国宝 青不動明王 御開帳。

京都の東山青蓮院門跡にて、平安創建以来初めて国宝青不動明王を御開帳するということでお参りに行った。青不動明王は、日本三大不動の一つであって、平安時代から秘仏として高僧の手によって青蓮院に代々受け継がれてきたらしい。５色不動明王【青・黄・赤・白・黒】の中でも身体が青色の青不動は最上位にあるとかで、信仰上も、そして美術史上でも至高の仏教画であるとのこと。実際に拝見するとね、部屋が薄暗いのもあってさ、濃淡がハッキリ見えず何を書いてるのか非常に認識し難い。だけども、その空気感はスゴイ、雰囲気があるというか…オーラというか…。こういうね、何千年もの時代をまたがる作品に出会うと自己の思考世界をパッと広げてくれる感じがする！自分が造っている“壁”をぶち壊し、壮大なテーマの世界へ導いてくれるというか…、こんな機会を日々の中に多々つくっていきたいと思う。

青蓮院門跡の庭園も散策できる。この時期は夜にライトアップもしてるらしい。確かに、よく手入れされた美しいお庭だけど…、まぁ～“うわぁー！”って感動する程のものではないかな。そこそこ、ってのが感想かな。


この後、お隣の知恩院に参拝して、本堂の堂内に座ってボケ～と１時間。無になって、あまり考えず、お香の匂いに、お経のＢＧＭ、そしてひんやりした空気。この時間はホント贅沢な時間だなぁ～と実感できる珍しい時間かな。

非常に眠気を感じたので、早めに大阪のホテルに戻った。