人生とは美しく刺激的なリッチ。

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西大寺 会陽。

2011-02-19 23:43:30 | 九州・中四国旅行。

今日は楽しみにしていた裸祭りを鑑賞する為、お出掛け。

18時過ぎにJR西大寺駅に到着。
電車を降りたときにまず思ったのが-、
“本日は非常に暖かい”と。
2年前に鑑賞に訪れた時は、それはそれは寒かった。

駅から会場までは徒歩で15分程度。
この歩いて向かう最中のワクワク感がたまらない。

19時頃に西大寺に到着。
まず商工会議所で立ち見席のチケットを買う。
1人1000円の東側の立ち見席。
ココにベストな観賞場所があるの。


20時までは境内を鑑賞客も自由に歩き回ることが出来る。そして、既に何組かの裸集団は『わっしょい、わっしょい』の掛け声と共に走っている為、“裸さん”を間近に観るチャンスはこの20時までとなっている。その時刻を過ぎると、鑑賞者は強制的に鑑賞エリアに集められ、“裸さん”を間近に観る機会は無くなる。


21時頃になると急に“裸さん”が増えてきて、まずは水で身体を清める為に“垢離取り場”へ向かう。ここで水浴びをしているシーンを鑑賞出来るスポットが1000円立ち見席にあるのだ。だからこそ20時過ぎには指定エリアに行き、この場所をゲットするのです。裸たちの凄まじい水浴び光景を見ずして裸祭りを観たとは言えない程に興味深い世界がココにはある。

とても水が冷たいようで、悲鳴と雄叫びが飛び交いながら、裸の男たちが大騒ぎ。大人が騒ぐ様子は、まさに“お祭り”って感じ。外国人の参加も多く、彼等は特に大はしゃぎで、観てて面白い。


本堂に“裸さん”が集結。
汗と打ち水が湯気となって立ちこめている。
手を挙げた群衆が右へ左へ流れながら-、それはまるで海藻の揺らぎのようである。あまりの揺らぎの末には、人による雪崩が起き、ドドドドドッと音を立てながら崩れていく。恐ろしい光景だ。


22時、遂に“裸たち”の頭上に2本の宝木が投下される。
この木を確保した者が本年の福男となる。
宝木が投下された直後、照明が一斉に消え、裸群は巨大な渦となって大きなうねりをみせる。興奮状態も最高潮となり、獲得合戦が繰り広げられる。

この獲得合戦中の光景は、なんとも神秘的で美しく幻想的。
立ち込める湯気に、カメラのフラッシュライトが反射して、それは本当に一度観る価値有る光景である。しかし、一度訪れてしまうと、きっとリピーターになること間違いなし。


今日は岡山駅前のホテルに宿泊。
西大寺駅から岡山駅までは乗車時間15分程度だったと思う。