろう―それが何かわからないのだが―市場の中でそれを守ることができるのだろうか。
本作品はフィクション小説であるが、妙なリアリティがある。近い将来、現実になるのではないかと思ってしまう社会。病院が株式会社経営に近づきつつある日本―。
医療に対して関心が持て、「岸川」の人間性に興味をそそられる作品。

エンブリオ(上)

2008-06-10 23:53:48 | 書籍。
・エンブリオ(上) 帚木蓬生 (集英社文庫)

エンブリオ―、それは受精後8週までの胎児。
このエンブリオを培養して臓器移植―、男が妊娠―、人工子宮―、神の領域に踏み込んだ医療実験の数々、先端医療技術における生命倫理を考えさせられる衝撃の一作。
体外受精、人為的流産、不妊症、それは神の領域「生命」に関わるものであり、人が手を加えることは倫理的・道徳的に反する…?!しかし、そもそも医学・医療は患者の延命に資することを使命とし、人の運命・生命に関わる行為を行ってきた。つまり、「生命」は医学により既に人間によって踏み込まれた領域であると言える。であるならば…
また、エンブリオは「人」か?もちろん日本国の法律では「人」ではないとされているが、大きな問題である。
法律の盲点をつき、倫理・道徳的に批評を起こす天才産婦人科医の行為にドキドキしながら下巻へ―。

ブルータワー

2008-06-09 23:59:04 | 書籍。
・ブルータワー 石田衣良 (徳間書店)

 21世紀の新宿。瀬野周司は高層マンションの一室で、悪性脳腫瘍の痛みに苦しんでいた。死の宣告は、冷静に受け止めていたはずだが、ある日、激痛のなかで、意識がタイムスリップ。そこは高さ2千メートルのタワーに住民が暮らす未来社会だった。22世紀中頃に勃発した世界大戦で、人類は破滅の危機に陥っていた。ウイルス兵器の使用で下界は黄魔に汚染され、タワー外では人間が普通に暮らすことが出来なくなっていた。
ここで周司はセノ・シューと呼ばれ、特権階級の人物となる。タワー内では、上層民と下層民との間で泥沼の戦闘が繰り返されていた。双方のテロが相次ぐなかで、セノ・シューは人類生存の方法を模索する。人類の未来を救うために、自分の余命を知っていながら瀬野は行動を起こす―。
当作品はフィクション・ファンタジー。がフィクションと言っていられるのは今だけかも?近い将来、こんな世界は現実のものとなるのではと思ってしまう。
大量の資源を消費しながら建っていた2つのタワー。冷房・空調をきかせ、電気はギラギラと、大量消費、人間に快適な空間を作り上げていたタワー、それは経済大国の象徴であった。しかし、9月11日、もろくも2つのタワーは崩壊した―。この人間の快適空間が崩れ無くなるとは、誰もが予想していなかったであろう。そして人々は怒り、驚き、嘆いた。しかし、タワーを失った理由をテロという名に向け、まるで自分達には全く非が無かったかのように扱った。自分達が相手国を苦しめ、その結果、逆襲にあってタワーは崩壊したとは決して認めない―。中東の人々は苦しみに耐え続けていたのに。
同じように―、自然を苦しめ続けている現在…、いつか自然の逆襲にあって人間が生活できない程に地球が崩壊されたとしても、人間は自分達が行ってきた行為に真正面から非を認めないのだろう。まるで、異常気象という名のテロにあったかのように認識するのでは―。気象を異常にしたのは自分達であることを認めずに―。
意識改革を起こさなければ、地球と言う名のタワーが突然に崩壊する日は早まろう―。

比叡山延暦寺 横川エリア。

2008-06-08 20:36:45 | 関西。中部旅行。
めちゃんこ汗ビッショリになって、
やってきた比叡山延暦寺の横川エリア
ボクにとっては3つのエリアで1番うーん、ってところかな。
あまり感動しなかったもん。
横川中堂は朱色が鮮やかで新しそう・・・。
ボクはわびさびな建物が好きなんだけどね。
でもね、
横川中堂の石段が素晴らしいの!

この自然がたまらない!
それで、あと有名なところでは元三大師堂(四季講堂) ね。

おもくじの元祖らしいよ、ここ!

意外に広く、
あまり有名でないところをウロウロ。
観光客が誰もいない。

まじっこ寂しい道。。。

ラスト、時間が無くなってきたんで再び西塔エリアへ。
今度はバスに乗ってね♪
もう絶対に歩けないよ、横川~西塔間。


裏の道を通るとまた美しい景色が。

ボクはこう、自然と人工物の共存の中で、
自然物の方が勝ってるような風景が好き。


4時半を過ぎたので早歩きでバス停留所に向かう。
ホントに風流な道が続く。

見上げればトトロのような木々。

5時頃のバスに乗って京都駅に向かう。
もうグッタリ疲れてたので、
そのまま新幹線にのって帰路へ。
今回の比叡山の旅、まじっこ素敵な旅となりやしたん♪

西塔から横川へ。

2008-06-08 15:00:47 | 関西。中部旅行。
比叡山延暦寺の西塔エリアから横川エリアまで歩いた。
この2つのエリアは自動車道路で結ばれていて、バスも通っている。もし、横川エリアに行くときには、ぜひバスをご利用ください♪間違っても徒歩で行かない方がいいです♪

って、ことで、
約6キロメートルの徒歩の旅。
めっちゃんこキツイ!
汗ビッショリ!
大抵は道が整備されていて進むべき方向がわかるんだけど、途中何度か迷う場所があるのよん。だから、歩いていて、この方向で本当にいいのか?って心配になることが何度か笑。ってかー、アップダウンが激しくて、まじっこキツイよん。

だーれも歩いていないし、
変な虫がいっぱいいるし、
ちょっぴコワい、さびしい。

途中、玉体杉っつうデッカイ杉があらわれる!
突然だからびっくりするよ。
ってかねー、
自動車道に何度かぶちあたるんだけど、
道路を歩けたらどんなに楽だろう・・・と想う。
山道は足場が悪いし、
険しいし、虫が多いし・・・。
でもね、
とっても貴重な体験ができるし、
思い出になるのは絶対。
森を抜け、自分が歩いてきたところを観ると、

絶景だけど・・・
やっぱり歩いてくるよーなところじゃなかったな笑。
横川エリアに到着。
歩いた時間は1時間半。

比叡山延暦寺 西塔エリア。

2008-06-08 14:43:55 | 関西。中部旅行。
比叡山延暦寺の西塔エリア。
ここは東塔エリアとはまた違った趣があって、
静寂というコトバが当てはまるよーな、静かさの中の空間。
まさにわびさびの世界で、自然もどことなくさびれ
それがとっても美しい。

常行堂・法華堂(にない堂)にまず参拝。
苔のグリーン・カーペットがめちゃんこ美しい!!

それから椿堂へ。
昔、聖徳太子が比叡山にのぼって、ここに椿の杖をさしておいたところ、根付いて枝葉が茂ったとかで、それで椿堂らしい。

めちゃんこ風流!!
味があるよねー!
すっごい!
神仏を感じる場所よ!
ボクはね、ココロが、なんか騒いだよ。
苔と草木が茂った石段。これを登ると椿堂があるのね。ここに辿り着くまでの道も素晴らしいのよ!大自然の中の参道。

それから、釈迦堂へ。

石段を下ると、

大きな建物が。釈迦堂ね。
信長の焼討ち後、豊臣秀吉が大津の三井寺から移したもので、天台建築様式の代表とされる山内最古の建物らしいです。この建物の横に大きな木があって、その迫力にボクは驚かされたよん。


比叡山延暦寺 東塔エリア。

2008-06-08 13:54:00 | 関西。中部旅行。
坂本ケーブルに乗って比叡山へ。
ケーブルを降りたところからの眺望もよろしい♪
琵琶湖が一望できてね、うーん♪美しい。

けど、今日は雨上がりの為、うっすら曇っててね、
透き通るよーな晴れ渡った景色ではなくて残念。。。

15分ほど歩いて東塔エリアへ。

【東塔エリア】
延暦寺発祥の地であり、本堂にあたる根本中堂を中心とする区域。


1番の目玉はやっぱり根本中堂(国宝)

「根本中堂」は日本で三番目に大きい木造建築であるらしく、その大きさにビックリ!絶対に写真の枠におさまらなーい!実際に自分の目で見ないと、その凄さが伝わらないと想うん。

殿内には靴を脱いで入ることができる。
けども、暗くてよく見えないん
それでもねー、内陣を観ると感動するー。
薄暗いながらも、その広さが見え、
また、本尊の前にはあの有名な「不滅の法灯」が観られる。
これは菊の紋章の描かれている六角形の三個の釣灯籠で、菜種油が燃焼するほのかな光を放ち、延暦寺創始以来1200年間消えたことがないとか。信仰心が強くないボクでも、その神秘的で不思議な空間に引き込まれていったよん。
根本中堂の正面には有り得ないほど急な石階段があって、それを登ると「文殊楼」が建ってる。

大講堂内は祖師たちの像が安置されてた。
この辺りの建物は新しいそうで、今までの雰囲気とはちょっと違ったね。


あとは国宝殿に行って、東塔エリアは以上。
ここからバスに乗って比叡山山頂に行き、
それからまたバスに乗って今度は西塔エリアへ。


日吉大社。

2008-06-08 10:06:27 | 関西。中部旅行。
日吉大社

今日は比叡山に登ろうと思い、JR比叡山坂本駅で下車。そこから、ケーブル坂本駅まで徒歩。この徒歩の最中、すばらしい寺院がいっぱい!坂本地区がこんなに素晴らしいところだとは知らなかった!ホントはあれこれ訪れたかったんだけどさ、今日は時間が無かったので日吉大社だけ参拝。

この地区の美しさは苔のグリーン

西受付から入場したので、
まず大宮橋

目に観る美しさは当然に-、ココは耳で聴く美しさが凄い!橋の下に流れる川のせせらぎ-、まじっこ爽快な-、シアワセなお時間を過ごせます。

時計回りに境内を進み-、

大自然溢れる道を通って、西本宮へ。
まるで宮崎駿アニメのよーな、壮大な自然の中に時の経過を感じさせる社が佇む。今日は何かわからないけど行事をしてた。宮司さんたちが祈祷してたからね。それにしても、空気がピンッ!とした厳かな空間だったなぁ。


宇佐宮、白山宮などなど、感動いっぱいの地をどんどん歩いた。

どの社も相当な年月を感じさせる古さで、
まじっこ厳かな感じを受けたん
京都の寺院とはまた違う-、
何が違うのかはわからないけど、
そんな感じの空気を醸し出してるよーな。
自然との一体化がより鮮明なのかな?!

道も-、
ココロが洗われるよーな、
ボクがとっても好きな感じの道。

境内を一周して、ラストの国宝東本宮へ。


京都町並み。

2008-06-07 22:15:16 | 関西。中部旅行。
午後から京都旅行。

梅田から河原町まで阪急電鉄で行った。
京都まで阪急電鉄を使ったのは初めて♪

特に、ってか、全く寺院に行かず、
ただひたすら民家を歩いた。
夕方に祇園あたりを歩いたから、
舞妓さんが多々現れた
舞妓さんって超忙しいんだね。
観光客パパラッチを振り切るよーに、
ササッと通り過ぎていくん。

それにしても京都の民家はいいねー。
味があるよん。
落ち着くわん。
関わりがないのに、懐かしい感じがする。

JRビルの展望通路を歩いて今日の旅行を終えたん。

愛と死のアラビア

2008-06-07 14:43:37 | ミュージカル・コンサート
『愛と死のアラビア』
-高潔なアラブの戦士となったイギリス人-


午前11時の公演に間に合うように宝塚大劇場に向けて出発。
新神戸までのぞみ車内、デッキにずっと立ってた。
朝からつらいなぁ・・・。
早め早めで行動したはずが、宝塚駅に着いたのは10時半とギリギリだった。

今回は真飛聖の主演お披露目公演!!
ボクの家族は春野寿美礼のファン一家。
どんな花組に生まれ変わったのか期待いっぱいで行ったのさん。

やっぱり春野寿美礼がいないのは寂しいけど・・・
それでも、今回の公演とっても良かった!!
特にグラン・ファンタジーが最高に良かったよん!
ちょーゴージャスな衣装に、リズミカルなお時間♪
とっても楽しむことが出来たん。
最後の大階段のときも、真飛聖を全員で迎えるシーン、
新しい花組のスタートを感じたん!