・ただ、顧客のために考えなさい プルデンシャル―営業力の秘密
原 年廣 (ダイヤモンド社)
日本国内では歴史の浅いプルデンシャル生命保険ではあるが、現在社員数3000人、契約数100万件を超える規模にまで拡大を遂げている。その原動力は“ライフプランナー”と呼ばれる保険営業のプロ集団にあるとのこと。しかし、その彼らが顧客に届けているのは“保険”ではなく“顧客の夢を実現するための手段”であるという。このような国内の生命保険会社と全く異なる理念、スタイル、方針の下で進み続けるプルデンシャル生命。日本での定着は絶対に無理と言われていたこの会社が何故に受け入れられたのか-、いや益々受け入れられつつあるのか、そのヒントがこの書籍内にあるように思う。
まず、この本を読むにあたっては、自己が持つ“保険や保険会社に対するイメージ”を取っ払った方が良い。日本国内の保険会社に対するイメージが頭の何処かにあるままでは、自己が持つフィルターを通して読み進めることになってしまい、きっと当書籍が本当に伝えたかったことを受け取れないと思うからである。“キレイゴトである”とか“真価が見えない”など表面的なことで評価するような内容になっているわけではない。自己的価値観フィルターを外して読めば、書内で描かれているヒューマンドラマからも汲み取れるであろう、一企業が大切にしようとしている哲学や理念が浮き立ってくる。社会で活躍している人の総てが“保険”を売っているわけではない。いや“保険”を提供している人はごく僅かであろう。だが、顧客を相手にして活躍している人は多いはずだ。また、組織に属して活躍している人も多いと思う。ならば、あなたは顧客に何を提供しているのかハッキリ言えるだろうか。また、あなたが属する組織は何を目指し、何を目的として社会に存在しているのか、ちゃんと理解しているか。胸を張って声に出して言えなかったとき、この一冊を読み考えることは大いに有意義だとボクは考える。
原 年廣 (ダイヤモンド社)
日本国内では歴史の浅いプルデンシャル生命保険ではあるが、現在社員数3000人、契約数100万件を超える規模にまで拡大を遂げている。その原動力は“ライフプランナー”と呼ばれる保険営業のプロ集団にあるとのこと。しかし、その彼らが顧客に届けているのは“保険”ではなく“顧客の夢を実現するための手段”であるという。このような国内の生命保険会社と全く異なる理念、スタイル、方針の下で進み続けるプルデンシャル生命。日本での定着は絶対に無理と言われていたこの会社が何故に受け入れられたのか-、いや益々受け入れられつつあるのか、そのヒントがこの書籍内にあるように思う。
まず、この本を読むにあたっては、自己が持つ“保険や保険会社に対するイメージ”を取っ払った方が良い。日本国内の保険会社に対するイメージが頭の何処かにあるままでは、自己が持つフィルターを通して読み進めることになってしまい、きっと当書籍が本当に伝えたかったことを受け取れないと思うからである。“キレイゴトである”とか“真価が見えない”など表面的なことで評価するような内容になっているわけではない。自己的価値観フィルターを外して読めば、書内で描かれているヒューマンドラマからも汲み取れるであろう、一企業が大切にしようとしている哲学や理念が浮き立ってくる。社会で活躍している人の総てが“保険”を売っているわけではない。いや“保険”を提供している人はごく僅かであろう。だが、顧客を相手にして活躍している人は多いはずだ。また、組織に属して活躍している人も多いと思う。ならば、あなたは顧客に何を提供しているのかハッキリ言えるだろうか。また、あなたが属する組織は何を目指し、何を目的として社会に存在しているのか、ちゃんと理解しているか。胸を張って声に出して言えなかったとき、この一冊を読み考えることは大いに有意義だとボクは考える。